児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

夏休みの親子

2015-08-11 10:47:47 | 教育相談
前の更新で、話し方が抜けてしまいましたので補充しておきます。

はなしかたのポイント

 はっきり、ゆっくりはなそう

 なかみをまとめてからはなそう

 じゅんばんをかんがえてはなそう

 かおをみてはなそう

 たのしくえがおではなそう
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夏休みの親子

2015-08-11 10:33:08 | 教育相談
夏休みで多くの方に見ていただいているようです。せっかく来ていただいても、新しいのを入れないと申し訳ありませんので、時間を見つけて入れるようにしますので、よかったら今後も見てください。
 また、お知り合いの方等に教えていただけると、更新もしたくなりますので、よろしくお願い致します。

夏休み中は、子どもは家庭で過ごしますので、親と接する時間がいつもよりも多くなると思います。子どもとのコミュニケーションを行う時に注意していただければと思うことを以下に記したいと思います。いつも行っている保護者の皆さまも多いと思いますが、それぞれのお子さんと話し合いなどをしながら、お互いに気をつけようねと言って、改めて意識的に行っていただければありがたいです。
 ことばのやりとりで、コミュニケーションがよくとれると、子どもも気持ちよくなって、それぞれの子どもが持っている能力を十分に発揮することができるようになると思います。標語的に記しますのでわかりやすく覚えやすいと思います。よろしくお願い致します。


コミュニケーションのコツ
┌──────────────────────────────────────┐
│  ききかた「あいうえお」 はなしかたのポイント │
│ │
│ あ あいてをみてきこう は はっきり、ゆっくりはなそう │
│ │
│ │
│ い いつでもどこでもきこう  な なかみをまとめてからはなそう │
│ │
│ │
│ う うなずきながらきこう  し じゅんばんをかんがえてはなそう │
│ │
│ │
│ え えがおできこう か かおをみてはなそう │
│ │
│ │
│ お おしまいまできこう た たのしくえがおではなそう │
│ │
└──────────────────────────────────────┘

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子どもたちのストレス

2014-11-24 13:30:40 | 教育相談
子どもも大人も大変です。

 今の時代に生活しているすべての人に大きなストレスが日常的にかかっているといっても過言ではないかもしれません。
 子どもは、学校でもストレスを感じることが多いかもしれません。
 大人の場合は、ストレスをいろいろな方法で、たとえば、おいしいものを食べるとか、何か買い物をするとか、ふだん行かないところに出かけてみるとか、思い切って寝てしまうとか、で解消するあるいは軽減することができると思うのですが、子どもは、大人のようにはストレスを解消できないので、ストレスをため込むことも多いのが現状だと思います。

 それなので、周りの人が子どものストレス状況がどのようになっているか冷静に観察して、それに気づいて、その状況を軽減や解消してあげられるような手立てをすることが大切だと考えています。
 そのようなことが家族の持っている大きな役割であるとも考えられます。
 とりわけ、子どもにとっては、母親の持っている影響力はとても大きいので、母親の子どもへのかかわり方は大きな影響力を持っていると思われます。

 その具体的な方法のことなのですが、子どもの状態を見て、意識的にかかわり、話をていねいに聴いてやることで、こどものストレスを軽減できるよい機会になるように思われます。
 子どもからすれば、そのように対応してくれる親への信頼の気持ちや感謝の気持ちが生まれて、安心感や包まれている感じを得て、精神的に安定し、心の芯がきちんとする。しっかりするようになれると思われます。
 一方、親にとってみれば、ていねいに聴くことをとおして、子どもの心の状態が見えるようになり、子どもに対して、言ってあげられることややってあげられることが多くなると思われます。

 以上のようなことで、良い循環が生まれて、子どもも親も、より良い方向に進んでいくことができると思います。
 循環の存在に気づいて、その循環を良い方向に向けていくために創意や工夫を繰り返していくことが最も大切なことであると考えられます。

