真空管全盛のころのアマチュア無線の話。
SSBが出始めたころ電波の出力を少しでも増やしたいとリニアアンプが流行っていたころがあります。ただ、当時の技術だとなかなかリニアアンプをトラブルなしで作るのは難しかった。
そこで、回路が簡単、動作が安定している、ゲインも10倍くらい出せるということでGG(グランデッドグリッド)アンプというのがちょっと流行っていたころがあった。
GGアンプは文字通り真空管のグリッドを全部アースしないといけないんだが、当時の代表的送信管807はビーム電極(グリッド相当)は真空管内部でカソードにつながっていてGGアンプには使えない。
ところが、807をよく見るとカソードとビーム電極がガラス管内部で接続されているものと、ガラスの外でソケット電極の間で接続されている2種類が存在することがわかった。
ガラス管外でつながっているなら真空管のソケットを外してそこを繋ぎ変えれば使える!!
使える807かどうかを見分ける方法がCQ誌に出ていた。(以下の記事はCQ誌1961年1月号からの引用)
友人が当時の807を持ってきてくれた。
ひだりは改造してない807、右はソケットを外してGGアンプ用に改装した807
適当な大きさのソケット部が無かったようで少し小さいソケットになっているが足のピッチは同じ。
ご覧のように引き出されているリード線の本数が分かる。
これは9本タイプ。
8本タイプもあったような気がするが写真を撮るのをわすれた。
807はビーム管のはずなんだが記事の807は5極管の記号になっている。ビーム管は差プレッサーグリッドのところが八の字の形の図なんだが。
まあ、ともかくこんな感じで100Wクラスのリニアアンプが出来るわけだが、なんとも昔の人は馬力があったなあ。
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ローカルに「電波法を守りましょう」と
QSLに印刷したつわものがいた
28の電話で良くロシアとお話していた
彼はMT管のGGで遊んでいたと記憶している
近所のテレビやラジオは大事腰部だったのか
平和と言えば平和だったのか‥
「大丈夫」に訂正願います
当時の21/28あたりに出ていたひとはほぼ100%TVIがでていたけどね。すごく良いリグだったのか/TVIを気にしなかったかどちらか。