金魚cafe

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新酒のお知らせ

2016-11-27 12:06:19 | 日記

この緑の色も鮮やかな杉玉があがったら新酒ができましたよ~。というお知らせ。

まだ青々としているあいだに見れたのはラッキーです。

新酒ができたということはジャーン!酒粕もできたということで買ってきました。

酒粕は板粕とバラ粕とありましてどちらも同じです。
きれいに板に整えた酒粕の端しっこがバラ粕でお値段もお得です。



帰りに京都芸大のカフェに寄りまして猿之助さんプロデュースのコーヒーとフレンチトースト頂きました。

コーヒーはあまり苦くなく香りが高く飲みやすいです。
フレンチトーストはトロッとフワッとで甘さあっさりでコーヒーと良く合います。



おみやげの酒粕と猿之助ブレンドのコーヒー。
甘いお菓子が好きなうちの子たちはお菓子がなくてちょっと残念そうです。

酒粕で甘くて身体がぽっかぽかになる甘酒作ろうねと言うと喜んでます。(^^)

カツラじゃない

2016-11-23 11:13:27 | 佐々木蔵之介さん


やっとカツラじゃないお姿で登場。

なんだか若返ったみたいです。

さすがアンチエイジング大賞受賞。(^^)

やんちゃな少年みたいで網持ってセミ採りに行くって言っても似合うと思います。(^^)

頭のかたちが良いので(骨格標本みたいに完璧)坊主でも良かったのにいろんな方面でのオトナのお約束があったのでしょうね~。

これからまた伸ばしていかれるのでしょうがこの感じステキですわ。(^^)v

希望荘

2016-11-23 00:10:42 | 読んだ本
宮部みゆき著 小学館。

「ペテロの葬列」のちょっとショッキングな終わり方から続く杉村三郎シリーズと言って良いのかわかりませんがその後の杉村さんは探偵となりました。

聖域、希望荘、砂男、二重身(ドッペルゲンガー)という四つの短編が載っております。

他に文庫本の「ソロモンの偽証」に書き下ろしであの涼子ちゃんとコラボの短編もあります。

今出家をでた杉村さんのその後の順番としては砂男、聖域、希望荘、二重身(ドッペルゲンガー)となります。

砂男では今出家を出て独り身となった杉村さんは故郷の山梨に戻りますがそこには彼の居場所はありませんでした。

そこで探偵となるきっかけとなる出来事と人と出会うわけですが、悪い人は出てくることは出てきますがごく普通の人たちのそれぐらいは許されるんじゃないかという一滴の毒のようなものが溜まっていきせき止められていたものがあふれ出すと悲劇が起こる。

四つの短編はそんなストーリーです。

全員が救われるわけではないけれど真実が明らかになることによって前に一歩踏み出せる人がいる。

そのために杉村さんは探偵になったのではないだろうかと。

杉村さんは自分は厄介ごとを引き寄せる体質なのではないかと悲観しているのですが、困っている人が杉村さんならばちゃんと話を聞いてくれるだろうと頼ってくるから巻き込まれるのではないかと。

真っ当な人で危険も察知できるし、言っていいことと悪いこともちゃんとわかっている人だけれでも人が良すぎるというかちょっと危ういところもあり、面倒見なくちゃと昔の職場のビルのなかに入っていた喫茶店「睡蓮」のマスターだったり、探偵事務所を始めるために借りた家の大家さんだったりとそういう人に囲まれているのが杉村さんにとって救いなのかなと。

これが宮部ワールドのお江戸ならばお天道様の下で毎日額に汗して働いて今日も一日無事過ごせておまんま食べられることに感謝してで済むのですが現代というのは便利なようでいろいろめんどくさいものだなあと。

続編が出たということはドラマも続編希望なのですが、今出コンツェルンの会長の役の平幹二朗さんが亡くなられたので難しいかなあと。



BSプレミアム 獄門島

2016-11-19 23:54:29 | ドラマ
最近のBSプレミアムは江戸川乱歩や横溝正史を大々的に紹介しております。

まさかBSプレミアムで「獄門島」がドラマ化されるとは思いませんでした。

他局民放で何度も放送されていますし、やっても不思議じゃないけれど原作の中でとても重要な部分が放送してよいのかというところがありまして映画はそれは問題なかったのかなあと。

実際にはちゃんとそこはカットされておりませんでした。(原作をお読みいただければあ~~と思われると思います)

私の中で金田一といえば初めて観たのが石坂浩二さんでその次が古谷一行さん、そして渥美清さん(渥美さんは袴姿ではありませんでした)というイメージなのですが長谷川さんは今までの金田一耕助とは違っておりました。

