秋祭りが終わって、ずっと
『秋祭りが終わったら』
と断っとった飲み友達との飲み会を再開。
ホンマは
『もう飲み会は少しずつ減らそう』
そう、心に何度も誓うたのに・・・
一人の女性を除いて
他はすべて予定が決まった。
その殆どが女性なのは何故?
ぶ男でジジイで何の取柄もないワシが何故?
決して男と女の関係じゃないのよ。
ただの友達なんじゃけど
男も女も友達が多い中で
たまたま今回、女性が多かったとゆー事。
もうジジイじゃけぇ話も面白うない、
そう思うんじゃが、皆さんに誘うて頂ける。
有難い事じゃと感謝しとります。
昨日も積算に集中しとる時に、
某女性から電話が入った。
『飲もう』のお誘いじゃったが
忙しい時の電話なんで、愛想も無く
「今は仕事も多忙じゃし、飲み会の誘いも多く・・」
と断ったら
『もうすぐ忘年会の時期になるし、その時ね』
と暗に忘年会の予約を入れられた感じがした。
ま、誘うて貰える時が華。
すぐに誰からも誘うて貰えんようになる。
自分の身体からも
『そろそろ限界ですよ』
と言われとるような気がする。
うたた寝から目が覚め、
普段ならすぐに風呂に入るんじゃが、
まだ寝ぼけた状態で
ソファーに座っとったら、
テレビ好きの女房殿が
さっさとチャンネルを変えんさった。
見るともなく見よったら
面白うなって最後まで一緒に見た。
プロ野球選手のOBが
パリーグとセリーグに別れて、
お互いの裏話など披露するんじゃが、
こんな深夜にやっとるゆーことは再放送? と聞くと
『分からん、他の時間に見た事ない。黙っとって!』
番組に集中しとるけぇ
要らんこと喋りかけるな、っちゅーこと。
女房殿は夕飯の片付けが終わったら
リビングでTV見ながら
パッチワークするんが日課。
ワシはその傍で大イビキが日課。
最近の歌手や俳優さん、殆ど知らん。
たまに一緒にTV見とる時、
「この人、だれ?」と訊くことが多いワシ。
『えーっ!この人、知らんのん? 人気があるんよ』
昭和の歌手や俳優さんなら
知っとるんじゃけどねー!
祭りのポスターを作ってくれた
孫娘にお礼しとかにゃあいけん。
「何か美味しいもの食べに行こうや。
何でもええ、高級寿司じゃろうと、
高級レストランじゃろうと」
そう誘うたが、孫娘はワシの
財布の中身を知っとるんか
『楓に行ってみたいんよねー?
近いのになかなか行かれんけぇ』
と返事が来た。
日にちも決まった!
この子の二十歳の誕生日の翌日じゃ。
「すや婆ちゃんを一人で
留守番させたら可哀そうじゃけぇ、
すや婆ちゃんも誘うてやってもエエ?」
とライン送ったら
『もちろんよ!
三人で打ち上げ出来るんが楽しみ』
と返ってきた。
可愛いじゃろ?
女房殿と二人で祭りの打ち上げ。
以前には紅葉の始まった北海道にでも、
美味しい料理を食べに
2~3泊で行ってくるか!
となった時もあったが、
急な寒さで、北海道では
初雪も見られたようでは、とても行かれん。
ならば、近場で過去2度
訪れたことのある荒磯館に
「今夜一部屋空いとりませんか?」
『今夜ですか!』
午後2時を過ぎとった。
『2部屋空いてます』の返事に
「今から行きます」
そんな急な申し込みじゃったのに、
料理は海の幸満載の料理。
特にハマチの刺身は、
以前、息子が釣ってきたハマチに
匹敵するくらいの美味しさ!
食事から帰って大浴場に入ったら、
テレビのゴールデンタイムじゃけぇか、
誰もおらん貸し切り状態じゃ。
波の音を聴きながらゆっくり入れた。
夜が明けて、すぐ近くの防波堤の
テトラポットの上に釣り人が見えたんで、
傍まで行って釣果を訊いてみたが、
アオリイカ狙いのおっちゃんは
『サッパリですねー』
と言うとんさった。
美味しい和食の朝食をいただき、
ゆっくりと帰って来た。
たった一泊の近場(島根県益田市)の
旅の宿じゃったが、気分転換になった。
時間を勘違いして
チャリを飛ばして行った往路は
汗をかくほどじゃったのに、
3時間後の復路は肌寒かった。
急な温度の変化じゃ。
プライベートな打ち上げは、
五日市の木遣り音頭の話題で盛り上がった。
隣町のつけ声と五日市のつけ声の違い、
それぞれの地区で
五日市の秋祭りを愛し、
今は亡き先輩たちの話。
『まだまだあるが、長口上は往来の妨げ・・・』
と残りの話題は次回にとっておこうと、
早めに切り上げて帰ったのに、
帰りは半袖で行った事を
後悔するほど寒かった。