秋の彼岸

大荒れの日本列島の秋彼岸でした。

五日市も雨が降ったと思うたら日が差したり、

冷たい風が吹いたりするんで、

墓参りはやめようかと思うたけど、

雲が切れてお日さんが出たのをきっかけに、

花を買いに行って、すぐ光禅寺へ向かうた。

その勢いで湯来の墓にも参ろうと

車を進めたら、川角の手前から

雪が舞い出した。

雪があるけぇ止めようと言う女房殿に

「行けるとこまで行って、無理なら引き返そう」

と言いながら車を走らせた。

大森神社の辺りは吹雪じゃったが、

道路には雪が無いんで走った。

問題は湯来温泉から先じゃ。

さすがに日が当たらんところには

シャーベット状の雪が路面に残っとったんで、

そろそろ限界か？と思う内に到着。

傘を差しながら吹雪の中、

花を手向け、線香に火をつけた。

ブチ寒かったんで、急いで車に帰り、

エンジンかけたら温風がなんと心地エエのよ。

吹雪の湯来じゃったが、

五日市の下河内まで戻ったら、

ウソのように晴れ間が広がっとった。

山間部と沿岸部の違いは大きいね。