からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

歩く花

2018-10-19 | 音楽
歩く花
THE BLUE HEARTS



anamu&maki (アナム&マキ) - 無口な夜 (silent night)



N.S.P 「夕暮れ時はさびしそう」



The Graduate - The Sound Of Silence (Soundtrack) *Must See*





「卒業」を最後にした。

この映画、勿論私は後追いであり、テレビで放映されたのを観たのだけれども、その時もうすでにこの映画の内容は知っていた。

私には11離れた長兄がいて、彼が公開当時観ていたし、S&Gの曲が入ったサウンドトラックを持っていたからだ。


吹き替えだったけど、観た感想は想像以上にこの映画がS&Gの曲とマッチしており、もしかしたら最初にS&Gの曲を念頭に入れて、この原作を選んだんじゃないのかとさえ思った。

内容は結局のところ、ふぬけで、同情の余地もない行為をしてしまったエリートが最後に渾身の勇気を出して、別の相手と結婚式を挙げている最中の花嫁を連れ出してしまうというストーリーだけれど、最後が良かった。

バスに乗ってふたりは最後尾の席に座り、大笑いして最後にほっとした笑顔がでる。

その笑顔が何とも言えずいいのだ。

ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスの共演だったのだけれど、特にダスティン・ホフマンの笑顔は主人公の(それまでの行いを全部チャラにしてしまうほどの(男にこういう表現はどうだと思うけど)愛らしい笑顔だった。

この映画はダスティン・ホフマンを起用したことと、監督のセンスにより成功したのだな、と思う。


因みに、原作の方は後に(2007年)に「その後」の続編が出たらしい。

まあ、その続編は映画にはしてほしくないな。


映画「卒業」は一種のロマンであり、続編を制作、公開することで恐らくそれを壊してしまう。


それはとても困る。

・・・困るのですよ、私には。(~_~;)
コメント
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