事前に写真を整理。今回は、まだ見たことがないクラゲ、写真がきれいに撮れてないクラゲを中心に観る!
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刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目
特徴:4本の口腕が発達
△ラクテアジェリー
傘経25cmくらいになる。成長すると傘や口腕に茶褐色の模様が出る。
ふわりふわりと水の中をきれいに漂う。傘に丸く並んでる模様が可愛らしい。
触手が長くて全体像が撮れない。傘の模様をきれいに撮りたいんだけど横向きが多くて、おまけに傘が光って白っぽくなってしまう。
△アトランティックベイネットル
汽水域に生息する大型のクラゲ。だからシーネットルじゃなくてベイネットル。毒は強い。ミズクラゲを食べる。
全体が白くて透明、すごくきれい。ぱふっぱふっという動きは意外と活発で、長い触手と口腕がきれいにたなびく瞬間を撮るのは意外と難しい。
△ブルージェリー
英名では bluefire jellyfish(青い炎クラゲ)とも。
澄んだ青い色がすごくきれい。大きくなるともっと深い青色になるのかな…
ユウレイクラゲ科の仲間だから、傘の下あたりは確かにもじゃもじゃ!
△アマガサクラゲ
白くて透明、4本の口腕と16本の触手が長く伸びて凄くきれい。傘の表面に粒状の刺胞魂。
駿河湾などの100m以深に生息しているが、生態はほどんど不明という珍しいクラゲ。傘や触手の毒は強く、餌はミズクラゲなど。
ゆったりと傘を動かす。身体全体が透明色、傘の中に四つ葉の模様が浮かび上がる。
△パープルストライプドジェリー
傘径が1mにもなる大型のクラゲ。成長すると傘に紫の放射状の縞模様ができる。
傘をばさっばさっと動かして元気がいい。傘のストライプや縁取りを撮りたいのに、なかなかポーズを決めてくれない。
口腕の淡い紫色が透明感があって凄くきれい。動きながら一方方向に回転してるのか、口腕がトルネイド!
△プロカミアシーネットル
傘径50cmにもなる大型のクラゲ。アカクラゲと似ているが、赤い縞模様はアカクラゲよりはっきりしている。
真っ白いフリルみたいな口腕と赤くて長い触手の組み合わせが凄くきれい。傘の縞模様も鮮やかで、好き!
△ミズクラゲ
2日目は誰もいないクラゲドリームシアターを撮りたくて、開館前15分に並んだ。9時ちょうど、途中の水槽を飛ばして一目散に!
静かだしきれいだし、この空間を独り占めできる幸福感よ!…と感動したのもつかの間、同じことを考える人がいるのか早速お客さんが…
みんなドリームシアターの写真を撮りたいんだろうと思って、水槽にへばりついて六つ葉のクローバーをもつクラゲを探すのはあきらめた。
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刺胞動物門/鉢虫綱/根口クラゲ目
特徴:口腕に多くの孔(あな)が開いている。餌を吸収するための吸い口。
△プンクタータ
タコクラゲの仲間、和名はナンヨウタコクラゲ。
「プンクタータ」の名前の響きが可愛くて、何度も口に出してつぶやいてしまう。
傘についてる小さな白い斑点と付属器がひらひらと動く様子が可愛い。先っぽだけが白くておしゃれ!
△タコクラゲ
何度も見てるんだけど、動きが速いからピントを合わせて撮れなくて…
傘の白い水玉模様は、傘を丈夫に保つための骨みたいな物なんだって。
体が茶色いのは褐虫藻の色だって知ってたけど、こんなにきれいな青色が入っているのは初めて見たような気がする。
△ルテウムジェリー
大西洋や地中海に生息。自然界では30cmくらいに大きくなるが、水槽での飼育は世界でも例がないということ。
体全体が淡くてきれいな色合いだけど、傘は厚くて固いらしい。まだ小さい個体は金色に光ってて元気に動き回ってる。
△ミノクラゲ
傘に毛のような多数の突起、蓑をまとったような感じ。
大きくて迫力がある。ばさっばさっと傘を開くたびに、たくさんの髪の毛?や触手が動いて、すごくきれい。
タイやフィリピンでは食用として採集、中国などに輸出されてるということ。
△エチゼンクラゲ
数年の周期で大量発生している。非常に大きくなるクラゲだが、寿命は1年未満らしい。
△ビゼンクラゲ(スナイロクラゲ)
自然界で育った個体は青みがかった色をしているが、水槽で飼育いているとだんだん色が薄くなっていくということ。
△ビゼンクラゲの一種
最高級の食用クラゲ。有明海ではアカクラゲと呼ばれ魚屋で販売されてるというから羨ましい。
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刺胞動物門/鉢虫綱/冠クラゲ目
特徴:王冠型の体
△シンプルジェリー
シンプルというのは裁縫で使う指ぬきのこと。
ひょこひょことよく動くから、ピントを合わせて写真を撮るのが難しい。おまけに、みんながあちこち違う方向に勝手に動くから。
一口サイズのチョコレートみたいで、ぽいっと口に入れたくなる!
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「くにわかく、うきしあぶらのごとくして、くらげなすただよえるとき」古事記より
昔、神様が現れて日の本をつくった頃からクラゲは存在してて、それから何千年も経って、今…
私の大好きなクラゲと古事記、こんなふうに繋がっていたんだと改めて気づいて、感動!