ついに! 今秋に公開されるゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ-1.0」の予告編が公開されました!
【特報】映画『ゴジラ-1.0』【2023年11月3日公開】
https://www.youtube.com/watch?v=d79dUsPZKL0
ハリウッド級のCGショットに期待も膨らみますが、なんせ老舗の和製ゴジラ!
「シン・ゴジラ」から7年ぶりの復活ですから、再びあの当時のワクワク感が帰ってきます!
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【概要】
国産実写ゴジラ映画としては『シン・ゴジラ』以来7年ぶりとなり、ゴジラ生誕70周年記念作品と位置付けられている。
監督は西武園ゆうえんちのアトラクション『ゴジラ・ザ・ライド』にて映像監督を務めた山崎貴が担当。
戦後間もない日本を舞台とし、何もかもを失った日本に追い打ちをかけるような絶望を描くとしている――。
(以上、ウィキペディアより)
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これの発表に、ツイッター界隈は早くも盛り上がってきています。
ちょっとご紹介すると、
https://twitter.com/hitasuraeiga/status/1678959102154915841
『ゴジラ-1.0』の映像が公開されて「楽しみ!」や「山崎貴か…」や「ゴジ泣きw」など様々な反応が出ているようだが、過去作を見ると『三丁目の夕日』『実写版ヤマト』『アルキメデスの大戦』『ドラクエ・ユアストーリー』など振り幅が大きい監督なので「今回はどっちだ?」ということが非常に気になる
――ということですが。
私個人は、絶賛に値する作品になっている可能性が高いと思っています。
その理由として、山崎監督自身がゴジラ好きであるということ!
山崎監督の過去作で「三丁目の夕日」という名作シリーズがあるのですが、その中にゴジラもゲスト出演するという回があるのです。
◆特別編『ゴジラ×三丁目の夕日』(2007)
https://www.youtube.com/watch?v=6o3nrXYAYB4
これは『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)の冒頭です。
ストーリーに関係のないシーンに、これだけ凝っていることからも、ゴジラに対する山崎監督の愛情は並々ならぬものがあります。
それから山崎監督がその手腕を発揮するのが戦記物……。
「永遠の0」(2013年)や「アルキメデスの大戦」(2019年)は、傑作ですので、まだ観てない方にはお勧めしたいほどの映画です。
その時代(終戦直後)に、ゴジラの時代設定を持ってきてるところ――もうこれだけで、期待値が上がりまくりです。
いろいろと評価が分かれる監督ですが、しかし傑作も作っておられるので、今回も「吉」と出る可能性は高いと推測できます。
なんせ得意分野のジャンルに、とてつもない愛情を注げられるゴジラという題材――。
ここで全力を出さないで、いつ出すんですか?
――今でしょ!!
という感じで、これは「期待するな」というほうが無理なのであります。
https://twitter.com/ggrasperZX/status/1678973064997109765
残りの人生長くないから、内容はともかく、
ライダーは、藤岡弘、が主演という奇跡、
ゴジラは、初代並みの衝撃を、体験出来た、2016年 を趣味の一つの節目と考え、これでいつ逝っても、と思ってましたが、
なんと、今年、新たな節目が体験出来そうなので、本当に嬉しいです。
――本当に、私も嬉しいです!
そして長生きしてください。
まだまだ、これから特撮の新作は観られそうですよ!
本当にいい時代になったものです……。
第1世代、伝説の特撮大会やゴジラ復活委員会など、こうしたオタク作品をメジャーに押し上げて市民権を持たせる運動が、長い熟成期間を経て、満開に開花したって感じです。
あの当時、闘って下さった方々に感謝いたします…………ありがとうございました!
さて……。
今回のゴジラ、予告編を観ると、早くもいろいろな考察が始まっていますね。
ファンの楽しみが幕を開けたって感じです。
私も予告編を観て、今回のゴジラは「地底怪獣」なのか? と思ったクチです。
アンギラスやバラゴンタイプのゴジラ類だったのか?
――いや、あの「モスゴジ」のように地中に眠っていただけだったのが、東京大空襲で地表に出てきたってパターンもありそうです。
私は個人的に、そっちのほうの展開が好きですね。
永い時間の眠りという歴史観と、それを叩き起こされた怒りには大魔神や地縛霊のような神話性があって、しかも地中に埋まってたというシチュエーションも怖いです。
もちろんゴジラは海から来るという定番としての様式美も良いのですが、違うパターンもあっていいかなと……。
さあ、どうなるかわかりませんが、ここも楽しみですね。
ところで、ストーリーはどうなるんでしょう?
