【各話末エッセイ⑤の1】
クレールさんが連れて来た白わんこ、
名前をティルシといいますが、
16世紀イタリアの詩人トルクァート・タッソ作の
「アミンタ」という劇の登場人物から取られています。
この牧歌劇「アミンタ」は
タッソが仕えていたフェラーラ公国宮廷の
人々の前で初演されて大好評を博し、
その後イタリア全土へ、
更にはヨーロッパ中にも広まって行きました。
牧人のアミンタと
狩りガールのシルヴィアは
幼馴染でいつも一緒に遊んでいました。
やがてアミンタはシルヴィアを
恋するようになります。
ある時、二人がフィッリという少女と
木陰で休んでいた時、
フィッリが蜂に顔を刺されてしまいます。
シルヴィアがフィッリの顔の傷に
唇を近付けて呪文を唱えると
痛みが消えてしまいました。
それを見ていたアミンタが
自分の唇も蜂に刺されてしまったと
嘘を付いてシルヴィアからの手当を
求め、恋の傷を深めてしまうのです。
思慕の痛みに耐えかね、
アミンタはシルヴィアに告白しますが、
彼女から避けられるようになり、
3年の月日が経過します。
アミンタにはティルシ、
シルヴィアにはダーフネという
頼りになる兄貴分/姉貴分がいました。
この二人が間に入って、
何とかアミンタの恋を実らせようと
策を練り、ティルシがアミンタに
決行をすすめるという、
ここまではラブコメっぽい流れで
行ってますが…。
この後、トンデモ級の
大波乱が巻き起こります。
途中にはダーフネとシルヴィアの恋バナも
ありますが、昔の内館牧子ドラマ(「ひらり」とかの
女子同士の)会話みたい…。😅
それから、この話って
「ダフニスとクロエ」(ロンゴス作、私もシャガールの
挿絵みたいな絵が描けたらな〜)
「愛の妖精」(ジョルジュ・サンド作←男装の麗人で
ショパンの恋人だった人)
「潮騒」(三島由紀夫作、「その火を飛び越えてこい」
が出て来て「あまちゃん」にも繋がる)
ーの系統に含まれるっぽい雰囲気がある。
クレールさんとこのティルシは
よく薬を買いに来た男性客が
亡くなった時に引き取った雑種犬で、
名前はその人が付けたようです。
クレールさんが連れて来た白わんこ、
名前をティルシといいますが、
16世紀イタリアの詩人トルクァート・タッソ作の
「アミンタ」という劇の登場人物から取られています。
この牧歌劇「アミンタ」は
タッソが仕えていたフェラーラ公国宮廷の
人々の前で初演されて大好評を博し、
その後イタリア全土へ、
更にはヨーロッパ中にも広まって行きました。
牧人のアミンタと
狩りガールのシルヴィアは
幼馴染でいつも一緒に遊んでいました。
やがてアミンタはシルヴィアを
恋するようになります。
ある時、二人がフィッリという少女と
木陰で休んでいた時、
フィッリが蜂に顔を刺されてしまいます。
シルヴィアがフィッリの顔の傷に
唇を近付けて呪文を唱えると
痛みが消えてしまいました。
それを見ていたアミンタが
自分の唇も蜂に刺されてしまったと
嘘を付いてシルヴィアからの手当を
求め、恋の傷を深めてしまうのです。
思慕の痛みに耐えかね、
アミンタはシルヴィアに告白しますが、
彼女から避けられるようになり、
3年の月日が経過します。
アミンタにはティルシ、
シルヴィアにはダーフネという
頼りになる兄貴分/姉貴分がいました。
この二人が間に入って、
何とかアミンタの恋を実らせようと
策を練り、ティルシがアミンタに
決行をすすめるという、
ここまではラブコメっぽい流れで
行ってますが…。
この後、トンデモ級の
大波乱が巻き起こります。
途中にはダーフネとシルヴィアの恋バナも
ありますが、昔の内館牧子ドラマ(「ひらり」とかの
女子同士の)会話みたい…。😅
それから、この話って
「ダフニスとクロエ」(ロンゴス作、私もシャガールの
挿絵みたいな絵が描けたらな〜)
「愛の妖精」(ジョルジュ・サンド作←男装の麗人で
ショパンの恋人だった人)
「潮騒」(三島由紀夫作、「その火を飛び越えてこい」
が出て来て「あまちゃん」にも繋がる)
ーの系統に含まれるっぽい雰囲気がある。
クレールさんとこのティルシは
よく薬を買いに来た男性客が
亡くなった時に引き取った雑種犬で、
名前はその人が付けたようです。