人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

わかってるのかなあ

2015年07月31日 | 日記
老婆は

不思議に思うのです

あの大勢の

デモの人たちは

安保法制が

ほんとに

戦争を引き起こすとか

徴兵制になるとか

ほんとに「知ってるのかな」と。

老婆はイマイチ

よくわからないのですが

高齢と無知のせいでしよう

すると

若い人たちや

子連れのお母さんたち

学生たちは

きちんと

知って参加しているのでしょうか。

老婆には

迫り来る

Chinaの危機が

感じられ

対策が必要だと

ただ感じるので

「知って」いるわけでは

ありません。

ただ

核兵器も持つことを

許されず

自縛的な

日本の法律は

やっぱり

敗戦国日本が

70年前に

アメリカに

押し付けられた

「敗戦憲法」だと

つくづく思うのです。

その証拠に

日本の「男女同権」は

たなぼた式に頂いたので

ほんとは

まだまだ

男尊女卑の社会だし。

ヒットラーは

要らないけれど

「よきリーダー」は

必要でしょう?

デモの人たちは

安倍総理が間違つていると

「信じて」いるだけじゃないのかなあ。

ただ

煽られているだけじゃないの?

昔の安保闘争とデモのとき

老婆の周りが多く

そうであったように。

今日も老婆は

疑っています。


「ヒロシマの思い」?

2015年07月30日 | 日記
ひとつのキャンペーンが・・・

NHKが。

「ヒロシマの思いを世界に」。

「ヒロシマの思い」って

どんな思いなんですか。

「ヘイワ」じゃないか、

当たり前だろ



叱られそうです。

老婆の身内に

「ヒロシマのヒバクシャ」が

おりますが

彼の「思い」は・・・・

ヒロシマ、ではなく

ナガサキ、でもなく

お題目みたいな

「命の尊さ」でもなく

つまり

言葉でスローガンみたいに

言い表すことが

できない何かで

もっと自分の人生の

意味を探ろうと

しているようです。

ヒロシマの思いとは

なんですか?

原爆を落としたのは

だれですか

ただの実験材料にされたと

なぜ学校は教えないのですか、

日本の誇りが

完全に失われ

卑屈になった挙句が

「あやまちはくりかえしませぬ」

って、

だれがあやまちを犯しましたか。

テロは犯罪ですが

戦争は犯罪ではありませんよ、

お互いの

殺し合いなのです。

日本だけが犯罪人だと

70年間

言い続けてきた

為政者と教育者と文化人・・・・

老婆の身内は

「ヒロシマの思いを世界に」と

叫ぶ声を

黙って聞きながら

リルケの詩集を

開いておりまする。


出会い

2015年07月29日 | 日記
出会いというと

男女のことと

すぐ思ってしまうよう

ですが

そうではなくて

例えば

先生と生徒の

出会いは

先生が生徒を

特別に認めてであってしまう

場合もあるけれど

多くは

生徒が先生を

認めてこその

出会いだと思うのです、

だから先生はもっと

謙虚でいてください。

そして夫婦も

親子も

出会いそのもの。

出会いとは

「我と汝」だと

マルチン・ブーバーは

言いました

そして神との出会いこそ。

そんな

崇高な出会いでなくても

今日

気に染まぬ人が

一人暮らしの

老婆を訪ねても

「おお汝よ」と

迎えられれば

いいのだけど。

低い次元の

お話でございました・・・



ある心中

2015年07月28日 | 日記
知り合いの

ご夫婦の話・・・

奥さんはたくさんの

お話を書いている

けれど

日の目を見ない

原稿用紙が

山積み。

夫君は

教授で

やはりこつこつと

書きためた原稿が

山積み。

そして今

奧さんは

夫を亡くして

一人暮らし。

そろそろ自分も

夫のそばへ

行く年齢になって

後片付けを

始めました。

埋もれてしまう夫の原稿



奥さんは

合掌しては処分。

そのあと

自分の原稿も

合掌して

処分。

奥さんは

こう言いました、

これは

私と夫の

心中なのです。

ゴミ処理されようと

リサイクルされようと

いいのです、

心中を

成し遂げられたら

いいのです。

高齢社会には

こんな

ひそやかな

心中も

あっていいのでは

ないでしょうか、と。


老婆の子育て憲法

2015年07月27日 | 日記
人生も

終わりつつある

老婆の

遺言と思って。

子育てに

三つの憲法を

日本の親御さんたちに

遺したいのです。

1ーー自然にじかに触れること。

芋掘りに手袋なんぞ

しては駄目ですよ。

土、水、火、風、

偉大な自然に

そのまま触れること。

火にじかに触れたら

やけどするって?

当たり前ですよ、

考えとくれ。

2ーー寝る前に絵本を。

あるいはお話を。

がみがみ叱ってばかりの

母親が

このときばかりは

物語のなかの

声となって子どもたちに

やさしく響く

貴重な時間。

ただ、ゆっくりと

しっとりと

読んであげてね。

3ーー駄目なものは駄目と

言いましょう。

「ならぬものはならぬ」と

会津の名君の

言葉は

子育て憲法

第1条です。

なんていってもね

老婆はなかなか

これを守れませんでした。

だからといって

息子たちは

わがまま一杯の

人間には

なりませんでしたけれど

目標としては

憲法第1条です。

でも、

憲法前文がある!!

それは

「抱きしめ」。

赤ん坊のときから

幼児になったころまで

いえいえ

小学校になった頃までも

「抱きしめ」てあげて。

すると

もっと大きくなったら

いつの間にか

あなたの心の中で

「抱きしめる」

優しさが備わって

このうっとうしい

世の中でも

親御さんの

心には

一点の

ぬくもりがあって

親をも子をも

支えてくれるでしょう。