ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

普済寺の賓頭盧尊者像

2019-08-22 | 神社仏閣
普済寺の散策はつづく……
仏殿の前、右側に小堂があり中に賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)が安置されています。なんとも言えない癒される顔、頭はツルツルで優しい目(玉眼レンズ)はパッチリ開く…。尊像の名は記されていないが賓頭盧尊者像で間違いないでしょう。
この賓頭盧尊者像は木で造られ、朱の漆(うるし)で塗り上げられています。鼻・眉・おでこは剥落し下地がみえています。通称「なで仏」として、長年の間、今も沢山さんの人に撫ぜられているのでしょう……
各地にある賓頭盧尊者像には、病人が自分の患部と同じところを撫でると病気が治るという信仰がありますね。賓頭盧尊者像は釈迦様の弟子で十六羅漢の筆頭です。



普済寺仏殿に魅了

2019-08-14 | 神社仏閣

南丹市の重要文化財建造物 普済寺仏殿

いま静かに熱い話題の寺「普済寺」を久しぶりに訪ねた。台風10号の影響か…酷暑から解放され、若森地区をぶらり散策。

仏殿は南北朝と言われ、大きく反り上がる軒、窓は中央が盛り上がる花頭形、波の形をした弓欄間、斗栱(ときょう)、懸魚(げぎょう)、丸い粽柱等、典型的な禅宗様の建築様式を楽しめる。建築様式等を少し知って見ると社寺めぐりの楽しさが倍増する…。