私がこのタイヤ会社A工場にいて、あらゆる場面で見受けられたものが
管理職のための「実績作り」です。アリバイ作りとも言います。
やったという事実を残すためだけに、安全、コンプライアンス、健康管理などあらゆる場面での実績作りがなされています。ですが形だけの形骸化したもので、中身が伴っていません。
またこれらは、どんな時にも管理職のために行われています。
この会社の工場では、製造現場での事故(死傷者他数)やパワハラ事件(彦根工場の事件は有名になりました)などが起こっていますが、起こった時に、「こんなにやっている」という事実を提示すために、教育などが行われています。しかし、完全に形だけの形骸化したものです。
「安全は、全てに最優先する」と毎朝かけ声をかけます。事故で死亡した社員の命日に、黙祷をしたりします。でも私は、違和感というかしらじらしさを感じていました。なぜならば、安全は全てに最優先と言いながら、それに矛盾することを管理職は労働者にさせていたからです。例えば雪などの悪天候の日も製造の保守を優先させるから、通勤途中の事故がたくさん起こりました。それを、本人の安全意識の欠如、注意の欠如のせいにして片付けます。
この会社の従業員はプライベートであっても、自動車事故を起こしたり遭ったりした時には工場長室に行って報告しなければなりません。管理者の評価に繋がりますので、管理者の「くれぐれも、事故には気をつけてください」「安全最優先でお願いします」という言葉は社員のことを思いやっているというより、自分のためです。若干、脅迫めいてさえ聞こえます。私も、吉太課長に数回言われましたが、自分の心配以外のものを感じませんでした。口では綺麗に言われます。「心配」とか。
「安全最優先で」と言いながら、それと矛盾する指示が併行してなされています。安全優先ならば、そのための製造調整、労務管理などのマネジメントがなされるはずなのに、それはせずに「安全優先でお願いします」と言って、なにかあったら「教育は日頃からこんなにしているのに」と、当人の責任にします。管理職の自己保身のために、やったという事実をつくるアリバイ作りだけ日頃からさかんに行われています。
この会社に勤めて、命を落とされた社員の方々がいますが、この会社ではこれからも事故は、起きるべくして起きると思います。私はA工場にいて、亡くなられた方々を思うと、憤りを覚えました。人が死んでも、このざまですか、とことん醜いと思いました。2年スパンでステップとして工場にいて、出世を目指す管理職の方々にです。
ブリヂストンは、社内でも社外でも、コンプライアンスやCSR(企業の社会的責任)、ダイバーシティ(多様性の受容)を声高に謳っています。まるで、この会社がそれを実践しているかのように。しかし、実態は真逆です。私に最たる形でのパワハラを行ったのは、上司である品質保証課長吉田氏と、コンプライアンスを指導する立場であるCSR推進課長澤田氏でした。しかも、澤田氏は、障がい者職員の窓口でもあります。私が彼に相談をしても、更なる精神的苦痛を与える形でしか返ってきませんでした。詳しくは別記いたします。
社内では、座談会やE-Learningでの学習で、安全、健康管理、コンプライアンスなどの教育がさかんになされています。
材料試験室でもパワハラ座談会、セクハラ座談会などやりましたが、完全なるやっつけ仕事でした。エビデンスシート(やったという実績の紙)の各欄を埋めないといけないので、書き込みます。竹目さんは、材料試験室の中でも最もパワハラをする人で、私にもセクハラと嫌がらせをした人ですが、誰よりも完璧なコメントを言って欄を埋めていました。
普段、藤田さんに「デブ」「豚」「輸入」「豚に人権はない」「お前本当クズやな」「クソやな」「死んだ方がいいぜ」「だけん女にもてんった」「けつの穴にこれ入れたろう?」「デブは普通性格いいっつぇ。お前はデブで性格も悪いとか本当最低やな」 「お前人に嫌われる要素満載やな」と言ったり、貯金額をみんなの前で言わせて嘲笑したり、使いパシリにし、
障がい者の手嶋さんにも「お前に人権はないった」「お疲れ!」「クビ」「(ここで働いていると自己紹介する手嶋さんに)お前働きよったつか」と言ったりみんなの前で給料の額を言わせたり、みんなの前で「(障がい)年金もらいよるっちゃろ」としつこく詰め寄ったり「わがこつだけか、わがさえよければそれでいいとか」と言って自分のバッグを帰り際にロッカーからほぼ毎日持ってこさせたり、飲み物を買いに行かせたり、空き缶や空きペットボトルを捨てに行かせたり、頭などを引っ叩いたりしている竹目さんは、
こういうエビデンスシートには完璧なコメントを残されますし、後に残る申し送りなどにも完璧な書き込みをされます。二面性がすごいです。
この二面性は、狐さんも同じでした。脳性まひの手嶋さんに「お前は一番弱い立い場にいることをわきまえないかんぜ」「調子乗んな」「でしゃばんなやん」「読める字で書かな」「俺やったら5分で終わるけどな」といった言葉を毎日浴びせ、藤田さんにもパワハラをしている(私にも陰湿な嫌がらせが始まりました)のに、上司や外部の人の前では180°豹変していました。
材料試験室では、普段ひどいことをしている人ほど、エビデンスには完璧に残す、上位者には真逆にふるまうという法則がありました。課長吉太氏も、メール履歴などには周到に、ことさらに真摯な口調で完璧に残しています。日頃彼がやっている低劣な行為とは、相容れません。ただその文章も完璧そうな体裁ではあるものの、内容が明らかにおかしなものも多々あります。
続く