徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

学校の校庭でできない運動会(多分最終回)

2014-05-17 22:12:00 | 教育
震災時に北校舎が崩壊し、その後、子ども達は校庭の仮設校舎で勉強をしていました。
そして、今年の3月に新北校舎が完成。
新しい校舎で勉強ができるのは嬉しいけれど、仮設校舎はまだ残ったまま。
解体作業のため、校庭が使えません。

徒歩5分というと非常に近いように思えますが、全校生750人が一斉に動くとなると、おおごとに。
近くのグラウンドで運動会の練習をすることは、移動の面でも、機材の面でもすごく大変でした。

地域の人たちが使うグラウンドのため、前日まで放送機材は置けないし、入退場門も設置できません。
なのに、前日もの凄い強風に見舞われ、何も設置することができませんでした。

だから、環境的には、子ども達はほぼぶっつけ本番に近いです。
カラーコーンを置いただけの目立たない退場門は、保護者で埋め尽くされてしまうので、自分が立って「こっちだよ~」って競技が終わる度に誘導していました。

一番大変だったのが、トイレの誘導。
地域グラウンドには男女2個ずつしかトイレがないため、校舎のトイレまで誘導しなければなりません。
なんでこんな思いをしているかって言えば、すべて東日本大震災のせいです。
漫画「美味しんぼ」での鼻血描写がどうのこうのと騒がれていますが、そんな騒ぎは氷山の一角。
運動会一つとっても苦労している学校があることを、全国の人々に知ってほしいものです。

子ども達は、そんな大人達の微妙な思いとは裏腹に、とてもよくがんばっていましたよ。
だって、最終結果がたったの8点差だったんですもの。
こんな接戦は今までになく、歴史に残る運動会となりました。

私の最大の反省は、グラウンドから校舎に戻るときに、迷子が出てしまったこと。
いつも、練習の後はグラウンドで整列してから校舎に移動していたんだけど、運動会午前の部終了後はグラウンドが人でごった返していて、整列どころではなくなってしまったんだよね。
来年からは校庭で運動会ができるはずだから、迷子もいなくなるはず。


Undoukai_14