ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

美しき拷問空間

2019-08-30 | 日記

哀しい出来事

 

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家にあるひびガラス製の照明器具を点灯すると、部屋が黄色になって

昔のさびれた街の喫茶店かさびれた温泉旅館のゲームセンターのようになるから

透明のひびガラスに変えていました。外した黄色のひびガラスは寝室の西の窓際に置いて飾っていました。

鏡台のすぐ近くです。


         

                                                                          ↑ これとさかさまに置いていました。

 

その黄色いひびガラスは、オブジェとして気に入っていました。

 

昨日、その球体の内側の曲線の途中で子蜘蛛が餓死しているのを見つけました。

中から出られなくなって息絶えたのでした。干からびて更に小さくなっていました。

 

黄色に美しく輝くひびガラスに誘惑されて、中に入ってしまったのでしょうか。永遠に出られないとは思わずに。

私が蜘蛛だったら、引き寄せられて入っていたと思います。

 

下は丸い穴が空いているけれど、置いているから塞がっています。子蜘蛛にとっては巨大にそびえ立つ建物でした。

上に大きな穴が空いているから、そこから出ようとしても、曲線を上まで這い上がれなかったのでした。

ガラスだからツルツル滑るし。ひびが無数に入っているから足掛かりにいくらでもできそうに見えるけれど、表面はツルツルしていてトリックのよう。

 

球体の下の方には、懸命にで張り巡らせたとみえる蜘蛛の糸がありました。

糸を身体から出すというのは、体内に残っている栄養分を使うということで、まさに命懸けです。

それを伝って出ようとした痕跡。でも、上まで張れなかった。栄養もないし…

 

そう言えば、私が鏡台に向かっている時に、蜘蛛が中でピョンピョンやってたような気がしないでもない…

曲線を上がって落ちて 上がって落ちて… ∞

それを見ても、ただピョンピョンやってると思って、出れないことに気づけなかったと思う。

自分の抱えていることで頭がいっぱいで。死にはしないのに。蜘蛛は生死の狭間だった。

何日間も、ピョンピョンやってたんだろう… 夕方は西日が射して 水分も栄養もなく。

 

気づかなくて すみませんでした。

 

      

    


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