風呂上がりにスマホのメールチェックをしたら
ナント!懐かしい。
三次の女性から『久し振り』とラインが・・・
以前のような熱いチャットのような
内容ではなく、落ち着いた大人の内容じゃった。
もう1年になるという。
ワシには1年経ったのか2年経ったのか
かなり昔のことのような感じに思える。
是非、三次に来て欲しい。
手料理で迎えたい。
とのことで共通の女友達と訪ねた。
心のこもった美味しい料理をいただき、
いっぱいお喋りして帰ったが
彼女は、まだ帰したくなかったと見え
あれや、これや理由をつけて
別れを惜しんでくれた。
毎晩、熱いメッセージが届いた。
色男でもないワシに、何で?
独り身の彼女に優しすぎたんかもしれん。
また彼女もちょうど寂しさに
身を震わせておった時期じゃったんかもしれん。
『こんな深夜にチャットしとったら
お互いの明日の仕事に差し障りがある』
『しばらくこのラインを休もう』
その提案に素直に応じてくれた。
たまにワシがラインを送って
『元気?』と訊いても
素っ気ない返事しかなかった。
たぶん、それが手紙じゃったら
涙に滲んだ文章じゃったかもしれん。
そのうち距離を置くようになり、
久々に今夜ラインが届いた。
素直に嬉しく返事を書いた。