金魚cafe

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NHKアーカイブス「新八犬伝」

2013-02-24 22:21:05 | テレビ
これをご存じの方はある程度限られていると思います。

私が子供の頃(ばれますね^^;)これが大好きで大人になってからも東京にいったとき辻村ジュサブローさんの美術館にいこうと水天宮を巡ったこともあります。(残念ながら時間が遅くて閉まっていました。)

いまでこそきちんと保存されていますが、当時はビデオテープが貴重だったため、使い回しをして全部残っていないのです。

TV局がそれですから一般の人が映像残せるわけありませんよね。

それでも何話か残っているものを観て改めてこんなに素晴らしかったのだと感動しました。

まず語りと主題歌を歌っていた坂本九さん。

この方ホントにエンターテイナーだったんだと八犬伝ですから基本音楽は三味線、太鼓なのですがそれにピタッとあわれて流れるように語るところ、そしてところどころにユーモアを挟んで飽きさせません。

モチロン歌もこれは九ちゃん(ずっとそう呼んでたので)だからこそ歌える歌で今九ちゃんが元気で活躍されてたらTVってどんなふうになってただろうと思います。

そしてジュサブローさんの人形の素晴らしさ子供のときは玉梓という怨霊がでてくるのですが、あまりに怖くて夜出てくるんじゃないかと寝るのが怖い時もあるぐらいよくできていました。

今考えてみるとコドモが観るからといってコドモのレベルで作っていなかったんですよね。

ストーリー、人形、舞台装置、ナレーション、どれも大人がみても素晴らしいと思えるものでした。

今になっておもうと日本の古典芸能のわかりやすく見せてくれてたんだなあと思います。

歌舞伎の要素や、文楽っぽい人形の動き、今歌舞伎とか見てもわからないながらもなぜか親近感かんじるのは「八犬伝」のおかげかもしれません。

夕方になると「八犬伝観たいから帰る」といって遊ぶのやめて家に帰ったのも懐かしいです。

今人形劇放送されていませんが、これは続けて欲しいです。

生身の人間が演じるより人形が演じることによって感動することがあるからです。

それは何もすり込まれていないコドモのときに観ることに意味があるとおもいます。



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