お天気の良い平日。
三宮の神戸市立博物館に行ってきました。
フラワーロードを歩くと花時計がきれいです。
神戸を歩く、とくに海に向かって歩くのは気持ちがいいです。
山を背に海に向かって歩くと視界が広く、遮るものがない、開放感を感じます。
北斎を代表する浮世絵が入口に。
平日にもかかわらず大勢の方々でにぎわっていました。
イヤホンガイドは猿之助さん、浮世絵をコレクションされていただけあって適役だと思います。
まず1781年の天保年間の春朗となのっていた時代の浮世絵、芝居の場面や役者絵が多く、舞台「非常の人何ぞ非常に」でも登場した瀬川菊之丞であったり、「スーパー歌舞伎空ヲ刻ム者」に出演されていた市川門之助さんの6代前のの門之助さんの浮世絵が展示されていたりしてなんか不思議な感じがいたしました。
北斎さんといえば風景であったり、北斎漫画と呼ばれているものだったり、四谷怪談のお岩さんとかをまずイメージしていましたが、若い時はいろんなものを描かれていたのだなあと浮世絵のことを知らず観に行ったので猿之助さんのナビはわかりやすくて良かったです。^^
そしておなじみの富嶽三十六景お江戸ではどこからも富士山が見えたのですね。
いろんな場所、季節によって富士山はいろんな顔を見せてくれました。
青い色がきれいでこれは当時の刷り上がったばかりの版画だったらもっと鮮やかであっただろうと思います。
風景の中には富士山を眺めてお弁当を食べたりとのんびりとした人々が描かれています。
お江戸の人々が今ビルばかりの現在の東京を見たら富士山が見えなくてがっかりするかもしれませんね。
北斎は風景だけでなく生き物も多く描いていました。
写真のように正確な描写。
団扇に描かれた鯉は生きているかのように生命力にあふれていました。
びっくりしたのが絵を切り抜いて組み立てられる浮世絵。
あまりに精工にできているのですごいなあと。
定規をあてて描かれた様子はないのでフリーハンドみたいです。
頭の中に出来上がった完成形をイメージしてるんですね。
これが拡大して展示されてるものです。
6月22日まで開催されています。
帰りに駅でポスターを発見。
地元ではあまり見かけないので嬉しかったです。^^
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