ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

牧歌劇「アミンタ」ってルネッサンスのジェットコースタードラマ?

2023年04月16日 | 各話末エッセイ
【各話末エッセイ⑤の2】

 16世紀イタリアの詩人タッソ作の
牧歌劇「アミンタ」。
この後、
現代感覚では「お茶の間が凍りつく展開」
となります。

 この話、近々大河ドラマでも描かれる
織田信長が室町幕府を滅ぼした年
イタリアの貴族の宴会で上演された劇作品なのですが、
全衝撃シーンは
「目撃者キャラが説明の語りで済ませている」

とはいえ、
イラストみたいにはならなかったんでしょうか?




 アミンタの兄貴分ティルシが
シルヴィアの姉貴分ダーフネの
協賛を得て用意したお膳立てに対し、
アミンタは釈然とせず、
気乗りもしないまま、
シルヴィアのお気に入りの場所へと
行ってみるとーー。

   ∩_, ._∩          
  ( ゜Д ° ) ガシャーン!   
  (つ O.  ₋₋
  と₋₋)₋)(₋₋()、;o:。 ドパツ 
          °*·:.。 

  懐かし杉な表現 ⬆    
 (2004年頃の作者不詳のAAより) 


 全裸で…彼女自身の髪で
木に縛られたシルヴィアが!





 シルヴィアはアミンタのみならず、
獣神サテュロスにも肘鉄食らわしていたのでした。
その復讐として、こんな目に遭っていたのです。

      ∩-∩
   ーー(||#°Д°||) ー   ∧
   三 (     )三  Σえ" >
   ➖ (_)(_)➖   ∨
   T      T

 (同じく2004年頃の作者不詳のAAより)

 強姦殺人されかねなかった所を危機一髪、
アミンタとティルシが駆けつけ、
サテュロスは追っ払われました。

 アミンタはシルヴィアに失礼を侘びながら
彼女の髪の縄を解いてあげるのですがー。
「まぁ!ありがとう♡」なんて
電車男展開とはなりませんでした。

 それどころか、
シルヴィアは逃げて行ってしまい、
続くは「ロミジュリ展開」と
なってしまうのです。



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