 こうすることで、子どもが本来持っている能力や可能性を発揮することができると考えられます。
 具体的な会話の仕方は、聴くこと、共感することの上に、言ってあげるべきことがあれば言ってあげることでよいと思いますが、何よりも大切なのは、耳を傾ける親の姿勢かもしれません。
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アドラーの考え方を活用して

2014-11-03 11:56:20 | 教育相談
 アドラーによれば、子どもの不適応行動には4つの目的があるとしていました。その目的は、①人の注目を集めるため ②自分が強いことを誇示するため ③仕返しや復讐をするため ④無気力の状態を示すため でした。
 今回は、どのようにして子どもを勇気づけるか、その具体的な視点や方法について考えてみたいと思います。

◎勇気づけのための基本的な視点について。
 子どもの言動や行動は、周りの人からの、子どもへの接し方に対する反応として行われていることが大変多いと感じられます。従って、子どもを元気づけ、良い方に向けようとすれば、まず始めに、親や周りの人が子どもへの接し方を振り返って、良いものにすることがとても大切だと考えられます。
 親や周りの人が、子どものことに関心が薄かったり、構ってあげないようなことがあると、子どものやる気は弱くなって不適応行動につながる場合があります。
 また、子どもの悪いところばかりを指摘したり、非難や批判を多くしていると、子どもはやる気を失い不適応を示します。
 大人が子どもへの接し方を点検して、上のような点がないか確認し、ある場合には接し方を変えていくことが大切になると思います。

◎具体的な行動を考える。
(1)良いところをさがす。
 親はともすると、子どもの悪いところを指摘して、直させようとすることが多いと思います。そのやり方がすべて悪いというわけではないのですが、いつもそのようなことをしていると、子どもへの「勇気づけ」にならずに、勇気くじきになってしまうことがあります。どの子もその子なりに良い点(資源、資質・能力)をたくさん持っていますので、ダメ出しではなく、「良い点をたくさん指摘してあげる」ことが良いと思われます。
(2)プロセス(過程)を重視する。
 今の社会では、数字で示される結果等が必要以上に重視されることがあります。子どもは、成長の過程にある存在ですので、結果ばかりでなく、行いの過程もきちんと見てやることが大切と思われます。結果に至る過程の中で、大切なことが行われていた場合には、きちんと見てあげて、認めてやることが大切と思われます。認められることで意欲も高まると考えられます。
(3)協力原理を重視する。
 協力原理の反対に競争原理があると思います。競争の原理を必要以上に重視すると、子どもに気持ち的なゆとりがなくなり、それが重なると、子どもによっては勇気がくじかれてしまう場合があると思われます。子どもの成長過程では、将来、周囲の人と協力していろいろなことを行っていけるように、コミュニケーション能力を高めることが大切です。
そのためにも、子どもが協力してくれたこと、協力できたことを、積極的に認めてあげることが大切と思われます。
(4)失敗も認める。  
 子どもの失敗行動も受容し認めてあげることが大切と思われます。失敗を非難する、特に感情的に非難することで、子どもの繊細な心が傷ついてしまって、勇気がくじけてしまう可能性があります。失敗でも、それはそれとして受け止めてあげて、その後を冷静に子どもとともに考えることが大切と思われます。
(5)聴き上手になる。
 子どもに対して大人は指導者的な立場になることが多く、どうしても話をすることが多くなります。それも大切なことですが、「聴き上手」になって子どもの心の中の感情をきちんと聴きとめてあげることの方がもっと大切と思われます。
 子どもが話すことで、事柄のいきさつをきちんと整理することができたり、気持ち(感情)を表現して、その感情を和らげたり、感情にキチンを向き合うことができたりすると思われます。「聴くこと」は、「話すこと」よりも何倍もの大きな力を持っていることがあります。
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更新しました。

