気ままに健康で楽しく生きる。そして、天寿120歳を目指す。
庭木剪定方法が分からないとか、私
は素人なのでとかいう人に限って、そ
の方法を調べないし考えない様だ。
メンドクサイと。
まあ、現代人の殆どがサラリーマンな
ので忙しすぎるとも言えますが、基本
的に剪定とは職種的には農業でもある
ので、都会人にとっては汚れたくない
深層意識が強いのだろう。
しかし、庭木は見栄財としての要求度
が高いので植木屋などが居る訳ですが、
それでも、見栄も外聞も無いというか
ただ枝を切り詰めてしまうそういうお
庭が多くなりました。
そこで、ちょっと考えて剪定してみよ
うという感じで、クスノキの枝を剪定
してみました。剪定後です。
大きくしないために枝先を小枝の元ま
で切り戻します。全体として枝が右に
向いてますが、上向きの枝はバランス
を欠くので除きます。これが軽剪定。
翌年は、写真の一番下の小枝が成長し
たら、その枝元で剪定すると庭木の大
きさを一伸一退で維持ができるという
具合になります。
自然樹形の雑木なんかは、基本的に皆
同じ感覚で良いと言えますが、何事も
やってみないと解りませんから、実行
することをお勧めします。
冬は、落葉樹が剪定しやすい時期です
し虫も居ないので、庭整理にも良い季
節です。
ではでは。
庭の手入れで困ると言えば「トゲ」
ものです。葉先の痛い奴や枝や幹から
トゲが出ている奴などで、花が欲しい
バラや実が欲しい柚子はしょうがない
と思えるが、アツバキミガヨランとい
う葉先のきつい奴なんて、どうなのよ
という感じです。
そもそも、住宅の鬼門に当たるところ
にトゲ物を植えて魔除けとするという
風習が昔からあるのですが、家の者も
近づけないほど痛い代物はどうかと思
います。
第一、目でも突いたら大変で、作業前
には葉先を少しカットしてから手を入
れるのですが、刺さると痛いのでぼち
ぼちやります。
まあ、魔除けにするならヒイラギナン
テン程度が大きく成らないし危険じゃ
ないので無難ですかね。
ではでは。
昨今は、手間作業軽視というか労働
軽視というかデフレデフレで技術すら
軽視でメクラ貧乏サマサマです。
当然乍ら、職人も対費用効果とばかり
手を抜く訳ですが、それをやっちゃ
お終いよという手抜きを通り越した
デタラメな作業もありまして、黒松を
バリカンで刈るとか、刈込み同様輪郭
だけ切り揃えるとか、翌年の始末はど
うするの?という感じです。
今日の黒松は、なかなか疲れました。
立枝、絡み枝、逆枝、徒長枝の中芽切
で乱立した枝を整理するのに丸一日作
業でした。
お客さんの要望で費用が安いなら芽数
減らせば良いじゃん、もっと枝を捌け
よと思うのですが、業者も色々です。
今日は5mの黒松、一日作業終了です。
来年は楽になるだろう。
ではでは。
お客様からの問掛けで、庭木に肥料
は必要ですかというものがあります。
お庭の状況にもよりますがという前置
きがありまして、
1、雑草や落葉も無く、奇麗に掃清め
ているお庭にはやや必要。
2、庭土が真砂土で堅く締まっていて
庭木に元気がないお庭には必要。
3、程々に落葉もあって自然に近く庭
土も柔らかいお庭には不要。
4、花や実が欲しいという場合は必要。
5、肥料を与えすぎると害虫が増える
ので注意。
という具合に説明しております。
当然、植物は地中からミネラルを吸上げ
て成長しますから、補給しないと元気が
無くなります。毎年強剪定をして葉量を
減らすと体力が落ちて病気に成ったり虫
に食われたりするので、人も同じで栄養
補給は必要かなと思います。
また、お庭全体では経年により根詰まり
状態になってゆくので、木々の間を約
20cm程の深さであちこちほじくり返
して根を部分的に切ってやることで、新
しい根の発根を促してやる、つまり、鉢
植の植替え時の根切りと同じですね。
なお、土を掘ることで、地中への水の浸
透が良くなりますので、昨今の猛暑とい
う状況下では施肥というよりも、水分確
保に利するといえます。
写真は、有機配合肥料です。
ホームセンターで売られているものです。
多くのミネラルが添加されたものですが、
基本的には菜園用なので庭木には栄養過多
と思いますので、油粕に少し混ぜて寒肥と
して少し施肥します。
色んな種類の肥料がありますが、緩効性有
機肥料であれば何でも良いかなと思います。
今が時節なので、お庭に出てごそごそやり
ましょう。皆さま。
ではでは。
植木剪定の道具で刈込用バリカンが
ありますが、トリマーと言います。
爺様植木屋は電気コード式のものを使
ってることが多い様ですが、剪定屋さ
んではエンジン式トリマー使ってます。
力が強いからね。
冬場は仕事もボチボチなので、機械道
具刃物の手入れをしています。
トリマーの刃は三面の特殊な形状をし
ていて普通の鋏の刃のように砥げない
