非常の人何ぞ非常にのパンフレット、お値段1200円ちょっと薄い本ですが、写真(それもステキなの)が満載でお得だなと思いました。
マキノノゾミさんと夢枕獏さんの対談コーナー聞き手がペリー荻野さんと豪華。
ぼくらの好きな「源内さん」について語ろうではマキノさんも夢枕さんもNHKの時代劇「天下御免」のファンだったそうでこれが平賀源内という人に興味を持ったきっかけだったそうです。
天下御免といいますのは
NHK総合テレビジョンで1971年(昭和46年)10月8日 から1972年(昭和47年)9月29日まで、金曜日の20時(午後8時)より放映されたテレビ 時代劇。平賀源内が諸問題や難事件を解決してゆく「痛快時代劇」 である。
平賀源内さんが山口崇さん、杉田玄白さんが坂本九さんナレーションがチーターこと水前寺清子さん、そして今笑点で座布団を運んでいる山田隆夫さんも出ていました。
昭和46年覚えているかいないかギリギリの線ですが覚えていないようです。
山口崇さんは大岡越前のちょっとやんちゃな吉宗公、か御宿かわせみの源さんのイメージが強くて主役でドラマあったんだ~~って初めて知りました。
当時のドラマの山口崇さん。
もう40年以上前のお写真ですが端正な容貌で声良し、顔良し、姿良しと三拍子そろった方で長唄の三味線なども弾かれてて私は特に御宿かわせみの畝源三郎役が好きでした。
私の好きな九ちゃんが玄白さんだったなんて知らなかったのが余計にショックでした。
当時の時代劇としては斬新で当時の東京都の都知事の美濃部さんもゲストで出演されたそうです。
残念ながら映像は残っていなく現在ある映像も山口崇さんが保存されていた最終回だけだそうです。
新・八犬伝でもそうなのですが、当時はフィルムがとても高くて使い回しをしていたからだと思います。
オープニングの音楽も時代劇とは思えないほど軽やかで明るく、その雰囲気は非常の人の舞台でも似た感じの曲が流れていました。
舞台非常の人の第二幕目で源内さんのお家が舞台になっておりましたが、とてもおしゃれで今観ても住んでみたいというお部屋でした。
実際に平賀源内さんが描かれたという日本初の油絵もセットにちゃんと飾られてました。
そして源内さんの衣装ですが、
この綺麗な紫の羽織。
実際の源内さんが着ていたものとほぼ同じ。
さすが衣装アドバイザーの猿之助さん。
これで全部書けたと思うのですが、長々とおつきあいさせてしまって皆様すいませんでした。m(_ _)m