退職し、夫が逝き、息子たちが独立し、
それぞれに相手がいて、
一人はちゃんと家庭を持って
もう一人も・・・・
そうして私は広い家と小さな庭で一日を暮らす。
春がきた。
菜の花を摘んで茹でて
今日も食べる。
テレビはリモコンが壊れてて
わざわざ立ってつけるのは
面倒だから
このごろはテレビとさようなら。
今日は『台湾論』を読んだ。
息子が教えてくれた漫画家。
日本を憂うる人で、七百万部も売れたとか。
庭の片隅で
私は思うのです、
「河野談話」や「村山談話」は
いつか遠い先の歴史書では
売国の書として描かれるだろうなと。
そう、それらが「日本書紀」くらいの「昔」になったらね。
そして思うのです、
こんな老婆がなんでまた
自分の国を憂うるのかな、と。
目の前の、菜の花ひとつほどの
存在である私が…と。
それぞれに相手がいて、
一人はちゃんと家庭を持って
もう一人も・・・・
そうして私は広い家と小さな庭で一日を暮らす。
春がきた。
菜の花を摘んで茹でて
今日も食べる。
テレビはリモコンが壊れてて
わざわざ立ってつけるのは
面倒だから
このごろはテレビとさようなら。
今日は『台湾論』を読んだ。
息子が教えてくれた漫画家。
日本を憂うる人で、七百万部も売れたとか。
庭の片隅で
私は思うのです、
「河野談話」や「村山談話」は
いつか遠い先の歴史書では
売国の書として描かれるだろうなと。
そう、それらが「日本書紀」くらいの「昔」になったらね。
そして思うのです、
こんな老婆がなんでまた
自分の国を憂うるのかな、と。
目の前の、菜の花ひとつほどの
存在である私が…と。