デジタルコミック制作準備のレポート、続きです。
マンガ版『ウルティマ・ゴッテス~巨人娘~』に登場するウルトラメガミの仮面モデリング、その4です。
本日は、いよいよ目の部分に取りかかりました。
この工程で、ほぼ最終的な顔のイメージが決まってしまうので、かなりの悩みどころです。
……というのも、実のところ下絵を描いてから、2つのイメージが同時に頭の中に浮かんできまして、そのどちらにするか迷い出していました。
ひとつは、ウルトラマンのように目が丸みを帯びて外に出ている状態の形状……。
もうひとつは、人間の目のように奥に引っ込んだ状態の目……。
どっちもアリだなぁーという気がしています。
実際にモデリングしてみて、形状から判断しようと考えました。なんせ初代ウルトラマンのマスクもデザイン画では埒が明かず、ついには粘土原型によって決めていったという制作秘話もあったらしいですし……。
私も恐れながら、それに沿ってみたい願望もありました……σ(^◇^;)。
というわけで、まずは人間形態の目からモデリングを始めていきます。
◆人間の目に近づけようと、新たなライン(エッジ)を追加し、美少女キャラのときと同じように大きい目の形に調整していきます。
◆スムーズをかけてチェック。両目の位置が離れすぎた状態に変換されてしまうので、修正したいと思いました。
◆ローポリゴンの状態に戻して、どの頂点をどう動かそうかを検討します。
◆出来るだけ四角形のポリゴンのみで仕上げたいところですが、ここからは三角形のポリゴンが増えるのも仕方ないと、開き直ってライン(エッジ)を増やしていきました。
◆スムーズをかけて様子を見ます。さっきより目のラインは可愛くなりました。
◆横から見たところです。眉毛の上の髪のラインが、もう少し下の位置でもいいかなと思い始めましたが、しかしこれは、もっとあとになってから決めようと考えました。目を決める段階で別の脇道に逸れてしまうと、さらに悩み込んで迷い道に入ってしまうかもしれないからです。あとでも決められる部分は、あとまわしにしてもいいでしょう。
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さて……。
ここからは、ウルトラマン・タイプの目のパターンを作ってみました。
◆新たに球体のポリゴンを作成し、目の位置に配置しました。
◆目の形へと球体ポリゴンを変形させていきます。
◆ひとまず下絵どおりに目を作成しました。変形させた球体ポリゴンを回転させて、下絵に合わせていきます。
◆ミラーコピーして、両目の状態にします。下絵どおりに作ってみても、立体となるとイメージはだいぶ変わってくるものですね……。
◆以下、試しにレンダリングしてみました。
◆いろんな角度からチェックしましたが、もっと可愛くしたいなと思います。目を下絵の状態よりも大きくするか、もしくは人間形態の目のほうも比較するために進めてみたいと思いました。
本日は、ここまでです。
まだまだ形状については悩むところですが、でも自分が気に入る形になるまで、粘り強く進めていきたいです。
ではではまた! ^▽^/