自然と生きる

気ままに健康で楽しく生きる。そして、天寿120歳を目指す。

こんな所に植えたらあかんで

2021-12-16 05:05:51 | 日記

 剪定作業していますと、怪訝な顔を

しながら通り過ぎていく人達がいる。

老若男女。

色んな意味を考えがちなのが現代人で

すが、植木屋をしてあらためて認識で

きることがあります。

 

「自然の木々の方が余程に良い」

 

ということですが、わざわざ狭い庭に

自分の思惑を持ち込んで、枝が伸びた

と言って愚痴ったり、伝統的な剪定技

術だと言って枝先をチマチマ弄ったり、

大きな庭木や高価な庭木を誇ったり。 

まあ、紅葉も終わりましたが、古刹な

んかを訪ねると手付かずのモミジとか

雄大なイチョウとか立派なクスノキと

か惚れ惚れしますが、色とりどりの落

ち葉でさえ楽しくなってくる。

 

ところで、先日伐採依頼ということで

出向きますと、何の木かと思えば月桂

樹で、近所迷惑にもかかわらず狭苦し

い所に植えられたもの。

作業始めると様子見に出て来た隣のお

ばさんに、月桂樹の葉=ローリエいり

ますか?と聞いてみたら「上等な料理

作らんので要らんわ」だと。笑

月桂樹の葉は、甘い独特の香りがする。

肉料理の臭みを消すために煮込みスー

プなどに使われますが、街中じゃ意外

と月桂樹を剪定してたら、葉っぱ頂戴

と言ってくる人は少なくないので、知

ってる人は知っている。

 

さて、庭木の剪定の依頼者の多くは老

人だ。「庭はもう懲り懲り」という声

も聞きますが、その年になるまで気が

付かない方がどうかしてる訳ですが、

庭木なんてものは家を飾るもので、欲

に駆られてあげく意地を張ると碌なこ

とになりません。

西洋趣味で画面一杯のべた塗りの様な

庭にしてはいけない。

 

何度も言いますが、庭木は考えて植え

ないといけません。

心持ち次第で犬や猫より金も時間もか

からない。家を飾り日を遮り小鳥が寄

り季節季節で変化があります。

 

ではでは。

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 医者のリセットが始まるようだ | トップ | かしこと馬鹿は紙一重 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事