2023.11.5(日)
『気分を変えて』
さよならは別れの言葉じゃなくて
リアルに膝から崩れ落ち、
うわ〜、まじ、こいつ、
うねりもドンブラ、
やたー。
自然にガッツポーズ。
我ながら、子供。
大洗 光来丸
中野船長が、
11/1の釣果欄に、
コメントを書きました。
略して曰く、
①アワセは、ねっとり、しっかりと。
素早いのはNG。
②棒のような硬い竿より、やわらかい竿が良い。
③電動リールより、手巻きリールが良い。
電動が故のバラシと、
電動が故の穂先の破損が非常に多いため…
なので、電動の扱いに慣れた人なら電動OK。
④攻めの釣りをせよ。
真下のタコには限りがあるので、
周りの人より先に取る意味で、
右舷の人も、投げてタコを取りに行くべし…
って、言うじゃない。
やわらかい竿が良いなんて…
理由が知りたい…
ていうかその前に、
私のヤリイカ竿が、
船長の指摘する、
棒のような硬い竿に該当するか否かも疑問です…が、
ま、
ここ最近、
どうせ、
連荘で坊主でしたし、
今回限定で、
いっちょ船長に乗っかり、
遊び半分、
いつもの、
イカ竿、
クラシカルリールは、
お休みにして、
山崎ハコよろしく、
『気分を変えて』
思い切りやわらかい竿、
投げやすいリールってことで、
極鋭ゲーム165センサー、
オシアコンクエスト200、
で、どうよ。
尚、この画像、
ブログ用に竿とリールを撮影している私を師匠のMさんがこっそり後ろから盗撮したという代物(笑)
出船前、
船長に、
なぜ硬い竿はダメなのか、
真意を尋ねたところ、
答えて曰く、
ガチガチの棒のような竿を使う人がたまにいます。
反発力が強すぎて、強くアワセると、バウンドしてバラシちゃうんですよ。
適度な加減でアワセられる人ならいいのですが…
とな。
てっきり、
竿が硬すぎると、
エギの動きに悪い影響を与えるからとか、
乗せたタコに違和感を与えてしまうからとか、
アワセを入れる前の話なのかと想像していたのですが、
アワセそのものの話だったとは、想定外でした(笑)
つまり、
逆から言うと、
たとえガチガチの棒のような竿だったとしても、
ねっとり、しっかりとアワセる腕さえあれば、
OKなのかな。
5:00
出船
風強く、
港内からすでにドンブラコ。
Uターンして、
釣り中止もあるレベル。
ノロノロ進んでいます。
僚船と連絡を取りつつ、
やるか否か、思案中かしら。
ちなみに、
船長は慎重派、
安全第一。
本日の座席は、
私、右ミヨシ。
Mさん、左ミヨシ。
Mさんと、
釣り談義中というよりも、
むしろ他愛もない雑談中、
私のとなりの、
白い漁師カッパのお兄さんから質問を受けまして、
『右舷は抱え込みですが、潮がキツい時、オモリ100号使っていいのでしょうか?』
かわいい質問をする、
若いお兄さんじゃないですか、
うんうん。
どれどれ。
やさしく教えてあげよ〜
『右舷は100号OKです。あ、でも、私も120号まで使ったことあるんですけど、120号でも結局、ガンガンに流されますし、重くする前に、オモリが浮き上がったら、着底するまで我慢して待つ方が良いと思います。』
なんて、
常連風吹かし、
知ったかぶりして、
指南する私、
こりゃまた、
偉くないのに偉そうです。
はい。
フラグが立ちました。
白い漁師カッパのお兄さんにコテンパンにやられて、
泣きを見るフラグ(笑)
5:30
エンジンスロー。
中止のアナウンスかも…ドキドキ。
無事、
スタートフィッシング〜
やれやれ。
良かった。
活性は低いものの、
それでも、
大ドモでポツーンと釣れて、
次に、
なんと、
