凸凹家族どっこい米国とオーストラリアとドイツとカナダで生きてます

タイ、マレーシア、オーストラリア、チェコ、英国、バングラデシュ、米国とカナダに住んで感じたことを、そのままお伝えします。

海外旅行あるある3(実話)

2023-06-05 04:14:52 | コロンビア(ミズーリ州)
今だから言える、海外で遭遇した恥ずかし恐ろし体験3

3.札を数えろ

海外の繁華街では、銀行以外でも両替のできる、業者の両替所があります。
たいてい、防犯のため小屋のように閉鎖されていて、窓口はアクリル板に開けた小さな穴からやり取りします。
ここで、現金の札を渡して両替してもらうのですが、
これからするお話は、あまりにも初歩的で入門編のトリックなので、みなさんも既に体験済かもしれません。

「日本円両替できる?」
「できるよ」
「レートはいくら?」
「◯◯円だよ」
「わかった。じゃあ両替して」
と言って、札を渡します。
相手が何か作業をしているとき、持て余すのでつい他の方に目を移しがちです。
相手はその一瞬の隙を見逃さず、札を数えるフリして1枚落とすのです。
そして、1枚分少ない両替金額を返します。
ここで、返金を数えない人は論外ですが、
数えたら少ないので文句を言います。

「少ないけど?」
「4万円だよね」
「いや、5万円渡したよ」
「だって4万円しかもらってないよ」
と言って、相手は4枚の1万円札を見せます。
そうです、1枚落としたので4枚しか無いのです。
どんなに「渡した」、「渡さない」、で押し問答しても、
頑丈なセキュリティに守られて、一向に埒が明きません。
結局泣き寝入りするのがオチです。

対策;
お金を渡す時は
「5万円ね」
と金額をハッキリ言って、必ず相手も見ている面前で数えて見せます。
渡した後も、相手の動作から決して目を離してはいけません。
この時、後ろから他の人に話しかけられても相手にしてはいけません。
(第一回目でお伝えした身の回りの物にも注意しましょう)
お金が返ってきたら、これまた相手の目の前で数えましょう。
数え終わって、間違いなかったら、
その場でサイフやカバンにしまってチャックまで厳重に締めましょう。

この手口は、両替所のみならず、
銀行やチケットカウンター、駅のきっぷ売り場などでも常習的にやられる手口なので、
「まさかそんな銀行員おらんやろ」
と思わず、決して油断してはいけません。

ついでにですが、
両替所を出た後はしばらく周りの人、特に後からついてくる人に注意してください。
両替所が結託して、外で待ち構えた仲間に電話連絡して襲わせます。
カバンをナイフなどで切ってサイフごとスられてしまいます。
この手口もあまりにも有名なので、十分に注意してください。

では、良いご旅行を。


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