オーストリアの建築家オットー・ワーグナー(Otto Wagner, 1841-1918)は「芸術は必要にのみ従う:Artis sola domina necessitas」と主張し、機能性・合理性を重視する近代建築(モダニズム)の理念を表現した。その影響を受けたオーストリアの建築家アドルフ・ロース(Adolf Loos, 1870ー1933)は、さらに「装飾は罪悪(犯罪)である」「装飾は原始人の刺青と同じようなもので、装飾の多さは文化水準が低いことを示すものである。」と宣言し、装飾そのものを否定し、モダニズムの先駆的な作品を世に送った。「装飾罪悪論」は建築界に波紋を呼んだ。
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私は、装飾の施された家具や建築を見ると、満ち足りた気分になります。
その建物や家具をずっと大切にして過ごそうという心構えや、生活を楽しむという歌の精神を感じるからです。
豪華絢爛でなくても、ちょっとした装飾でも施されていると全然違います。
装飾を排除した無機質なデザインは、寂しくて冷たい感じがします。
ピアノも、木に装飾が彫られていたりする昔のピアノが好きです。
装飾は犯罪
子どもは、大人が装飾の入った物を身につけていると反応して喜びます。私の子どももそうでした。
人はパンのみに生きるにあらず 薔薇にも生きる
文化水準が低くてすみません。
牢屋にぶちこむ: throw somebody into prison [jail]