金田一らしくしようと思うとどうしたって石坂さんや一行さんになっちゃうので新しいタイプの金田一耕助誕生したのではないかと。

石坂さんの天使っぽさと一行さんの親しみやすさ、渥美さんの袴姿ではない外見が違っても金田一だと思わせる表現力。

意外なところでは池辺良さんや高倉健さんも金田一耕助を演じられていたそうです。

いつか観れるといいなあ。

長谷川さんの金田一耕助は戦争から帰って来ばかりで戦地に行ったものでないとわからない凄惨な場面を見てきて一人、二人を救うだけの探偵なんてと意味があるのか?傷ついている繊細さと鋭い推理力を持ち合わせたタイプだなあというのが私のみた長谷川金田一です。

映画が原作通りではなかったので(原作を読んでいただければ)ドラマは原作に沿っていたと思います。

映画では真田丸のばば様があの3姉妹の母親役をされていたなあとそんなことを思い出しながら今年は真田丸つながり多いなあと思いながら観ておりました。

草笛光子さんは市川崑監督シリーズに全部出演されていました。(私の記憶では)

ドラマでは金田一耕助と一緒に事件を解決する理解者でありパートナーとなる等々力警部がまだ登場しておりませんでした。

磯川警部は岡山県警の方なので東京が舞台だと等々力警部が登場しなくちゃドラマが始まりません。

加藤武さんの等々力警部を観るのが楽しみでもう様式美のようにこれが観たかった~というシーンがいっぱいありました。

なんだか続編があるようなことを匂わせながらの終わり方でしたので期待していいのかしら?

ステーキの旅と同じく続編期待しておりますとお手紙書いたりしたら応えていただけるかしらと。

やっぱり名探偵が登場するドラマ面白いですね。

名探偵といえばトーマはどうしたんでしょう?






あの大鴉さえも

2016-11-15 21:02:29 | 芝居
「あの大鴉さえも」を観るためABCホールに行ってきました。

小林聡美さん、片桐はいりさん、藤田桃子さんのお三人。

小林聡美さんは映画「かもめ食堂」「プール」「めがね」などで拝見して好きな俳優さんです。

片桐はいりさんは「もぎりよ今夜もありがとう」が面白く読ませていただき、その中で舞台のことを出来立ての料理にたとえてらっしゃったのが印象に残っています。

藤田桃子さんはすいません、このお芝居があると知るまで存じ上げませんでしたが、俳優さんというくくりではなく、パフォーマーでいらっしゃったのですね。

舞台はシンプルな白い壁と机の上のチェスボードが置いてあるだけ。

なにが始まるのかとワクワク。

小林聡美さんが登場。

初めて観る小林さんはとても華奢な感じで「転校生」という映画を初めて観た時からあまり変わってらっしゃらないなあと。

そして小林さんチェスを指し始めます。

はいりさん、桃子さん登場します。

3人の役に名前はないようです。

3人は女性ですが男性3人という設定でとてつもなく大きなガラスを運びます。

舞台のセットは壁と机とチェスボードだけなのでそのガラスというのは3人の動きで表現されるのですが質感や重さをあるようにみせるというのが難しそうだなあと。

ガラスを運ぶ仕事を頼まれた男性(小林さん、片桐さん、藤田さん)3人。

観ているとリーダー役が小林さんで、はいりさんは荒っぽい役、藤田さんは理屈っぽい役でこの2人は反目しあっています。

必ずしも仲良しではなく、何のために、何処へ運ぶのかわからぬまま進んでいくストーリー。

依頼主の家を訪ねるために調べに出かけるリーダー。

そしてリーダーがその場を離れた間の2人のやり取り。

藤田さんの指先からつま先までピンと伸びている動きがきれいで、はいりさんは実際に拝見すると背が高くて手足が長いので動くと非常に存在感がありました。

自分たちの動きをチェスボードにたとえているのか?

ここでチェスが重要な役割があるようなのですが、チェスというものに普段接していない私にはちょっとついて行けないところもありました。

運んでいる時間が観ている私たちには長い時間に思えたのですが、3人には重たいものを運んでいる間の束の間の休憩時間でのやり取りだったのだと観ているものと実際に動いてるものとでは感覚の違いがあるのだなあと。

この「あの大鴉さえも」が初演されたのが1980年であったとはもう30年以上も前に書かれたものなのに全然古い感じがしなかったです。

いろんなものをそぎ落としているようなシンプルな舞台でした。

それだけ3人の呼吸を合わせることや動きが大事な感じがして終わった後のお3人の笑顔を見ると良いメンバーだったのだなあと思いました。

カーテンコールのとき小林さん、はいりさん、藤田さん、演出の小野寺さん、脚本を書かれた竹内さんも舞台に登場されてとてもいい雰囲気の千秋楽でした。

またこのメンバーで何か公演されるときにはぜひ拝見したいです。