けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

また友達を失うた

2023-08-29 02:29:46 | 日記
今夕、またワシの良き理解者を奪う訃報が届いた。
彼の名前が表示されたスマホからの電話なんで、
ワシの病状を心配して彼の元気な声が聴ける、
と電話に出たら、その声は奥さまじゃった。

『久し振り! 〇さんも治療を
開始しちゃったと聞いとるけど、どんな?』
いつもと変わりない声に
「ワシ? わっしゃー元気そのものよ。
それよりMちゃんも膝を
手術したとか聞いたが、どんなん?」

しばらく、よもやま話をした後、
彼女の旦那の事を訊いたら、
とたんに声のトーンが落ちて
〚それがね、今日、亡くなったんよ』

〚ガーン』

まさにワシの頭の中に、
漫画の吹き出しの〚ガーン 』が鳴った。

彼とは、彼が定年になって
音楽活動を開始し始めてから、
奥さんの仲介で急速に付き合いが始まった。

奥さんとは、ある音楽サークルを通じて知り合い、
彼女の結婚式にもワシは出席したほどの仲じゃった。
彼女の結婚後も年賀状だけのやりとりは、
ずっと続いた。

旦那の定年で呉に戻った翌年の
彼女からの年賀状に
〚夫も再び音楽活動を開始しました。
〇さんとも縁があればいいですね?』
と書いてあったことから
急速に旦那との付き合いが始まった。

旦那とは同い年とゆー事もあり、
大学時代の共通の友人もおって、
すぐに意気投合。
バンドとしての付き合いも始まった。

そして彼を死に至らしめた病気に関して言えば、
ワシの方がずっと先輩で、
ワシは3年前に同じ病気の告知を受けたが、
彼は昨年、それが分かったばかりで、
ワシも医者からは手術を勧められたが拒否、
彼は医者の勧め通りすぐに手術し、
術後の検査でも何の心配もないと言われとったのに・・・。

彼は地域の施設などで慰問演奏を続けたり、
民生委員も引き受けたり、
地元のお世話に尽力した人物で、
ワシは彼を尊敬しとったし、
彼もワシの良き理解者じゃった。

彼とは生涯の友になれると信じとったのに・・・。
残念なり、無念なり!

コメント
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