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教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

意欲の素は何?

2014-01-20 21:57:47 | 教育相談
 今回は、子どもの意欲の基、あるいは意欲の元について触れてみます。

意欲の基になるものは
 子どもは、基本的に、それぞれ自分の力を一生懸命に発揮しようとする気持ちを持っています。成長したい、できるようになりたいという志向性を持っているということです。 成長しようとする気持ちが十分に出てくるには、基本的な条件として、「子どもの気持ちが落ち着いている」(情緒の安定)ことが必要になると思います。
 情緒的に安定していないと、難しい問題等に地道に取り組もうとする気持ちがなかなか湧いてきません。

情緒の安定を促す親のかかわり
 子どもが、心の中にいろいろな思いを持っているときには、何となく表情や姿勢、ふだんの様子に現れることが多いので、子どもからのサインを見逃さないようにする必要があると思います。
 親としては、まずは、子どもが心の中でどのようなことを考えているか、感じているかについて関心を持っていただけると有り難いと思います。
 そして、子どもが何かを話せると気持ちが落ち着くと思います。青年期の子どもは話さないことも多いですが、親の方から話を聴く姿勢を示すことが子どもの表現を促すことにつながると思います。

日々の生活の中で
 すべての子どもが、それぞれの子どもなりに、よい点を持っていると思います。また、改善すべき点、乗り越えるべき課題を持っていると思います。
 親としては、日々の生活の中で、子どもの生活をよく見て、よい点、改善を促す点についてはっきりとさせておき、子どもがよい点を発揮した場合、家庭生活に貢献した場合には、率直に指摘したり感謝のことばを言ったりして、一層の発揮を促す必要があると思います。
 一方で、乗り越えるべき改善点については、子どものことばを聴きながら、子ども自身がはっきりと自覚できるように伝える努力をすることが大切だと思われます。
 情緒の安定の中で、子ども自身が今後の課題について自覚できれば、それぞれの子どもなりに一生懸命に取り組んでいくと考えられます。
 
 意欲の基になる親子のかかわりができたら素敵ですね。親にとっては、子どもがそれぞれの子なりに力をつけて発揮して行くことが望みですからね。 

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