若竹七海著 中公文庫。
短編集です。
ミステリーと甘味をコラボさせた小説は多くありますが長野に限定したスイーツが多く登場するのはこの小説だけかなと思います。
御子柴くんというのは別のシリーズで歩けば災難に当たる探偵の葉村晶と絡んだりしています。
この小説でも誰がゲスト?で登場したりで重いストーリーを軽いタッチで描かれていてどんでん返しで私たちの足元をヒョイッとすくいます。
長野県警に所属の刑事御子柴くんが
長野で起こった犯罪の被害者、加害者が東京にいるので警視庁との連絡係という感じで出向しているのですが、主な仕事は東京の名物を買い長野に送る
、協力してもらった警視庁に長野のスイーツを渡すという刑事らしからぬ仕事でちょっとがっかりしていました。
御子柴くんなかなか有能で警視庁にもお仲間ができて事件を解決?していきます。
これを読むまで長野県がスイーツ王国とは知りませんでした。
そば、味噌、七味、野沢菜、寒天など美味しいものがあるのは知っておりますがスイーツもっと宣伝しても良いかも。
写真は長野県のではありません。
警視庁に熊本県警から犯罪者を追いかけて刑事が警視庁に出張してきます。
本当かどうなのかは別として警察の中に縄張り意識というのがあって熊本で起こった犯罪は熊本で解決する、一応東京で場所をお借りしますみたいなやり取りがありました。
横の連携ないんですかね~~。
熊本からやって来た刑事がご挨拶にと警視庁に配った熊本銘菓のお菓子が警視庁の刑事たちをうっとりさせて一転協力的になります。
協力のお陰で事件は?
そこは若竹ワールドなので。(^^)
たまたま九州フェアを開催されてて買えました。
美味しいお茶と一緒にいただくと小説の通りにうっとりいたしました。(^^)