昨年だったかに、関係者のリークだったのか、現代の東京の一角でロケしている写真がツイッターに流出(?)したことがありました。
そのことから戦後にゴジラと遭遇していた人物が、現代まで生き残っていて、あの時代を回想していくような「永遠の0」的な構成なのかなと予想していました。
これだと説明するのがラクなんですね。あの当時はわからなかった事が、現代では謎が究明されてこういう事だったようだと判明し、後説としての説明が出来ますから。たとえ複雑な内容でも一般人にも見やすい構成に整理できるんですね。
さあ、続いては――ゴジラはどうやって倒されるのか?
ネット界隈では早くも「オキシジェン・デストロイヤー」は出てくるのかどうかで予想が割れていますね。
名優・平田昭彦さんが演じる芹沢博士が開発した、液体中の酸素破壊剤であり、人間がゴジラの完全抹殺に成功した唯一の手段となる化学兵器とされています。
私は個人的に出てこなくてもいい派です。
出てくるとなると芹沢博士とセットで出て来ないと意味ないですし、芹沢博士を演じられた平田昭彦さんは故人となられていますから、別人が演じるのは……ファンとしては出来るだけ避けて欲しいものです。
また化学兵器としてだけ出たとしても、第1作のゴジラ(昭和29年)より前に登場することになるので、時間軸がおかしくなります。これもゴジラの歴史が歪むので避けたいです。
できれば、昭和29年とはまったく別の世界線での物語でいいと思います。
というわけで別の兵器、もしくは別の追い払い方――シン・ゴジラのように冷凍漬けで封印してしまうとかでいいのではないでしょうか。
ここで。
私の個人的な意見で恐縮ですが……。
今回のゴジラ、努力したけど――倒せませんでしたという結末でも良いかも??
つまり、現代までゴジラも生きているという終わり方です。
日本を襲う災害として、毎年どこかに上陸して現れるというような状況。レインボーブリッジ封鎖できませんというような、全然倒せませんというラストでもいいような。
ゴジラ災害としての対策は年々ノウハウが積み上げられて、被害を受けても復旧が早くなったとか、これでもう安心という共存の状況――世界から観たら、何やってんだ、おかしいよニッポンと言われる状況で、シニカルに終わるとか?
これのメリットは続編が作りやすいことです(笑)
あと個人的に、ゴジラ対策の未来社会がどんな風になってるのかに興味があります。
たまに海から上陸してきて、さんざん暴れ回って、気が済んだら海に帰っていくゴジラと共存しようとする日本人の不思議さ。これも面白いです。災害の多い日本なのに、その国から出て行こうとしない日本人の肝の据わりよう。大らかで、大自然の脅威と共に生きる謙虚さが描けるような気がして、それもゴジラ映画ならではの新しい視点のように思いました。
そして、最後に触れたいのはゴジラのスタイル――。
毎回映画ごとにゴジラの外見は微妙に(時には大胆に)変わってきました。今回のゴジラはどういうスタイルなのか――?
予告編から観るに、リニューアルオープンした西武園ゆうえんちの体験型アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」に出演したゴジラそのものではないかという推測がネット上に飛び交っています。
ゴジラ・ザ・ライド「超絶興奮のキング・オブ・ライド」篇
https://www.youtube.com/watch?v=29Oz2bpQtZs&t=15s
◆ゴジラ・ザ・ライド アンリミテッドver.(公式サイト)
https://www.seibu-leisure.co.jp/amusementpark/attraction/godzilla.html
たしかに、よく似ています…………いや、同じ生物なのかもしれません。
と、科学者風に分析結果を答えたくなるくらい、そっくりです。
いえ、同じ3Dモデルを使っているのではないかとも言えます……。
このゴジラの3Dモデルをベースにして、今回の映画用にアレンジしている可能性はありますね。
さらには、アトラクション映像自体、映画のワンシーンだったりして?
そんな予想も上がるほど、アトラクションとしてはよく出来ている映像なのでした。
たしかに舞台となる都市は、銀座かもと思わせるような街並みですが――映画では時代設定が戦後なので、もっと街は空爆で破壊されているでしょうから違うと思われますが……しかし似ていることは似ていますね(笑)
何はともあれ、高品質なゴジラの新作がこの秋に観られることの喜びに感謝して、楽しみにして待ちたいと思います!