窓を立体的に奥行きを出すことで、光を拡散させず前方向に通す。
うちのお座敷の横の廊下のどんつきには二段の押し入れがあり、そこに扇風機などの季節の機材を格納していました。そこに改築で窓をつけました。外壁の土壁には耐震の為の木の筋交いがばってん形に入っていて、それを取り外して違うやり方でつけ替えて、大きな窓にすることもできたのですが、昔大工さんが建てた当時のままにして、窓はそのばってんの下△空間に収まる縦長の小窓にしました。
押し入れは「潰さないで」と私が言いましたので、押し入れの上空間には物が置け、下空間は窓になっています。
上のトップライト(天窓)の写真のように箱型空間にすることで、光が拡散せずに廊下の先まで通ると考えました。
結果、そうしてよかったです。その通りになりました。
上の空間には物を格納でき、下の空間は奥行のある窓となって廊下に神妙な光が通っています。
もし押し入れを潰していたら、明るさは窓辺に集中して、廊下の先にはこんなに通っていなかった
でしょう。また、窓も建造当時の筋交いを壊して違うやり方でつけ直してまで大きな窓にせずに
今の△空間に収まる縦長の小窓にしたのもよかったです。そこから廊下にスーッと通る光は
お寺のような神妙さが出ていて、ちょうどいいみたいです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
5.25挿入。
床はまだ途中でこの上から二重張りをします。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
それこそステンドグラスだったらとても神秘的になると思います。
※イメージ
今は七色に光る3Dシートを窓辺に垂らしています。(参照:キラキラ七色の窓辺)
木の板にキラキラの光が投影されてとても綺麗です。