2014-10-17 16:59:15 | 教育相談
しばらく何もアップしないで来てしまいました。
その間、毎週、gooの事務局から、今週の訪問者数や来てくださった方の人数とかをメールで
送っていただきました。
 それで、何も変更していないので、おいでいただく方も次第に少なくなって、いつか消えてしまうのかなと
思っていましたが、見てくださる方が減らず、むしろ多くなっているような感じさえしました。
 このような内容にも一定のニーズがあるのかなと思い、何も更新しないのでは申し訳ありませんので、再び
更新することにしました。
 今回は、回数は少なくてもなるべく継続的にやってみようと思います。よかったら、これからも読んでください。
 内容は、多少使い回しもありますがご了承をお願いします。

 今回は、ある大学の先生が、子どもを育てる際の留意点について掲げていますので、その中から、幾つか選んでご紹介したいと思います。

◎子育てに完全はない。完全を期しすぎない。
 百点満点の子育ては極めて難しいことだと思いますので、求めすぎない方が賢明だと思われます。
 親が自分自身に満点の子育てを求めると、ついつい肩に力が入りすぎ、緊張してしまいます。その緊張は自然に子どもに伝わり、そして、子どもを緊張させてしまいます。
 子どもにとっては、親から与えられる緊張や圧力はありがたくないものの代表ですから、それを与えられることで、かえってやる気が減少したり、やり始めても能率が悪くなったりして、自分の本来持っている力(潜在的能力)も出せないようになってしまう可能性があると思います。それでは、親、子どもの両方にとって損なことですので、「やり過ぎや求め過ぎはかえって失うことも多い。」ことを頭に置いて子どもを養育することがたいせつなようです。

◎子どもと言えども別人格。親の思い通りにはならない。
 子どもは両親から生まれます。父母の特性を受け継ぎながらも、生まれた瞬間から父親とも母親とも違う新たな独自の存在です。
 そのような理由から、親が子どもに一方的に指示したり命令したりする権利はないと思います。親が子どもを支配したり、親の願望を押しつけたりすることは行き過ぎの子育てだと思われます。気をつける必要のあるポイントだと思われます。

◎子どもから目を離さない。
 子どもは親に対して求めていることがあると思われます。何を求めているか考えてみると、暖かい心配りと、積極的な肯定的関心を求めていると思われます。
 積極的肯定的関心は、心理学の言葉ですが、成長していく力を持ち信頼できる一人の個人として子どもを見てあげることだと思われます。
 暖かい関心を持って見守りながら、過剰には期待や干渉をしないことが大切であるように思われます。
 子どもの様子を関心を持って見守りながら、必要なときには十分に話しを聴いてあげられる、そんな適度な関係ができればよいと思われます。



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養育姿勢の影響

2014-07-07 16:45:59 | 教育相談
支配的な養育がもたらすものは

 親が子どもに示す姿勢は子どもの成長に大きな影響をもたらすことがあります。子どものためによかれと思ってやったことが思わぬ結果をもたらすこともありますので、注意が必要なことと思われます。 
 標題では、親の支配と言うことを記しましたが、いつの間にか気づかないうちに、子どもが思わぬうちに親の言葉通りに育っていたと言うときも、支配と言ってもよいかもしれません。
 いろいろなことを考えないで、周囲の言葉通りに行動していることは、子どもにとっては楽かもしれませんし、まじめで素直な子どもほど、大人の言葉に自然に従って動いていると言うこともあるかもしれません。
 問題は、子どもの内面的な成長が始まってきて、自己の思いが高まってきたときに、周囲の考えや自分自身の考えの不足に自然に気づき、あるいは気づくことがなくても、何となく違和感を抱いて、周囲との調和がとりにくくなると言うことはあるかもしれません。ある意味では反抗期的な感情、行動という風に考えることができるかもしれませんが、問題は、その状態への立ち向かう力、自我、自己の力の強さが足りないと言うことが問題になるかもしれません。
 多少のいたずらや自分の行動をしてきた場合には、それなりの経験をしていることでしょうが、その経験が不足している場合には、克服する力、能力、経験が少ないと言うことが生じるかもしれません。すると、停滞に至ることも考えられます。
 いつの場合にも、ほどの良さと言うことは大切なことであるように思われます。節度と言ってもよいのでしょうか。
 親や大人の、子どもに対する姿勢や態度、考え方を振り返ってみる必要がありそうに思われます。




















