田舎の民家には、農具とか洗濯機とかを置いている小屋がよくあります。家の続きに隣接して、簡易な大工仕事でつけ加えられた形で。
屋根があって室内だけど、土足で行く、外っぽい空間です。テラス小屋と言ったらお洒落すぎるけど…
透明の波板とかでできている小屋
そういう空間に、子どもの頃からとても魅かれます。多分家の外と内の中間だからです。
生活の営みや農業などに使う物がせわしなく置いてあるその一角に、鏡がかけてあったり、お土産の飾り物が掛けてあったり、珈琲メーカーやカップやスプーンがあったりすると、ドキドキします。生活の営みの中に、精神的なものが溶け込んでいることへのドキドキです。
もし、そこにピアノがあったらドキドキは最高潮です。だから、私もそういう場所にアップライトピアノを置きたいんです。
例えばガレージとか、農具の倉庫の隅とかに。響きもいい筈です。先日ガラクタ市で380円で買ってきたアッパーライトを灯して。
でも、それはピアノにとっては「劣悪」な設置場所だから「おやめなさい」とピアノ業界の人に言われます。けれど
そういう場所は、私にとってはピアノを弾くにふさわしい場所なので、捨てられているピアノを拾って来て置きたいと思っています。
Good
ただどうしても賛同できない 生活の中の楽しみ がありました。
昔バイトしていた京都の町屋の飲食店の(参照:最良の雇用主 育てないで収穫だけとろうとする)
経営家族は店の裏の家に住んでいました。そこの洋式トイレの個室には、お花を生けた瓶とクッキーが壁の所に常に置いてありました。
腰かけて食べる用にです。トイレでクッキーを食べるのは、どうしても抵抗があります>< 矛盾してる気がして。