となりの
白い漁師カッパのお兄さん、
早速、ドーンと乗せました。
本日強風にて、
横流しできず、縦流し。
後ろに後ろに流すので、
普通に考えてミヨシは潮ケツ。
おこぼれタコちゃん待ちのはずですが、
お兄さん、上手いな。
無事、
良型のタコが上がり、
いいな〜
私も楽になりたいな〜
って、
振り向けば、
Mさんの、
驚愕と、羨望の眼差し(笑)
タモ取りした、
中乗りIさんが、
強めの茨城なまりで、
そんなMさんに、
『早く楽になってね』
と、軽く挑発しています(笑)
中乗りIさん、
今日は自分では竿を出さないもんだから、
いつもの仕返しとばかり、
Mさんに、言いたい放題言えますね(笑)
断言しますが、
Iさんは愛されキャラです。
見ているだけで、和みます。
才能です。
別の言い方しちゃうと、
イジられキャラです…が、
それは、
本人に否定された過去あり(笑)
さて、
白い漁師カッパのお兄さん、
立て続けにタコを乗せて、
それはバラしましたが、
その後すぐ、別の流しで、また釣り上げましたので、
これで2杯目。
これはもう明らかに、
私より上手(涙)
早くもフラグ回収(笑)
ところで、
白い漁師カッパのお兄さんでは長いので、
白い漁師カッパのお兄さん改め、
白カッパさんにしますが、
白カッパさんは奇抜なことは何もしていません。
ゆっくり、
ソフトに、
コツ…コツ…コツ…コツ。
シンプルなエギ2本のみ。
余計な飾り、
エサ巻き、
一切なし。
こういう人、
1番上手いんだよな。
分かっちゃいるけど、
つい、
変なもの付けちゃう私。
そして、
私の経験に基づく偏見によると、
白い漁師カッパの人、
なぜか、
上手い(笑)
実は私、
本当は白い漁師カッパを着たいくせに、
下手くそが着てはカッコ悪いという偏見に邪魔されて、
あえて、
避けていたりします(笑)
そして、ついに、私にも、
7:30
うわわわわ…
タコです。
久しぶりすぎて、頭まっしろ。
クラッチ切って、ちょいと糸出して、
チョンチョンチョン、
シャカシャカシャカ、
そろそろ良いかな、
せ〜ので、
ねっとりしっかり、鬼アワセ〜って、
えっ、
竿が弱すぎて、ミシミシ。
竿、折れちゃう。
おそらく、
タコを海底から引き剥がしたところで、
竿が曲がり切ってしまい、
更にそこから、1m、頭上まで振り上げたいのですが、
無理。
しょうがないので、
そこから巻き始めます。
十分に針掛かりしていない公算が大。
竿に文句をたれている私ですが、
竿に非はなく、
チョイスした私が悪い。
やわらかい竿にするにしても、
極端過ぎたのです。
だって、
DAIWA曰く、
湾フグにも最適ですって謳っていたくらい、
繊細な竿なのですから。
白カッパさんから、
『そのまま、そのまま、もう少し、頑張れ。』
と、声援を受けつつ、
Iさんも、
玉網持って、
横でスタンバイ。
後ろでは、
100%、
Mさんが、バレロバレロ〜っと、
念力を送っているはず(笑)
そして、
残り2mってところで、
抜けちゃいました。
あ〜あ
茫然自失。
師匠のMさんの期待を裏切らない、良くできた弟子(涙)。
波が高く、今日は船室から離れられない船長も、
呆れ返っているはず(涙)。
タコちゃん、
さようなら、
でも、
さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束…ですよ。
そして、なんと、キタキタキタ、
7:50
タコです。
違うタコでしょうけど、
遠い約束は守られて、
カ・イ・カ・ン
今度のタコも、
竿ぶち曲げサイズ。
ていうか、
単に、