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子育てのポイント(2)

2014-07-03 10:24:00 | 教育相談
今回は、子育てのポイント(2)です。

心配しだしたら限りがない、親の不安は子どもに伝わる。
 子どもを育てることは、ある意味では不安や心配との戦いであるかも知れません。子どもを良くしようとする気持ちのあまり、心配や不安が一層大きくなる場合もあります。
 親が不安な気持ちを強く抱いていると、その気持ちが自然に子どもに伝わってしまい、親の不安を感じ取って、子どもも不安になってしまうこともあります。
 すると、子どもは強くなった不安のために、本来の力を十分に発揮できない状態にもなってしまいます。
 親としては、ある程度心を落ち着かせて、「何とかなる」、「この子なら大丈夫」とか、少し楽観的に考えておくことがよいと思われます。但し、「何とかなる」を理由に、何も創意工夫をしない、子どもの成長に関心を持たない、放任するなど、成り行きに任せた子育てだと、また別の課題が生じるかも知れませんので注意が必要と思われます。

「教育情報」に惑わされない。
 マスコミやネットが発達して、子育てに関しても様々な情報が大量に流されています。
ともすると、それらの情報に強く影響され惑わされて、冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。目に止まった記事や情報に必要以上に振り回されないようにすることも大切だと思います。教育情報に接したときは、まずは冷静な気持ちになってみて、もう一度考えてみる、子どもに対してやってみてその反応をきちんとみる、等の注意が必要と思われます。

親は独走しない、自分一人じゃ子育てはできない。
 親の一方的な思惑だけでの子育てはできません。親が子どもをこうしたい、子どもにこうなってもらいたいと、一方的に考えて、その思いだけで子どもに接すると、子どもがいやな気持ちになるかも知れません。前回にもあったように、子どもは一人の別人格の存在です。
 子育ては、なるべく多くの人と交流して、その中で自分の子どものこと等を考えながら進めていくのがよいと思われます。特に、学校は、保護者と力を合わせて子どもを育てていくところだと思いますので、十分に情報交換をしながら、協力して成長を促すことが大切と思われます。
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子育てのポイント

2014-06-26 09:53:23 | 教育相談
 今回は、ある大学の先生が、子どもを育てる際の留意点について掲げていますので、その中から、幾つか選んでご紹介したいと思います。


子育てに完全はない。完全を期しすぎない。
 百点満点の子育ては極めて難しいことだと思いますので、求めすぎない方が賢明だと思われます。
 親が自分自身に満点の子育てを求めると、ついつい肩に力が入りすぎ、緊張してしまいます。その緊張は自然に子どもに伝わり、そして、子どもを緊張させてしまいます。
 子どもにとっては、親から与えられる緊張や圧力はありがたくないものの代表ですから、それを与えられることで、かえってやる気が減少したり、やり始めても能率が悪くなったりして、自分の本来持っている力(潜在的能力)も出せないようになってしまう可能性があると思います。それでは、親、子どもの両方にとって損なことですので、「やり過ぎや求め過ぎはかえって失うことも多い。」ことを頭に置いて子どもを養育することがたいせつなようです。


子どもと言えども別人格。親の思い通りにはならない。
 子どもは両親から生まれます。父母の特性を受け継ぎながらも、生まれた瞬間から父親とも母親とも違う新たな独自の存在です。
 そのような理由から、親が子どもに一方的に指示したり命令したりする権利はないと思います。親が子どもを支配したり、親の願望を押しつけたりすることは行き過ぎの子育てだと思われます。気をつける必要のあるポイントだと思われます。


子どもから目を離さない。
 子どもは親に対して求めていることがあると思われます。何を求めているか考えてみると、暖かい心配りと、積極的な肯定的関心を求めていると思われます。
 積極的肯定的関心は、心理学の言葉ですが、成長していく力を持ち信頼できる一人の個人として子どもを見てあげることだと思われます。
 暖かい関心を持って見守りながら、過剰には期待や干渉をしないことが大切であるように思われます。
 子どもの様子を関心を持って見守りながら、必要なときには十分に話しを聴いてあげられる、そんな適度な関係ができればよいと思われます。
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節目を生かす

