凸凹家族どっこい米国とオーストラリアとドイツとカナダで生きてます

タイ、マレーシア、オーストラリア、チェコ、英国、バングラデシュ、米国とカナダに住んで感じたことを、そのままお伝えします。

チップ制度(アメリカ)

2024-10-18 17:20:46 | コロンビア(ミズーリ州)
初めてアメリカに住み始めた頃は、
チップ制度に戸惑うことがありました。

レストランで食事を終えたあと支払いのときに、
ビル(請求書)にチップを書く欄がありますが、
いったいいくら払ったら良いのか相場がわからないので、
とりあえず 

「10%」

と書いたら、レストランのママさんがすかさず

「ノー、ノー。
 あなたはね日本から来たばかりで知らないだろうけど、
 普通チップは20%なのよ。」

と、のたまうので
「あー、そーですか」
と言って素直に20%払いましたが、
後にわかったことですが、レストランでは大体15~18%くらいが多かったように思います。
(編集注記;最近は物価高騰でこのチップの相場も上がっているようです)

特に決まりは無いのですが、
受けたサービスに対する感謝の気持ちを払えば良いのではないかと思います。
日本にはこのチップ制度が無いので、最初のうちは戸惑いましたが、
慣れるとこれが結構良い制度ではないかと思うのです。

サービスが良かったと思ったらチップを多く払えば良いし、
悪かったら逆に少なくても良いのです。
アメリカ人の友人に聞いた話だと、
サービスが悪かったときは、わざと明らかに少ない額を置くそうです。
「チップを忘れたわけではないのよ、あなたのサービスが悪いからこれしか払わないのよ!」
という意思の表示だそうです。
ただ、そういうときは相手も、
「こんなのいらねーよ」
と言って受け取らないことが多いようです。まあ、それ相応のヤツですね。


日本でも、
最近はお店でもサービスカウンターでも対応の良い所と悪い所が分かれていて、両極端のように感じます。
そのような気持ちを伝えるのにチップ制度はとても良いのではないかと思うのです。
同じ店の店員でも、とても丁寧で気持ちの良い対応をしてくれる人と、
コイツ今日恋人と喧嘩でもしたのか?と思うほど不機嫌で不愉快な態度の人と、
同じギャラで働いているのかと思うと、やるせない気持ちになってしまうからです。

感動するような気持ちの良いサービスを受けたときは、
感謝の気持ちで心からチップを払いたいと思う今日このごろです。


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