すいません、アマチュア無線に話なので興味の無い人は読み飛ばしてください。
ダイポール、ダブレットなどの半波長アンテナの親戚にダブルバズーカというアンテナがあります。
割と簡単に調整しやすいので昔からいくつか作って使ってますが、最近、友人/知人たちのなかでちょっとブームになりましたのでポイントを忘れないようにメモしておきます。
まずは外見から
下記は430MHz用のダブルバズーカです。
10年近く使ってるので白いFBケーブルが黒くよごれてます。
5DFBケーブルで作ると適度な固さでそのままてすりに止めるのにちょうどいい。。
5D2Vでもほぼ同じですがアンテナエレメントの同軸部が少し短くなる。
特別なコネクタや接続部品は使わずにはんだ付けしてエポキシのパテで固めています。
金属の手すりについていますが、手すりが反射板のようになるようで若干利得がでるようなきがします。
これは1200MHz用のダブルバズーカです。
波長に対してエレメントが太くなるのでSWRはかなり広くとれます。
メインとレピータ周波数ともほとんどSWRは1.0。
ホイップよりはかなりいい。
5DFBを使ったのでエレメントのひげの部分は短くなるのでエポキシパテの中に隠れてます。
28MHz用のダブルバズーカアンテナ
(再掲載)
逆Vアンテナの形ですがこの角度だと50オームに近くなるよう。
HFのアンテナは設置場所、高さ、周辺の状況でSWR等が変化します。
そのためアンテナエレメント長を簡単に変えられるようにエレメント終端を丸めて調整しました。
1回丸めると周波数が100-200kHz変化しました。
参考
http://blog.goo.ne.jp/ume599/e/2069bccfe19e94aadce35d127e7236a7
なお、21MHz用も長さが違うだけで同じような構造、写真になります。
ダブルバズーカの接続図を描こうとしたが面倒なので他のページを参照。
ストレート型
http://www.w6af.org/antennae/antennas_bazooka.htm
クロス型
http://www.geocities.jp/shinsyu70/newpage25.htm
ストレート型、クロス型は区別するため便宜上私が勝手に名前を付けました。
全体の長さは1/2ラムダのダイポールアンテナと同じです。
実はダブルバズーカアンテナの動作原理(?)についてはまだ正しく理解してません。
動作を簡単に分かりやすくかいてあるきじが見つからないもんで。
そんなわけで結構作ったわりには分かっていない。
考慮する点等のメモ
1.接続部がストレート型とクロス型
なぜか海外のダブルバズーカはストレート型が多く、日本ではクロス型が多い。
昔、ストレート型よりクロス型のほうが簡単にSWRが下がったので私はもっぱらクロス型です。
VWKが430MHzのダブルバズーカを両タイプで作ったがクロスを気に入ったみたい。
2.バラン
大昔の記憶で、クロス型ダブルバズーカは自己並行作用(?)なるものがありバランは入らないとの説がある。
私は信じていてバランは入れたことが無い。
ロスの無いバランをきちんと作ることができれば入れても良いんだが自信が無いので入れてない。
Wの記事では入れてるのが多そう。
3.波長短縮率
「同軸部の長さはきちんとしないといけない」と昔かいてあったので、わたしは作るとき必ずディップメータで短縮率をはかってます。
測定方法は、適当な長さに同軸ケーブルを切って終端をショートする。
反対側に1-2ターンのリンクコイルを作りディップメータで同調周波数をはかります。
ショートした同軸は1/2波長で同調するので逆算して短縮率を出す。
通常は67%、FBケーブルは80%ですが結構ばらつきがありました。
4.SWRの調整
430とか1200のダブルバズーカだとほとんど無調整でswrが下がったが、HFは回りの影響が多いのか調整がいる。
逆Vの角度と場所、それから両端のエンドのところを丸めて調整するので対処してます。
5.帯域
同軸なのでエレメントが太いせいだとおもうが使用可能帯域は普通のダイポールよりひろいです。
特に、430MHz、1200MHzではエレメントが相対的に太くなるのでかなりブロードになります。
6.同軸の種類
75オーム系を使ってるのも見たことがあるが私は50オーム系しか使ったことがないのでこの辺は不明。
「どちらでも良い」という感じの記事が多いようです。
7.ノイズ
定量的なことは調べられないのでよく分からないが、28MHzでホイップアンテナ(垂直)とダブルバズーカを切り替えて使用したがダブルバズーカのほうがノイズはすくない。
直流的にショートされているので不要な帯域に対して減衰がおおいのかなあ。
以上
ダブルバズーカのおもいだすところです。
いままで作ったのは21MHZ用、28MHz用、430MHz用、1200MHz用、50MHz(?)あたりを作っていますがとりあえず皆満足してます。
<<--「投票」してくれるとうれしい!<<梅>>
手間暇を惜しまず、クロス型にした方がよかったです。430も両タイプ作りましたが、断然クロスでした。今度は、21MHzに挑戦します。
手軽につくれる割には実用性ばっちり!
いろいろデータを取っておいてください。
アンテナ作って・・・28と50、価格をお知らせ下さい。
to 梅さん
400が有ったら欲しい・・・・
FBケーブルが無いので、キットでも可。
いいですよ。 ね-安いでしょう飛行おじさん。
FBケーブルでなくても5D/3D2Vあたりで大丈夫です。
まあ、VWKをそそのかして作ってもらう手もある。
to:KINKON
プロもFBケーブルつかうんですか。
景気が悪いので給料の代わりに現物支給してもらいましょう。
貧乏で力が無くても・・・色男で無い人も・・・・
逆は無いのか・・・・・・・・ぶちぶちぶち
同軸は有るけど・・・コネクター、熱収縮チューブを買いに行った
やる気になるまで暫く・・・
アクリルの板の切り出し、Tの字型に二枚・・・
やる気が無くなる・・・
同軸のカット、追加電線のカット
半田処理・・・・全部の半田付け
またまたやる気が無くなる・・・
中央部、エレメント追加部分のシリコン処理・・ベタベタあちこちにシリコンが・・・
シリコンの硬化待ち・・・・
ワクワクしながらアンテナを仮設・・・SWR測定・・・・ん、何これ・・SWR 3・・・一気にやる気が無くなる・・・
ディップメーターを探し出して・・・電池が・・・うーーー無い
やっと気を取り直して計算からやり直し・・・
同軸部は良いみたい、追加部分が長いけど、SWRに周波数変化無かったよなー・・・・
ま、どうせ捨てるんだし、両端計算値で切って見た・・・え・・・下がった・・・1.7
もう少し切って見よう・・・お、また下がった・・・もう少しカット・・・1.1になった
周波数によるSWR変化は凄く少ない、帯域が広いせいか・・・・
アンテナを外に設置・・・さて・・・・
えーーーーー誰も居ない・・・
あーーぁ4日も掛かってしまった
28Mhzも必要だなー・・・・この調子だと・・・何時出来るかなー・・・
おめでとうございます!!
まあ、そんなもんです。
今月のCQ誌にダブルバズーカの記事がでていました。
X成分をキャンセルするので広帯域になるようです。
思いたったら28もつくろう。