徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

教育事情あれこれ

2011-06-01 21:51:00 | 健康・病気
いろいろ言いたいことがありすぎて整理しきれなくなってきたので、とりとめもなく語ってみる。


○間違った、物資的援助


福島市と友好都市から、子ども等に雨合羽が支給された。
100均レベルの、薄っぺらいやつ。
そのうちまた支給されるらしい。


区域外就学の子どもに、次々と物品が送られてくる。
ランドセルが2個。
絵の具セットが1個。
これからも、まだ何かが届く予定があるらしい。
ちなみに、うちに区域外就学の子は一人しかいないし、津波に遭ったわけではないので、物は足りている。


学研から、本が送られてきた。
本が増えるのはありがたいが、図書館担当の先生は、
「自分の仕事が増えた。」
と迷惑がっていた。


これらの動向に対して、自分がいいたいこと。
「被災状況を詳細に調べず、一律に物を送るのは、お金の無駄じゃないの?」
ってこと。
毎日のご飯さえどうしようって人がまだまだいるはず。
その人達を優先的に支援する手段はないのかな。


○放射線対策


今日から、「積算被曝量」の調査が始まった。
福島県の学校は、1校に1台、線量計が支給されたからだ。
8時から計測を始め、16時に「0.001ミリシーベルト」を計測した。
単純計算(8時間で0.001ミリシベールトだから、一日0.003ミリシーベルトで計算。)すると、1年の外部被曝量は、約1ミリシーベルトとなる。
うわ、ぎりぎりだわ。
内部被曝や、放課後の野外活動を含めれば、1年で1ミリシーベルトは余裕で超えるであろう。


ちなみに、県は屋外プールでの活動を「問題なし」と判断した。
福島市は、すでに「今年度は実施しない。」と決定したので問題ないが、「検討中」のところは「大丈夫なのか?」と思ってしまう。


○給食の話


報道で騒がれている通り、福島県の野菜だって使用しているし、福島県産の牛乳を飲んでいる。
しかし、出荷制限されていないものに限る。
放射性物質の基準が高いのだから、安心できないのはよく解る。
しかし、すべてを他県産に頼るのは難しい。
なぜなら、本気でそうするなら、給食費を値上げしたり、量を減らしたりしなければならないからだ。


じゃ、パンと牛乳だけの給食にすればいいの?
究極な話、子どもには、カロリーメイトやコーンフレーク的な食事を食べさせるべきなのか?
危険厨なネラーが、日々リツイートをしていることに、ものすごくいらだちを感じる。
「本当に子どもの未来を心配するなら、ネットでつぶやくんじゃなくて、行動に移してよ!」


○外遊び


ボスの意向で、今日から外遊びが始まった。
「学校での屋外活動を制限することは、地元農業の風評被害につながる。」
という理由から。
おいおい、子どもの健康よりも、地元の目が大事なのかよw
もちろん、外で遊んでいいとなれば、うちのクラスは「やったぁ~♪」となる。
危険厨には、
「おまえ何やっているんだ。教師失格だよ。」
とつっこまれること間違いない。
しかし、自分の考えが、
「子どもを外で遊ばせなくない。」
だとしても、ボスと保護者の意向が一致すれば、従わざるをえないのだ。
子ども達は、久しぶりに校庭で遊ぶことができ、実にのびのびとしていた。


あさがおの観察させるのにも、
「時間は10分ね。」
とか、
「あさがおにはさわらないで。」
といろいろ気を遣う日々。
線量計を持ち出して、チェックしたりして。


あーーー、なんなの、この生活。
普通のことをやるのに気を遣う、しかもこれが10年単位で続くと思うと、やるせない気持ちになる。