ハリソンさん、
前編21話の8、9ページで
マルセルから、
ノアイラさんが
品が良い紳士だと
絶賛していたと聞いて
喜んでいましたが、
「何だ、亭主は
見るからに渋くて、
ステキなオジ様
じゃねぇかよ!」
…なんてなって
しまいました。
しかも、
ノアイラさんとは
ラブラブ♡で、
そこはかとなく
知的ユーモアセンスも
ありそうで、
ハリソンさんとしては
I said “Pshaw” within me.
するしか無かった
でしょう。
しかしこの物語、
外観と内面も合わせて
真の美男美女が
いたためしがない!
アラベラさんは
情緒不安定だし、
ジェイン姫には
闇がありそうだし、
ウォルポール氏は
策士で意地悪だし、
ハリソンさんは
アバンギャルドで
気まぐれてるし。
そんな主人の影響で
元々従順とは言えない
マルセルは、
この物語の最初の方で
何度も「ハンサム」と
言われているのに、
もう全然そんな風には
見えない。
…なのでデノワ氏も、
この後に崩れて来ない
とは言えません。
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悲運の商人アントニオと
20個の卵の物語の続き
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アントニオが税関の建物の中に入って来ると、
税吏の一人が言いました。
「お荷物の確認は終わっておりますよ。」
税関長も側へ来て
「今日はこれで終いにしようとしていた所です。
あなたも上等のワインを、
ぜひ我々と一緒に飲んで行って下さい!」
と、部屋の中の方へ連れて行こうとしました。
アントニオは入り口で検査の終わったグイードと
合流し、さっさと退散するつもりだったので、
職員達の異様な歓待ぶりに面食らってしまいました。
「いやいや、そこまでして下さらなくても…。」
「いやいや、ご遠慮なさらずに、どうぞどうぞ。」
「私どもは、あなたにどうしても飲んで頂きたいのです!」
「ええっ?!」
続きは10月13日(水)
クレールさんへの興味から朗読会は解散?!