必要以上に曲がる竿なので、
必要以上のスリル(笑)
そして、
魔の残り2mってところで、
またぞろ抜けました。
笑うしかありません。
リアルに膝から崩れ落ち、
笑う私。
そして、よく見ると、
Iさんの表情が秀逸。
うわ〜、まじ、こいつ、
またやらかした…
下手くそすぎ…
半端ねえ…
という顔して、
カメラマンMさんに目配せ(笑)
お見せ出来ないのが残念。
その後、
Mさん、無事、2杯釣りました。
白カッパさんは、2杯追加し、
4杯です。
白カッパさん、
上手いだけではなく、
人格者。
Iさんが
手が離せない時、
代わりにすぐに駆けつけ、
タモ入れしますし、
圧巻は、
反対側なのに、
左舷の根掛かり騒ぎに駆けつけ、
『…これ、たぶんタコ!』
と叫び、
なんと、
本当にタコでした。
『何でタコって分かったんですか?』と聞くと、
『手で糸を引っ張った時、少し、横に動いたんですよ。あ、これはタコだなって思って…』
レベチ。
完全に脱帽でございます。
今日は1日、縦流し。
基本的に後ろ有利。
基本的に後ろ有利。
後ろを通過したタコも、
あと一歩手前ってところで、
白カッパさんのエギに絡め取られる被害妄想が脳裏をよぎり、
今日も坊主かな…と、
とうに諦めかけた、
9:40
良く覚えていませんが、
なんか、気付いたら、
タコ乗せていました(笑)
ヤバいかも。
また、
しっかり針掛かりしていない気がします。
白カッパさんの声援が、
前より激しく、
そして、
温かいものを感じます。
『ポンピングしないで。ゆっくり、ゆっくり。頑張れ。』
ポンピングも、
テンション保つ腕があれば、
有効なんじゃねって、
思いつつも、
3回目もバラシたら言い訳出来ませんし、
ここは、白カッパさんに従います。
うねりもドンブラ、
邪魔します。
白カッパさん、
ちゃんとうねりも考慮し、
『我慢して、耐えて。』
と、
的確なアドバイス。
はい。
耐えます。
耐えるというか、
もはや祈りつつ、
涙目になりつつ、
なんとかかんとか、
Iさんの玉網に、ネットイン。
やたー。
『いや〜ご心配、お掛けしました〜』
白カッパさんに振ると、
『いや〜、ホント、気を使いましたよ〜』
希望どおりのレスポンス、
分かってらっしゃる(笑)
Iさん曰く、
『俺が近くで網持って立っていると、またバレそうな気がしたから、ギリギリまで少し離れていましたよ〜』
えっ…(笑)
気を使ってくれていたんですね、
でも、
そんな不思議なことしていたなんて…(笑)
10:30
定刻より1時間早く、早上がり。
船中0〜5。
船中、型の良いタコばかり。
さてと
いつものように、
内蔵処理しますか〜
おや、
おや、
Mさんがカメラ構えてる、
自然にガッツポーズ。
ついでに、
見せびらかして、
写真のおねだり。
我ながら、子供。
土壇場での1杯。
嬉しかったです。
白カッパさんに
お名前聞きました。
白カッパさん改め、Sさんにします。
Sさん、いつもは、
鹿島の長岡丸。
船長の後輩なんだとか。
バラすとどやされたり、
マイクでタモ取り指示されたりと、
中乗りのように扱われているとか(笑)
さらに、
光来丸の船長にちゃんと挨拶しないと後で叱られるとかで、
船室に赴いていましたね(笑)
長岡丸、
どんだけ体育会系なんですか…
光来丸と仲良しですし、
今後
鹿島に行くとすれば長岡丸が良いな〜
なんて思いつつ、
光来丸の中野船長のような温和な船長をイメージしていましたが…
全く、違いました(笑)
ま、
それはそれで、
ちょっと、楽しみです。
Sさん、
光来丸に、
また来てください。
お待ちしています。