≪おさんぽスケッチ≫にじいろアトリエ.水彩&色鉛筆イラスト スケッチ

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恩師との食事

2006-02-06 | 食べ物スケッチ
恩師と食事をした。
ご馳走をして頂いたのである。

この恩師とは、出会って11年目になる。
彼女と、出会わなければ、今のわたしはいなかった。

11年前、わたしは、小さい子供3人と、具合を崩した連れ合い、
癌に侵されいくばくもない実母を抱えていた。
トンネルをどうやって抜け出したらいいか分らなかった。

そんな時、出会った。
縁とは不思議なものであり、また神様はこの世にいるのだと
今さらながら実感する。
恩師とは、その後もずっとお付き合いさせて頂くことができている。
「感謝」という言葉でも、表すことができないほどである。

その恩師が、今年のお正月にかけて、体調を崩されたことを知った。
ここ数日、何も召し上がれないという。
わたしは、早々すいとん汁を作ってお持ちした。
恩師は言った。
「たぶん、食べれないと思う。」

数日して、メールが来た。
「すいとん汁を食べてから元気になりました。
お礼に、今度ご馳走します。」

わたしは、この恩師に恩返しをしたいとつねづね思っていた。
しかしながら、なかなかそのような機会はなかった。
それが、今回少しでも、恩師のお役に立てただけで嬉しかった。
その上、ご馳走してくださるなんて!
以前から、たびたびご馳走にはなっているが、恩師とまったく二人で、
それも、高級レストランでというのは、初めてだった。

「これじゃ、エビタイではないか?」
そう思ったが、ご馳走していただく事のほうが嬉しかった。
それも、恩師と二人きりで。

当日、わたしが、恐る恐る
「記念に食事を、スケッチしたいのですが。」というと。
「描きなさい、描きなさい。」
嬉しかった。
嬉しかった。

偉大なる、母、恩師。
わたしは、この恩師の期待に沿えるような
わたしらしい絵を描いていきたい。


コメント (6)
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