個人制作の漫画「ウルティマゴッテス」(巨大ヒロインもの)の第2話を制作中です。
現在、怪獣による都市破壊のシーンを作成しています。
本日は、その過程をご紹介します。
まずは高速道路に、主人公たちの乗る車をセッティングします。
スケールを合わせて、他の車とともに配置していきます。
ストーリー上、渋滞しているという設定なので、たくさんの車を並べていきます。
一台ずつ並べていきます。
続いて背景となるビル街も並べていきます。ここから特撮ステージみたいになっていきます。
どのビルを手前に持ってきて、どのビルを奥に移動させるか……。
ウルトラマンや戦隊モノの特撮ステージでやっていそうな作業を真似しているみたいで、楽しくなってきます。
渋滞する車もだいだん増えてきました。
こういったアングルだと、不思議と怪獣が出てきそうな雰囲気が出るんですよねー。
というわけで、へラーム(第1話から登場した怪獣)の3Dモデルを置いてみます。
千葉の海から上陸してきた怪獣へラームが、東関東自動車道に接近してくるというシーンです。
ちょっと配置しただけでも、それらしくなってくるので楽しさがUPします!
ローアングルにすれば、まさに怪獣映画らしさが出てきます。
これはもう、子供の頃の砂遊びのノリに近いですね。
というわけで、カメラアングルの検討です。
フレームを決めて、好みのカメラポジションを探ります。
いろんなアングルから撮りたくなる……。
この時点は、カメラをいろんな角度に動かして堪能します。
おそらく私はこれがやりたくて、この作品を企画したようなものだと言えます(笑)。
続いて高速道路の一部を破壊すべく、切り込みを細かく入れていきます。
ヒビ割れして、砕けるようにしていきます。
こうした仕掛けは、特撮作品とやっていることが同じですね。
そう思うと楽しいです。
というわけで、中にも「ガラ」を詰めていきます。
「ガラ」とは建築用語の一種で、産業廃棄物や建設廃材の総称。レンガやコンクリートブロックを砕いたものや、木の柱や杭の木切れなど色々なものを含む。
……だそうです。
さて……。
どのくらいガレキが飛び散ってくれるか、期待しながらエフェクト用の本番(データ取り)を行います。
横から高速道路に割り込んでいく怪獣!
主人公たちの乗る車を狙っています。
勢いよく壊れてくれます。
ガレキも数多くはじけ飛んでくれています。
シミュレーションのデータを取れたので、巻き戻してチェックします。
まずは元の位置から再スタート!
怪獣が高速道路に体重を乗せて、崩壊させていきます。
どんどん、のめり込むように進んできます。
ズズズッと、怪獣も横移動です。
破壊も大きく進行していきます。
バキバキバキーッと、音が聞こえてきそうです。
カメラアングルを変えて、テストレンダリングしてみました。
レンダリング開始です。
いろんなパーツに分けてレンダリングし、最後に合成します。
こんな感じで、第2話の製作は進んでいます。
完成はまだまだ先ですが、のんびり頑張っていきます。
またご覧になってください。
ありがとうございました。