ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

31-22 末永く聖 (きよ) き人生を送られますように

2024年11月22日 | 第31話 闇祓いの聖戦士マルティヌス THE FRAGMENT
  

 もし、
このフラグメント(断片)が
オラトリオだとしたら、
このページは
最終第3部の終曲と
いう事になり、
当時はローマ属州内
だったフランスの
トゥール地域の
皆さんによる
「良かった良かった
めでたしめでたし
ワイワ〜イ!」

の合唱シーンで
幕を閉じます。

 ちなみに、

 第1部は
マルティヌスが
「神のために戦う戦士に
なりたいから」

(31話タイトルの
「聖戦士」はここから来ている)
を理由に近衛隊からの
退職を願い出て、
ローマ皇帝と
大モメになった話。

 第2部は
トゥール地元民の間に
根強く残り続けている
樹木信仰とマルティヌス
とのせめぎ合い。

 …となるのでしょうが、

 古代ローマ帝国領内の
切支丹禁制
(江戸幕府だけじゃないぜ!)
が解かれて
未来への展望が開けた
時期だったとはいえ、
マルティヌスさん、
頑張りが過ぎて
結構ケンカ&
ハッタリかましな
タンカ切りが多いです!


 あと、
事故も含めて
本人が死にかけたり
殺されそうになったり
した事が何度も
ある
のでしたが、
その度、
上手い事切り抜け、
60代〜80代 (正確な
生年月日不明のため)
のどこかまで長生き
できたのでした。

 マルティヌスさん、
本フラグメント (断片)
中ではラストまで
全くキャラ崩れしていません。

 これだけで既に奇跡!?

 が、
今後描かれる予定では
ハリソンさんが今度は
サン・フランソワ
小さき兄弟黎明会員へと
シン・解釈を語る事になります。

 今までハリソンさん、
前半第15話で
「トリストラム・シャンディ」
本ブログ内では
後半24話で
中世イタリア巷談
同29話で
「ジェヴォーダンの獣」
のシン・解釈を行って
来ましたが、
イケメン聖者マルティヌスは
如何様に解釈されるんでしよう?

 ってか、
「トリストラム・シャンディ」
2巻17章ではスロップ医師が
自分達の宗派では
〈聖者の爪の切り屑を
侮辱しても酷い目にあわされる〉

って言ってますけど。

 スロップ医師も会の皆さんも
c教R-c派なので、
そういう人達に囲まれた所で
…そういう事して…
大丈夫でなんでしようか?

 そもそもハリソンさん、
「トリエント公会議には
出席しない」
って
前半3話のラストページで
言ってませんでしたっけ?!


 ⛪ 次はラスト1ページ。
ほっこり終われたらいいのですが。

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