
生ライブに行けない私にはスクリーンで観れるのはありがたいです。
芝居でもなくコンサートでもなく言葉の実験劇場と言われた夜会、チケットをGETするのは非常に困難だそうです。
舞台は美術雑誌の出版社、編集を担当している上田莉花こと中島みゆきさん、彼女の担当している日本画家の矢沢圭さん(コビヤマ洋一さん)と惹かれあうようになります。
彼のアトリエで彼からプロポーズされます。
アトリエに不似合いな大きな姿見の鏡が置いてあります。
莉花さんが鏡の前に立つと彼女の知らない女性が立っています。
ここまでをずっとみゆきさんの歌でストーリーが進んで行きます。
相手役のコビヤマ洋一さん初めて観ました。
あまりに声に深みがあり素晴らしい声にこんな人がいるんだ、まだまだ私は勉強不足だと思いました。
鏡の中の女性は莉花さんが幸せをつかみそうになるとあらわれ彼女に乗り移るというか憑依し邪魔をします。
そんな自分に絶望して愛する人の前から姿を消します。
鏡のなかの女性はもうひとりの莉花さんなのかそれとも誰かが憑りついているのかお話が進んで行くと明らかになるのですが、相手役のコビヤマ洋一さんという方ががっしりして重厚な感じの方なのですが繊細でかつ強い意志をもついなくなった彼女を探すところがとても魅力的でした。
彼女を探して故郷の福井県まで足を運びます。
そんなとき彼女はすべてを忘れるためにベトナムにいました。
福井県は竹人形が有名、ベトナムも竹細工が町にあふれています。
竹にひかれてここを訪れたのかなという設定、そういえば彼との出会いも竹の絵でした。
彼が莉花さんの故郷で知った彼女も知らなかった秘密があきらかにされることで大きく運命が変わります。
なぜ2/2なのかそこにヒントがありました。
中島みゆきさんはTVのドラマにも出演されていたりして芝居の上手い方だと思っていました。
セリフもほとんどなく歌でこれだけの表現をされるなんてやっぱりスゴイです。

映画館でチケットを購入した時次回上映の映画のプロローグが入っているDVDを頂きました。^^
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