ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

28-13 こうしてインボウ論は作られる

2024年03月28日 | 第28話 スパイとインボウ論とシュン画と親子ゲンカ



 噂や悪口もその内ですが、
人間ってのは
自分の知っている範囲内の
知識を組み合わせ
どうしても物語を
作り出してしまう
ものです。

 それらが極端な方向へ
行くと世の中の陰謀論になり、
家庭内では認知症者の作話に
家族が混乱する事態と
なるのです。

 ハリソンさんがこれから
自説を展開するのは
1764年6月〜67年6月の間、
フランスのジェヴォーダン地方を
恐怖に陥れた
狼に似た大きな野獣の
謎の正体についてと
それがエクトル氏と
どうの絡むか?
――なのでした。


この記事についてブログを書く
« 28-12 見よ、私はカツラを外... | トップ | 第29話 【続・スパイとインボ... »
最新の画像もっと見る