ウォールシェルフを家の色んな壁につけています。
100均で、アイアン製の可愛い棚受けが売ってます。
その棚受けには、壁に打ち込むビス穴が4つもあります。棚板用の穴も4つで、計8つ。その棚受けの大きさに対して、明らかに多過ぎる。付属のビスも、その棚受けの大きさに対して、太さと長さがかなりありました。私は木の壁に大きなビスをえぐり込んで深い穴をほがすのが可哀そうなので、ビスを、棚が落下する心配のない程度にとどめ、最後まで打ち込まずにしておきました。そしてその対角線にあるビス穴に画鋲を挿し込んでおき、残りの2穴は放置しました。強度はそれで大丈夫だと判断した次第です。現に、別の部屋でも同じように取り付けたウォールシェルフは、びくともせずに使えています。このビスが、長太過ぎるのです。
鉄アレイを置くことを想定しているのか
すると、そこにいた、色んな作業を幅広くできる職人のおじちゃんが、私にゲンコツの素振りをして、電動ビス回し(スクリュードライバー)で、やり直しをしゃしゃり出てくれ、長太いビスを、設けられた全てのビス穴に一瞬で回転させて打ち込みました。ウォールシェルフ3つ分。彼は、私がああやった気持ちを知る由もなく、親切を買って出てくれたので、言えませんでした。
でも、私はわざとああしているということを、言った方がよかったと思っています。
世の中には、自分にはしない発想がたくさんあるということを、人は知った方がいいからです。
OMG...
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その職人さんは腕がいい人ですが、
私の中で、大工さんや電気工事屋さん等の腕の見分け方というのがあります。
それは電動ビス打ち機の音です。下手で雑な人は、バリバリバリーー!!!と、勢い激しい音がします。聴いていて心配になる。上手な人は、微調整しながらコントロールしている音がして、聴いていて安心です。この見分け方は、かなり当たると思います。
また、これも大工さんの良し悪しの見分け方の鉄板としてよく言われますが、掃除をちゃんとするかです。
腕のいい大工さんは、帰る前に今日作業をし終えた所をきれいに掃除されますし、ある作業から次の作業に移る時にもです。うちの改築でお世話になっているとても腕のいい大工さんが2人いて、彼らは仕事用の軽トラの運転席、助手席も整然と最適化しています。煙草はここ、ライターはここ、サングラスはここ みたいに。ちょっと、几帳面過ぎる…?と感じるくらいです。しかも、その片方のおじちゃんに至っては、周りの風景――車内の風景――に対して平行・水平に置いてる…?みたいです。
職人癖… ?
かれらの作業音は、聴いていて安心な音がします。へぼ大工(ここら辺では腕の悪い大工をだいろく、だいしちと言います)とは雲泥の差です。