2019-02-27
このことは、あまりにも哀しくて苦痛過ぎて、きちんと書くことができません。
ブリヂストンA工場等の障がい者の合理的配慮窓口である澤田CSR推進課長が、就労支援センターの私の担当者との面談時に、こう言われています。2018年夏
「雇ってもらっているという意識をもって欲しい」と。
それを後で聞いた時、哀し過ぎて、言葉が出ませんでした。「支援」センターの担当者が、会社側の意向に立ち、私に説教する形で伝えました。
まるで自分が雇っている立場であるかのような言い方ですが、私は彼に雇われている覚えはないです。彼自身雇われている立場です。また、最低賃金ぐらいの給与設定ですので恩着せがましく言われる道理もないです。
もちろん、この発言のひどさの核心はそんなところにはないのですが
こんな方が、コンプライアンスの先導役であるCSR(企業の社会的責任)推進課長をされています。
また私は、彼の発言は法に触れていると思います。
彼は、障がい者雇用推進がどういう考えに基づいているか、知っているのでしょうか。平成28年4月1日から施行された障害者差別解消法を知っているのでしょうか。とてもそうは見えません。彼はただ文字面だけ知っていて、「知っている」と言われるかもしれません。でも全く理解されてはいません。(※ブリヂストンは、法定雇用率を上回って障がい者を雇っていることを高らかに宣伝しています。率を超えて雇用する1人につき月額2万7,000円の雇用調整金を受けとっています。税制上の優遇措置も受けていますし、障害者を雇うことで様々な助成金が支払われています。障害者に対しては最低賃金に近い給与です。)
その証拠が上に書いた発言です。
雇ってもらっているという意識が足りない
この発言は、差別解消法を持ち出すまでもなくあまりにもひどいものです。法律が施行されたのにという以前の話です。法律があってもなくても、この発言は耳を疑うほどひどいです。
私は障がい者雇用枠を敢選択し、ブリヂストンに就職しました。一応、自閉症スペクトラムの診断はされているから(私はこの診断を鵜呑みにはせず距離を保っています)、安心して働けるようにと、待遇面は非常に低いですが敢えて選択しました。この発言には、本当に驚きました。
そして障がい者への差別を身をもって経験し、唖然とし哀しさと憤りを感じています。
しかもこの面談で、彼は、就労支援センターに対して障がい者本人である私に、誰と面談したのか、何を話したのかを言わないよう口止めしています。この面談は、合理的配慮として障がい者労働者のために行われるはずのものですが、彼はこの面談を自分の為に行いました。私は彼の行動に、戦慄を覚えました。物をどかすとゴキブリがいた時と同じ類の戦慄です。
誰と何を話したのかを、当該本人に一切口止めしひた隠しにされる「合理的配慮」のための面談です。これは後ですべてあかるみに出ます。
私はこの経験から、当該本人抜きで、会社と支援センターとの面談を行うべきではないと考えています。当該にとって、精神的な苦痛がどこまでも派生しました。これがどれだけ倒錯した行為か、おわかりいただけるでしょうか。当該本人のためになされるはずの「Xさんとの面談」のせいで、当該に更なる強い苦痛が派生する、というものです。
私はもう障がい者としての立ち位置は選択したくないという気持ちです。障がい者枠で働くことの危険性を、身をもって知りました。後から一連のXさん(=澤田CSR推進課長)の行動を眺めると、私は人間扱いされていなかったのだと気づきました。
私は自分を1人の人間と思って生きていました。今までずっとそのように扱われてきたので。ブリヂストンに入社するまでは。
雇って戴いているという意識が足りなくて、すみませんでした…