けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

歌の練習

2022-05-27 02:38:01 | 日記
ウォーキングしとったら
後ろから自転車で抜いていく高校生が
鼻歌を歌いよるのが聴こえた。

中学生くらいまではワシも鼻歌じゃったが、
高校1年生の時に知り合うた友人が
グリークラブのような団体に所属しとる奴で、
自分が習うたことをワシに教えてくれるんよ。

最初はそんな大きな声にも
バイブレーションなんかにも
全く興味はなかったが、
折に触れ歌の練習する
彼のマネを自然とするようになった。

そうなると一人の時も
鼻歌じゃのうて発声練習になる。

ただ家でも外でも発声練習なんか
する場所はないんよね? 
声量を得ようと大きな声を出すんじゃけぇ
自分の部屋で歌うても外に丸聞こえじゃ。

それで外に置いてある車の中で練習したり、
運転しながら歌うたりしたのが懐かしい。
高校1年の時に軽四輪の車の
免許を取っといてエカッタ。
車がワシの個人レッスン場となった。

そのおかげで社会人になり
カラオケが流行り始めた頃、
歌う客はまだ少なかった時代、
スナックで先輩に命令され、
歌うと、先輩たちからも
他の客からも褒められ、
それが自信にもなった。

今はカラオケ教室などに通う人も多く
みんな歌手のように上手な人が多いが、
あの頃はみんな素人が鼻歌の延長で
楽しむようなカラオケじゃった。

一気にカラオケがスナックに広がり
ワシも、行けば必ず歌わされる。
スナックのママから
『カラオケ教室を開いてよ』
と誘われたこともある。

たぶんカラオケでの自信が
営業成績にもつながったと思う。
営業成績でも、ずっとトップで
同業他社の営業マンから
教えを乞う人も現れたくらいじゃった。

そうなると自信がさらに自信を呼ぶ。
某メーカーのトップセールスマンとして
本社に呼ばれて表彰され、
そのパーティーでも生バンドをバックに
のども披露。賞賛を浴びた。

年寄りの自慢話になってしもうたが
ひょうな事から、人間、自信を持つと
実力以上の力を発揮することもある。
自信というのはこわい。



コメント
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