生理周期
女性は、初潮がきて閉経するまで、(日本人女性の平均閉経年齢は50.5歳)
ずっと生理に心身を支配されながら生きていかないといけません。
月経ー卵胞期ー排卵期ー黄体期ー月経…… のサイクルをひたすら繰り返します。
生理前の黄体期はPMS:月経前症候群で心身不調になる時期です。生理中は子宮の痛みと貧血で不調、生理が終わって卵胞期にはすっきり晴れやかになり(医学的には卵胞期は月経初日からスタートしますが、「月経が終わって卵胞期に移る」というような表現で、卵胞期は好調なひとときとして区分されています)、それも束の間、排卵期に入りまた心身の調子は下降して(あるいは不安定になって)行きます。
生理が終わるとすっきり爽快になるというのがメンスサイクルにおける卵胞期の説明だし、実際に私もそうだったのですが、出産後は、生理が終わっても不調になることがしばしば言われており、私もそうですし、子どものいる友人も言っています。「生理後にイライラするようになった」って。
じゃぁいつ好調なんだよ と突っ込みたくなりますね。
本調子の日は、月に3日あるかないかかも知れません。
それ以外はずっと、生理による支配下にあります。私は息子にこのことを、教えています。
大学時代の男性の友人で、女性のメンスサイクルの影響をよく理解してくれているやさしい人がいて
彼は詳しく知っていました。医師家系だったからかもしれません。男と女が対等に競争した時の、
女性のハンデを知っていました。男性は生理が来ないから本当に羨ましいです。
子どもを将来産まないことが決定しているなら、生理を来なくしたいと思うのは、これにずっと心身を縛られてきた女性なら、尤もだと思います。私もそう思っていました。
そのことを友人に話すと、彼女は生理による影響をあまり受けない子で、来なくしたいと思う程辛い思いをしたことがないそうです。同じ女性でも、こんなに違うんですね。
でも、神様の造った体を、人工的に矯正するのはやめとこうと思い直しました。
後で罰(後遺症、副作用)が当たるかもしれない。
こんなにも足を取るつらいものでも、神様がそう作った意味があるのかもしれない。
人間の浅い考えで、体をいらうのはやめとこう。建築家のおじちゃんもきっとそう言うでしょう。