人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

石見銀山回想

2017年10月24日 | 旅行

昨日は清里回想を書いたので

今日は石見銀山回想です・・・

かつて静もりかえっていた

あの歴史を背負った銀山の町並み

しんとして物音一つ聞こえず

誰にも出会わず

せせらぎの音と

ときたまの小鳥の声と

夏空から時折吹く涼しい風さえ

なにごとか囁くようでさえあった

あの里が

今は観光客でひしめいているようですね。

はるかに見通せるあの一本道を

竹下通りみたいに人が歩く光景は

あまり見たくない・・・

とはいえこれは

地元の人たちにとっては

無条件の喜びでありましょうから

他所の人には発言権はないのかも。

ただただ

残念です!と

歯噛みするばかりなのは

立山も清里もそして

あの神聖な熊野古道さえも

同じなのかもしれませんね。

でもーー

残念です !!!

 

 

 

 

 

 


田舎の温泉で

2017年09月16日 | 旅行

とある田舎の

それもかなり山の中の

温泉に浸かっていました・・・

気持ちいいったら。

そしてここには都会の観光客はほとんどいません。

ほとんどが地元のおばあちゃんたちの

昔からの湯治場のようなものです。

そしてここでは

もう若い人からは

聞くことのできない土地言葉が

たっぷり聞けてうれしい限り。

そしてそして、

おばちゃん、おばあちゃんたちが

話すことに耳を傾けていると・・・

ーあの太った将軍さま、だれか殺しゃいいのにさ。

ーJアラートなったからさ、テレビがそればっかしなのさ。

ーどうなるんだね、日本は。

ートランプはさ、見かけばっかでなんもしてくれねぇ。

と言った具合に

えんえん天下国家を論じていた

のでした。

文化人や虚業の教授たちに聞かせたい

リアルなお話です。

いいお湯でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


土砂災害

2017年08月21日 | 旅行

たまたま昨日

瑞浪市近くの高速道路で起きた

土砂災害の跡を通りましたが

泥の匂いはとても臭いのです

そしてもうもうと土煙りが・・・

そんな中で復旧作業をしている

人たちがたまたまSAに来ていて

となりでお食事していました

とても明るくて楽しげに

会話しているのが印象的でした

そして私は密かにありがとうと

心の中で言いました。

また別のSAでは自衛隊の制服を着た若者が

二人、食事に来ていました。

とても若く爽やかな感じで

私は思わず肩を叩いて

いつもありがとうございます

言いたかったなあ。

こんな若者たちが身を挺して

日本を守っているのだと思うと

簡単に「戦争法はんたーい」

とか

「自衛隊いけーん」とか

言っていられないと思いました。

二つのSAでの話でございました。


悲しい努力

2017年07月31日 | 旅行

小さな滝を見るために

数人で小さな旅をしました。

それはほんとに小さな滝で

でも

三段階になってて

緑は濃く涼しい道でした。

ちょっとしたハイキングに向いています。

気になったのは

この滝を抱える村

というのか自治体というのか

「この滝で人を呼ぼう」

決心したことがあるらしく

滝のそばにベンチを作ったり

ささやかな橋をかけたり

木を植えたり(森なのに)

がんばった跡が見られたのです

そして橋はともかくとして

他はみなぶよぶよに腐っていたのです。

つまり

「人を呼びこむ」までにはいたらなかった

のです・・・

日曜日に行ったからか

数人の人はそれでも

滝を見に来てはいましたが。

すたれてゆく村をなんとか

という努力はみな

悲しいほどがんばっているのでしょうね。

だから

そこにほんのちょっとした「名物」が

見つかりさえすれば

それを手掛かりにしようとします。

以前、「鬼ヶ島」の島に行ったけど

安っぽい作り物の「鬼」がでん、と

居座っているのにはがっくり。

日本の観光名所にはときどき

こんな「間違い」が見られます。

小さな滝でなんとか!

とがんばっている姿は悲しいけれど

安っぽい作り物なんかなかったので

これは応援したい気持ちでした・・・

 

 

 


威圧される珈琲店

2017年07月09日 | 旅行

倉敷に旅したときのこと

とある珈琲店に入ると

そりゃあもう

ただならぬ雰囲気でありまして

高級感漂い

マスターもマダムもただならぬ

雰囲気を醸していて

そして肝心の珈琲を注文しようとすると

ウェイトレスがわりと押し付けがましく

これこれがお勧めでと説明。

ひとしきり聞かされて

じゃあそれ、と

なんだかこちらはお説教を喰らった

ようないやーな感じ。

なんだかだんだん雰囲気が

客と店の立場が逆転している。

これと似たような経験が

八ヶ岳の山中にある

料理屋でもありました、

主人の自己満足とも言える

装飾料理に

遠方から来た客はほーっと歓声を

あげる・・・のはいいとしても

なんだかやっぱり

主客転倒しているような

やーな雰囲気でしたね・・・

客が素直であればこれでいいのでしょうが

私のようなちょっと・・・なのは

こういうお店には二度と行きたくないなー

思ったのですが

双方ともとても「有名」らしい

それがまた主客さかさまになる

原因でもあるんですけどね・・・