2014-04-01 10:08:50 | 教育相談
今回は新年度の初めなので、節目を生かすにしました。

 新しい年の初めや年度の初めは何となく気持ちも新しくなるものです。新年度には、こんなことをやってみようと言う気持ちもわいてくる機会が多くなります。
 子どもたちはどんな気持ちでいるのでしょうか。今は春休みの最中なので、それどころではなく遊びや自分の活動に一生懸命と言うところでしょうか。
 たくさんの子どもたちが、新しい学年では・・・とか、期待や不安等が工作しているところでしょう。親御さんたちは、今年はどんな先生になるのか、やはり期待や不安が多いことでしょう。
 そう、ふと思い出しましたが、子どもの性格特性、行動の特性に与える影響で一番大きいのは何でしょうか。家庭、学校、社会の状況・・等がありますが、やはりそれぞれが錯綜・複合して特性を形成しているのでしょう。
 家庭、学校、社会状況、どのような割合で影響しているのでしょうか。以前にあるところで聞いた話では、やはり家庭の影響が一番大きいらしく、60~70%程度、学校が20~30%、社会状況が10%程度とかの話を聞きました。本当かどうかはわかりませんし、数字で表せるのかもわかりませんが、感覚的には、そうかなと思えるところがあります。
 家の状況はやはり大きいのでしょう。大人・親の責任は大きいところがあります。また、大人も社会状況の影響も大きく受けていますので、その面から考えれば、社会状況は大きく影響するとも考えられます。相互的なものだと思いますので、絡み合っていると言うことでしょうか。
 話がどこかにそれたようですが、何となくやっていたらこんなことになりました。 



 







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子どもから学ぶ

2014-03-25 11:01:27 | 教育相談
 今回は、「子どもから学ぶ」と言うことで、日頃感じていることを記させていただきたいと思います。親はすでに大人ですから、子どもから学ぶことは特にないと考えてもやむを得ないと思います。
 しかし、実際には、大人が子どもから学ぶべきことはたくさんあるように思われます。子どもという存在は、大人一般が考えるよりも実際は大人で、いろいろなことを敏感に感じとり、自分の気持ちや考えを持っている存在だと思います。
 子どもの気持ちは、本当に純粋で、素直で、感受性の極めて鋭い存在であると感じます。大人の心や大人のやっている計算や思惑、つじつまの合わないこと、本音でないことば等は、すぐに見破ってしまう存在です。

 そこで子どもとつきあうときに大切なことを子どもから学びながら、あるいは学ぼうとする姿勢を持ってつきあうことが必要と思われます。
 その観点から、子どもとつきあうときの留意点等について考えてみたいと思います。

 まず初めに、子どもには大人の嘘は通じません。子どもは大人の言うことややることのおかしなところまで、鋭く感じている存在です。子どもの心を知らないのは子どもではなく、大人の方だとしみじみ思います。
 大人も何事にも自信を持って言えることややれることばかりではありませんので、迷うこともあると思いますが、そのときには、迷いの気持ちも率直に表現することがいいのかもしれません。
 但し、一方で、子どもは自分の力だけでは生きていけない存在ですので、親が強い迷いや不安を持っていると、それが子どもに伝わる可能性もあり、子どもをいっそう不安にすることもあるかとも思います。
 何事も率直すぎると波風が立つ場合もあり、率直ではなく、つじつまを合わせようとしすぎると、疑心や不安が生じる可能性もあります。
 けっこう難しいものとも思いますが、その時は、大人が表現することで生じる子どもの気持ちをきちんと確認しながら、対話を繰り返して、ともに落ち着ける解決策を見つけ出していくように努めるのがよいでしょうか。
 子どもに対する影響力の大きさは、話の内容もともかく、大人の姿勢の方が大きな影響を持つように感じられますが、いかがなものでしょうか。

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