のでグラインダーで砥いでいきます。
機械屋さんに整備を出すと高いので自
分でやるのが知識がついて良いのです
が、どんどん機械整備ができる機械屋
金物屋が廃業していくので部品の調達
に困ります。
まあ、こういうエンジン式の機械道具
類も後5~10年もすれば、バッテリー
式の安価で高性能なものが出て無くな
っていくと思いますが、エンジン式は
ガソリンと油がつきものなので汚れる
ということと、騒音というデメリット
があるので、電気化は待ち遠しい限り
です。
ではでは。
剪定すれば枝葉ゴミが出てきますが、
当然、植木屋の作業として掃除はつき
もので、大きなお庭であれば掃除だけ
で1日仕事となります。
大き目のゴミは、シート等に包んでト
ラックまで運びますが、問題はあちこ
ちに飛散る小さなゴミなんですね。
ちなみに、ゴミを集める掃除道具には
昔から比較的大きなものをかき集める
熊手があり、次に熊手からこぼれるゴ
ミを竹ほうきで集めて、最後に小さな
手ほうきで回収します。
そこで昨今は、その手間を省くといい
ますか作業効率を上げるために、事前
にゴミを受けるためにシートを敷いて
置いて剪定後に包んで回収しますが、
全面をシートで被えないので、熊手で
回収しにくい小さなゴミは、送風機
(ブロア)を使ってゴミを吹飛ばしな
がら集めるということをしています。
今時、どの植木屋も使っているブロア
ですが、便利な道具です。
なお、掃除は自分でしますよというお
客さんは居る訳で、費用を抑えたい方
はボチボチ袋に詰めて家庭ごみとして
出せばお金は掛かりませんね。
写真は、埃で汚れたブロアの掃除をし
てるところです。
ではでは。
落葉樹は葉を付けている間に光合成
で養分を作りながら成長し、寒到来と
共に幹に養分を回収して葉を散らしま
す。散った葉は根元を被い土壌を涵養
します。自然サイクル。
だから、落葉樹は紅葉を楽しんだら芽
出しするまでの3月までに剪定するのが
基本です。
葉が無いので剪定がしやすく小枝の状
況が把握しやすいです。枯れ枝も除去
しましょう。
そこで、剪定後が奇麗かそうでないか
は目を養わないといけない訳ですが、
自然の落葉後の枝の状態を観察すると
良いかもしれません。
ただし、刈込みや強剪定は自然とは相
反し枝が暴れ乱立するので、葉のある
状態で人工的な形を維持する作業が必
要になります。だから、葉の無い間は
歪で異質な形態になりがちです。
狭いお庭に大きく成る木を入れるのは
実際は不自然なのですが、人間の我儘
でそうしたい訳で、そういう場合必ず
剪定する作業は必要になるので、その
意識と行為が重要ですが、美観をと言
われますと頭が要りますね。
だから昨今はブツ切り庭木が目立つ訳
ですね。素人玄人関係なしに考えるの
が面倒だから。
本来剪定は、気長に観察吟味しながら
季節に合わせてやるのが良いです。
生き物相手、年一回の手入れとか回数
の問題では無いはずです。
精神修養にもってこいかと思う次第。
ではでは。
市場にはあらゆる食べ物が溢れてい
て何を食べようかと迷うことも多いの
ですが、それでも食べられる量は加齢
とともに減る訳で、なるべく自然に近
いものを食べようと思うのは人情とい
うものです。
なので、肉と言えばイノシシという具
合で、正月なので奮発しております。
イノシシは、脂身が美味いのです。
都会人は、あまりイノシシを食べない
様ですが、消費が増えれば価格も安く
なって良いかなと思います。
田舎の猟師も山肉屋も潤うだろうしね。
ところで、イノシシは山中でタケノコ
山芋・ドングリ・カエルや水生昆虫等
を食べてる様です。
きちんと血抜処理された肉は、獣臭が
しないので、美味しく食べられますが、
変に安いものや道端で売ってる怪しい
のは臭い場合があるので止めた方が良
いかもしれません。
まあ、ネットで買えば間違い無いだろ
うけどね。
イノシシは冬が旬。脂がのって美味い
ですね。
ではでは。
明けましておめでとう御座います
今年もよろしくお願いします。
今日から新年です。ネット界隈では、
何かが変わろうとしているとか、天変
地異もあって騒がしい昨今です。
しかし、植木屋に変化なんてあろうはず
もなく、剪定依頼があればチョキチョキ
やるだけなので呑気なものですが、大企
業や役人は大変かもしれません。
大地震が起きるかもしれないしね。
ところで、剪定屋さん、テレビは見な
いので、もっぱら情報収集はネットも
しくは本なので、決まって休みは本を
読む訳ですが、概ねろくな本が無い中、
著者の人柄もよさそうでオススメした
い本がありましたので紹介します。
江崎道朗さんの
「知りたくないではすまされない」
まあ、世界での日本の立ち位置ぐらい認
識しておかないとね。
正月早々、焚火しながら読書してます。
ではでは。