けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

人も景色も言葉も

2018-03-30 08:28:04 | 日記
今、わが家にはペットはおらんが3年前まではずっと犬を飼っていた。
ワシが生まれた時には家には大きなシェパ-ドがおり、檻の中に入ってました。
その次の犬からはずっと成長と共に思い出がある。

その頃の近所のおじさんやおばさん、お爺さんお婆さんはもう居ない。
『けんちゃん!』と、よく声を掛けてくれた人たちは居らんようになってしもうた。
町並みも道路も小さな山も変わってしもうた。
ほんの、たった50~60年で・・・。

話しする言葉も違うし、話の内容も昔と今では全然違う。
風呂を沸かすのも、ご飯を炊くのも薪じゃった。
おかずは七輪の炭で炊いて、冬は火鉢の上の網で餅を焼いて食べた。

正月前には、どの家も畳を上げての大掃除をし、
家で餅つきをして、父親が何臼もついてくれ、それを母親と一緒に丸めていた。
ようけついた餅も正月を過ぎる頃にはカビが生えて、
それを小刀で削っては焼いて食べたもんじゃ。

秋に母親が吊るしてくれた干し柿も正月にはカビが生えてくる。
そのくらいようけ作っておいたんじゃろうね?

そんな風景を今、近所で見ることはない。
田舎に行ったら、干し柿が何連も干してあるのを見かけ
昔の懐かしい光景を思い出す。

小さな山は削られて団地になったり、マンションが建ったり、
海は埋め立てられ、どんどん海岸線が遠くなる。
人も変わったが、自分も年をとったよ(笑)。

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