エクトル氏、マルセルには「何あの人?」
なんて聞いていますが、
ハリソンさんの身元を察すると
途端に丁寧な態度になっています。
ハリソンさんはハリソンさんで、
相手が本当に貴族だったんなら、
ヴェルサイユ勤めの剣貴族( =先祖代々からの貴族。
何らかの功績が認められ、位が授けられたり等して
貴族になった場合は法服貴族という)なのに、
ただのエゲレスのド田舎地主の息子の分際で、
ハリソンさんの方がずい分とエラっそーな
態度を取っています。
しかしどっちにした所で、
フレンチ・ノーブルとイングリッシュ・
ジェントルマンの会話と言うより、
語学の教科書の最初の方のページっぽいです。
どうせなら「芸能人格付けチェック」等の
バラエティ番組で時々見かける、
ストラディヴァリウスとそれ以外のヴァイオリンとの
見分け方や、ワインの見分け方でも
話し合っていてくれてたらいいのにと思います。
エクトル氏はワインの名産地の地域内に
領地とお城があるんだろうし、ハリソンさんは
クレモナ製のヴァイオリンを持っている筈だからです。
ちなみに前代の作者によると、
ストラディヴァリウスの見分け方は、
高音域の違いで分かるそうです。
簡単に言うと
バロック楽器と現代に作られたモダン楽器とでは、
モダン楽器の方がキラキラした感じで聞こえて来るらしく、
図書館で「モーツァルト交響曲全集」の
復元楽器を使用している合奏団版と
●●●●フィル等の現代楽器のオーケストラが
演奏している版の両方を借りて、
聴き比べていると的中率を上げられるとの事でした。
今晩これからの「芸能人格付けチェック」で
私、これを試してみるつもりでいます。
ちなみに「芸能人格付けチェック」のバックで、
ヘンデルのオルガン協奏曲の中の
「カッコウとナイチンゲール」がかかってますよね?
これ、前代からこの話の続きを描く代わりに受け取った
遺産の中にCDがあったから分かったぞ!
❄️ 続きは1月3日/月曜日