あなたとお花と猫とエコと健康

日々思ったこと、見たことなどを書いています。

「自己責任」30代男性の意見

2015-02-12 12:47:05 | 自己責任論について
生命保険に入ったのですが、そこのお兄さん、
30代になったばかりみたいですが、ちらっと聞いてみました
「人質事件の自己責任についてどう思うか」を

「あれはー、自己責任ですね」

安倍首相のことは、さして非難していませんでした
例えば、あの時期に中東に行ったこと、演説の事、
事が表面化する以前の対応について、など
どれも、さして気にかけていない様子でした
やっぱり、ね
これが、支持率が5%上がったわけなのでしょう

自己責任論についての、政府の側からの情報操作
例えば、小泉元首相が何をしたかなど
今回も識者なる人が、毎日新聞だかに「自己責任発言」を誘導されかけたとか
その人は乗らなかったと言ってましたが、
公にしましたね、それを、そういうマスコミの誘導があったということ
政府主導の世論操作はなされていたということです

そういうことを言ってみたのですが、どうでもいいみたいです、その男性は
結果、何かのデモや抗議も若い人がいない
自分の身だけを守れば事は足りると思っているようです
自分の足下がぐらついてくるかも知れないのに、
自分だけ守っていればいいと?
それで済めば誰も騒がないですよ

私は言ったのですが、
「そういう風にしている事がやがては自分の首を締める事になっているのに、
気づかないんですよ。私は知りませんから」と
彼は笑ってましたが
タカをくくっているんでしょう、おそらく
何かあって困るのはこれからの人達なのに
為政者の都合のいい人材がどんどん育成されていっている

自己責任論は、究極自己中の論理でしかない
危うい考え方です
大体自己責任なんて妙な言葉はなかったですね
誰が考えたのか
実に嫌らしい言葉です
死語になるべき言葉ではないかと思いますが
これ、自分がきちんとする、というような言葉ではなく
まして、他人が誰か他の人に向かって言うべき言葉ではないですよ
私の直感が【 いけない言葉 】と認識しています

直感って知ってますかね?
第六感とも言うそうですが
他の人のブログから↓
-------------------------------------
・第六感は脳の仕業

五感を用いずに情報を得る第六感は、ESP(超感覚的知覚)と呼ばれている。しかし、ハウ博士はこの実験により、「この現象は、脳が情報を処理する充分な時間を与えられなかったために起こる “勘違い” だ」と結論づけている。我々は、五感によって知覚した情報を脳が処理しきれなかった場合に、それを第六感だと感じてしまうのである。
-------------------------------------
私が聞いたのは

「自分の知識や考えを総合して判断した事ではあるけれど
それを説明する事が出来難く、しかも実際は
自分の能力を全てフル回転した結果出た結論」

そんな感じですか
私は自己責任という言葉に何かの嘘やすり替え、誤魔化しなどがあると思えるのです
私は使いません
使いたくありません
決して使っていい言葉とは思えません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自己責任」という言葉と安倍首相

2015-02-05 22:57:03 | 自己責任論について
以前イラクの人質事件の時に、「自己責任論」が、大きな話題となり、
人質となった人達への相当数のバッシングが起きました

私も当時、「遊び半分で行ったのではないか」とか
「はた迷惑な人達だ」という感想を少なからず持ちました
何故か?
そういう論調の新聞だか世論だかがあって、
それに同調した部分はあったようにも思います

しばらくして、それに関しての幾つかの訂正というか
違う観点からというか、そういうようなものも読みました
その内に、こんな「自己責任論」が蔓延するのは日本だけだ
そういうような文章も見るようになりました
又、当時の解放された三人の人達が、その後どのような気持ちだったか
どんな酷い仕打ちを受けたかなども読みました

私が家族の誰も協力なく一人での母の介護などで体を壊して入院した時に
そのような家族の事を言ったら、そこの30才前後のリハビリの理学療法士の男性が
「(あなたが)好きでやったんですね」と言った言葉に唖然としました
そういう「考え方」をし、そういう言い方をする世の中になったのか、と
「自己責任」という内容の言葉を私が使われたのです

色々な事を見聞きし、やがて「自己責任」という言葉が嫌いになりました
そうして、今回の人質事件がありました
安倍首相の立場は明らかな(人質の)「自己責任」でした

自己責任という言葉の後ろに何があるか
決していいものはありません
まず、「悪人」がいます
「騙された人」がいます
「捉えられた人」がいます
「犠牲になった人」がいます

「騙された方が悪い」
「捉えられる(ような場所に行った)人が悪い」
「犠牲になった人(うかつだった、とか?)が悪い」

つまり、「悪人」はいない
犠牲者だけがいて、その(不注意な)犠牲者が悪い
これは、悪人を擁護し、他者への救助すら拒む冷酷な考え方です

そして、今回調べてわかった事は、イラクの人質事件の時に「裏に」何があったか
つまり「自己責任論」を発したのは、政府の側だったという話です
為政者に都合のいい論理、まやかしの論理が「自己責任論」だという話なのです

私が感じた自己責任論のおかしさ、不自然さの裏にあるものは
傍の人間の非情さに他ならなかった
だから今回の人質事件の時に、自己責任論は大手を振って罷り通る事はなかった
一部出てきた自己責任論は、大きな声にはならなかった
その欺瞞に気づいた人が少なからずいたからなのだと思います

そして10月に後藤さんが捉えられ、奥さんのところにメールが来て
当然政府は奥さんからその情報を得ていた
しかし、安倍首相は例によって「自己責任論」を盾に
その交渉に力を入れず、ある意味放置した
世論は「自己責任論」で、「危険な地域に行った人質が悪い」と、
この前の時のように、世論によって人質が責められると踏んだのかもしれません

ところが、事情は変わっていた
もう、その政府主導の自己責任論に惑わされなくなった人達は
「人質を救って」と言う
ところが時既に遅く、水面下の交渉を放棄した上に
中東に行って啖呵を切ってきた首相の為に、
アメリカに阿った人質対策の無策の為に、
後藤さんたちは殺されてしまった

もう私達は自己責任論には騙されません
でも、もう遅かったのです

今も首相は強弁をふるい、新たな犠牲者が出かねない自己弁護に終始しています
自分が何をし、何を言っているかの自覚のない、
上に立つ人とも思われない言動が続きます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする