ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

タコごときで…

2023-06-18 21:13:40 | タコ
2023.6.11(日)

大洗 大栄丸



大雨予報につき、

大栄丸
3人ポッキリ。


船長曰く、
『雨は小雨しか降らないのに、うちの常連は70(才)超えているから、予定入れちゃって来ないよ。』

いやいやいや船長、
この後、大雨ですけど(笑)


女将曰く、
『今年のタコは大きい。よく勘違いされるけど、春も秋もタコの大きさは変わらない。タコは釣れているのに、客が集まらない。フグはさばくの大変だけど、若いお客さんが団体で来てくれる。』



昨日、大栄丸はフグ。
女将は、
乗船名簿の昨日のところを指差し、

『ここからここまで、8人組。
と、フグは本当に団体客が来ることをアピール。


女将、リアルにがめつい(笑)



まさにその時、
折りも悪くも、
弘清丸女将の、
いつもの元気いっぱいな声が、辺り一面に響きました。


『4人組のお客さ〜ん、こっち!乗船名簿書いて!』
(弘清丸はフグです。)


『ほらっ!』
と独りごちた大栄丸女将。


女将、ガチでがめつい(笑)



タコ客として、
フォローの言葉は思い浮かばず、
そこは聞こえないふり(笑)


さらに女将、
『客が集まるから、10杯釣って。』
とのムチャブリ。

何度も10杯、10杯、言うので、
どうやら冗談ではありません。


女将、あからさまに、がめつい(笑)



それから、
『去年もいらっしゃいましたよね?』
とも言われましたが、

去年は来ておらず、
2年前に来ました。


そう、あれは2年前…


あの日、あの時、大栄丸で、
この私が、
タコで竿頭になったんです!

あれはまぼろし…
ただのまぐれ…
タコの気まぐれ、タコの誘惑…



あれから、

タコ沼にハマっています。
エギを改造したり、
変なものぶら下げたり、
竿やリールをとっかえひっかえ、
やればやるほど、
釣れなくなる沼です…(涙)


今回は、この子達で挑みます。

上の10匹が新顔です。

エギは2つ。
エサは巻きません。
珍しくシンプル。

リールを新調。


PENNセネター4/0。
ヤフオクで送料別6,200円。
ギア比1:2
ラインキャパ20号300m
自重884g


以下の写真は、ヤフオクで買った時のもの。

エメラルドグリーンが素敵。

バショウカジキの意匠。
これはちょっと恥ずかしい…


ギア比 1:2。
ハンドル1回転で
スプール2回転。


まるで、
ウインチみたいに、
力強いっす。


強ければ それでいいんだ
力さえあれば いいんだ
ひねくれて 星をにらんだ僕なのさ

4kg超えのタコを念頭に置いていますから(笑)




4:30 出船


やや北へ。
那珂湊真沖のタコ場にて、

僚船4隻いました。
客の入りは、
仙昇丸、左舷に6人のみ。
岡重丸、両舷2~3人ずつ。
他の2隻も同じくらいかな…
お客さん少ないですね…


5:00
スタートフィッシング〜

あれ、おかしいな…
予想に反して、
何度流し替えても3人とも釣れません。
女将、釣れるって言ったのに…(笑)


こりゃ、
昨日の状況とは明らかに違いますね。
海が変わった気がします。

凪ですが、
低気圧なのか、台風3号の影響なのか、
うねりがあるので、底荒れしたのかな…

2日前の大雨の影響かな…
それはないかな…

もしくは、
私を筆頭に3人揃って下手くそなだけ?
可能性は0ではない…
疑心暗鬼に陥る私。


7:00をまわって、
ようやく釣れだしたタコ、
でも、私以外の2人だけ(涙)


私にも、
反応ありましたが、
明らかに軽い…軽すぎる…

だよね…

はい。リリース。
Bye Bye Adios.


やがて大雨、土砂降り。
ときどき小雨、普通の雨にもなりますが、
ま、1日通して、ほぼ大雨…

釣れない上に大雨。
弱り目に祟り目。
参りました…


今日、
師匠のMさんは光来丸でフグ。
職場の方もご一緒でした。


朝、
駐車場でチラッと会って、
『今日は大雨ですね〜』
な〜んて軽い会話をした2人でしたが、



LINEで、

6:56
『プール貸切です』

というコメントと画像が届いたのを最後に、
Mさん、音信不通となりました。
私もですが、
大雨でスマホを出せないのでしょう…



後ろの2人、タコ2杯ずつ釣りました。
明らかに、
私だけ下手くそです。


後半、

凪だからでしょうが、
エンジン流しを始めたようです。
船を前進させるので、
ミヨシの私が有利です。
船長に気を使わせています…
たぶん…


でも、
2時間ほど、後ろの2人も釣れていませんし、
エンジン流ししたところで、
釣れない気しかしません…


私の拙い竿さばきでは、
エンジン流しに対応できず、
後ろの方とオマツリするようになってしまい、
それを避けるため、
糸を出さないようにしたので、
今度は、
仕掛けが浮き上がりがちになり、
満足に小突けなくなり、
もう、悪循環…


やる気がなくなった、この頃、
後ろの2人、
さらに1杯ずつ追釣しました。

うぅぅ…


となりの人みたいに、
豚肉巻いて、
匂い玉付けて、
エギ3つの方が良かったかな…


な〜んて考え始めて、
精神は崩壊…


そろそろ、
残り時間わずかになり、

早く終わらないかな〜
なんて思うけど、
そう思っちゃいけないよな…
タコ釣らなきゃ…
などと、

葛藤していたら、


不意に右から声がしました。
大雨のため、
カッパのフードを被っていたし、
左の2人ばかり気にしていたので、
不意をつかれた形です。


空耳かと思ったら、
右に船長がいました。


不憫な私を見るに見かね、
雨の中、
わざわざ右舷から出て、 
前から回り込んで様子を見に来てくださいました(涙)

それとも、
前方のトイレのついで(笑)?


『エギの色が後ろの人と違うから、替えた方がいい。』
と、アドバイスしてくれたので、

エギ入れをボンと差し出し、
『どれが良いですか?』
と、丸投げな私。

あ、
しまった…

まともな、見せられるようなエギ持っていなかったんだ…
タコエギとして買ったのなんて、
1つもありません。


船長、
雨の中、カッパを着ていないのに、
時間をかけ、
1個ずつつまみ上げ、
じっくり考え込んでいます。


申し訳なくなってきました。
もういいよ…船長…


普通なら、
『何だこれ』とか、
『他に無いの?』とか、
『こんなんじゃ釣れないよ』とか、
叱られそうですが、


優しい船長、
ようやく、
『青は目立たないから、目立つのに替えな。』
とだけ、言いました。


『はい…』
青→金に変更。

大勢に影響が無いのは承知の上ですが、
せっかくのアドバイス、
有り難く従います。



小一時間経過し、

マイクのない大栄丸の、
情緒ある、
体育教師が使うホイッスルが、
弱々しく『ヒュル〜リ』と鳴り、
おしまいとなりました。


船中3.3.1
かな…たぶん…

バケツが空の私に、
『釣れたの?』と、
いちおう聞いてくれた船長、

人差し指立てて、
『ちっちゃいの1杯釣れました。リリースしました。』
と言う私に、


『リリースしたの?1杯釣れたの?』
と、
私に念押しした船長、
私が1杯釣っていたと分かると、
少し安心した顔になりました。

まじ、優しい人だな…
今日、
唯一救われた瞬間でした。


リールは…
船長にも、周りにも、許される範囲だったかな…
次も使いますよ〜



フグのご機嫌も…
残念ながら、
よろしくはなかったようで、


朝、
女将が元気いっぱいだった弘清丸ですが、
釣果欄の更新はされませんでした…


本来
当たり前というか、
そうあるべきですが、


光来丸は、
貧果でも正直に釣果欄を更新します。

光来丸はフグ。

Mさん、
いい笑顔。
土砂降りでも笑顔(笑)




帰宅

『また、坊主?せっかく冷凍庫のスペース空けておいたのに…』

『正確には坊主じゃないんだけど…』


『持って返って来なければ、坊主と同じだね。』


激しく小突いても、
リズム良く小突いても、
ゆっくり小突いても、
どうやってもタコの反応がなく、
この先どうしたものか…
心が折れました。



翌朝

目が覚めても1人反省会は続きました。
ああしようかな、
こうしようかな、
いや、
かつてやったけど駄目だったじゃん…
打つ手ないな…
仕掛けはシンプルにやりたいしな…
 
悶々と自問自答を繰り返し、


窓辺から外を見て、
何を見るともなく、ぽけら〜っと、
上の空…

我ながら、ちょっと重症かな(笑)



『どうかしたの?』


『タコが釣れないから、どうしたもんかと思って…』


『タコごときで…元気だしなよ…』



ごとき…(笑)

笑ったら少しだけ元気出た気がするよ…
ありがとう。




さまようタコ

2023-02-10 12:04:25 | タコ
2023.2.4(土)

那珂湊 大内丸


新年明けまして、
さまよっています。

1/9 タコ坊主やらかし、
1/15 風で中止になり、


タコ、いよいよ釣れなくなったのか、
もはやタチウオ船ばかり…


1/22 ようやく見つけたタコ船は1/29の大内丸でした。
予約しました。
とはいえ仮予約です。
タコ・タチウオどちらにするか未定なのです。
3日後に決めるとのこと。

ま、これでひと安心。
やれやれでしたが、

ちょっと気が変わりました。

1/24 茨城県内の凍結スリップ事故多発のニュースが流れてきたからです。
凍結怖いよ〜


ま、結局、

1/25 大内丸の1/29はタチウオに決定し、
私はキャンセルとなり、


すご〜くがっかり。
ちょっと安心。


今シーズンのタコ、もうおしまいにするか…
それとも、
スポットでやる船を探し、
凍結が無いようなら、直前に予約するか…


平和すぎる悩みとはいえ、
悩みました。


そして翌日、
1/26 9:00からは、
光来丸のタコ予約受付でしたが、

週末に予約を入れるとなると、
9日先なので、
凍結するか予測できず、今回の予約はスルーしました。
バイクの私だけ直前にキャンセルしたら、船長に顔向けできませんから…

あ〜あ…


東京湾のスミイカにするか…


同日の夕刻、
1/26 17:00、
頭の中、すっかりスミイカになった頃、

大内丸から、
『2/4タコ出船します。』と、
LINEが届き、
にわかに嬉しくなっちゃいました。
でも無理か…
でもOKしたい…
うぅぅぅ。

タコに未練タラタラじゃん。
(釣りバカなんて、チョロいもんです。)


葛藤すること5分。


電話し、
LINEの礼を述べ、
バイクだから凍結が怖いと伝え、
席が空いていたら直前に予約しますと、
結局、
やんわり断りました。


すると、

『大丈夫ですよ。予約入れておいて、後でキャンセルでも構いませんから。』


優しすぎる言葉にクラッときましたし、


ていうか、
席順について尋ねると、
予約した順に、当日好きな席を取るシステムっていうじゃない…
今、予約した方が得じゃん。


むくむくと、スケベ心が湧いてきて、
『では、予約します。』って、なりました。


はは…船長にあっさり釣り上げられました。
本当にチョロいな(笑)

女将に呼ばれた順に乗船します。
5番目に呼ばれ、
狙っていた、右舷1番に入れました。
しめしめ。
なんだかもう釣れた気分です。
(アホです。)


かねてより、
右舷は嫌だとほざいてみたり、
とはいえ、
右舷ばかり釣れるなら、
またぞろ右舷に舞い戻ってみたりと、
私は信用するに値しない男です。
決して信用などしてはいけません(笑)


17~18人の大盛況です。
(右舷は9人でした。)
私みたいなタコ難民も寄って来たのでしょうか?


毎回似たようなこと言ってますが、
今回も私には秘策がありまして、

スピニングリールを用意しました。
凪のとき、
1人ぶん投げて、違う場所を狙おうという魂胆です。

スピニングリールは巻く力が弱く、
30号オモリのフグ釣りですら、
まともに巻けなかったことがありますので、

それなら、

マグロ釣れちゃうスピニングリールはどうよ。
10万円超えちゃうのかよ、まじかよ、
イヤイヤイヤイヤ、
ムリムリムリムリ。


おや、
2万円しない、

okuma アゾレス10000P
とかいうモデルがあるじゃんっ
てなって、
この看板が目印のキャスターハウスで実物を見せてもらいました。


とにかく巻く力が強いのが欲しいと、店員さんに駄々をこねると、


ならば、断然こちらの方が強いですよ。
ギアが違います。
うちの社長、マグロ釣りするんですけど、
ゴリ巻きするなら、
DAIWAのソルティガ、
SHIMANOのステラよりも巻けるって言ってます。

まじすかっっ
2万円しなくてそんな凄いの買えるんですか…ってなかんじで、

PENN スラマーⅢ6500、買いました。
チョロい客ですね。


ルアー専門店ですので、
私にはこれまで縁遠い店でしたが、
レアな品揃えが魅力。
キャスターハウス、また来ま〜す。



となりの方は大内丸の常連さんで、

『船長はメバルとか根魚は上手いんだけど、タコもタチウオも外してばかりで駄目なんだよ。上手いのはメバルだけだよ。』

とか、

『タチウオやってもタナ、言ってくんないもんな。』

とか言ってますが、
なんだかとても嬉しそう。
大内丸が大好きなんですね。


実際のところ、
釣れない日に乗っただけなのだと容易に察しがつきますし、

よくよく聞けば、
タチウオは底にべったりだったそうで、
タナは聞くまでも無かったそうです。


大内丸の釣り物なら、ひと通りやり込んでいるとみえ、仕掛けがとても凝っていました。


最初はサンマ付けて、テンヤでした。
手釣りしています。
巻き取る時だけ、竿と電動リールを使います。
以前、大栄丸の常連Sさんがやっていたスタイルと同じだな。


釣れないとみるや、
3本のエギが川の字になる天秤を付け、竿釣りに切り替えました。

さらにタコ釣りボールに、

オリジナルのミンチをスプーンで詰め込んでいます。
アジ釣りのイワシミンチをもう少し茶色くしたかんじです。
秘密兵器じゃん(笑)


『それはなんですか?』
と聞くと、


しばし沈黙の後、
『秘密です。』
とのこと。

『あ、失礼しました(笑)』

さらに、しばし沈黙の後、
『カニすり潰したのとか、色々入っています。』
少し教えてくれました。
いやはや研究熱心ですね。


え?

それでスピニングリールどうだったんだよって?

そんでもって釣れたのかよって?


スピニングリールは、
スピニングリールだし、それなりに飛びましたよ。
下手くそなので、想像していたほどではありませんでしたが…


風そこそこ吹いていて、
船そこそこ流されて、
右舷だから、
着底する頃にはすぐ手前に戻され、
これ、投げる意味…無いじゃんってかんじ…


問題は、

人差し指が痛いってこと。
海水と真冬の風にやられたうえに、
オモリ80号分のPEラインが食い込みます。


手袋してないし、
指あての発想無かったし、
投げるの、怖ぇぇ…
怪我しなくて良かった。


ゴリ巻きパワーは、
マグロ釣るってくらいですから、
小型両軸リールよりは強かったかな…


問題は、

私に力が無いってこと。
ゴリ巻きするには力も必要なのだと知りました。
力のある人にはオススメしますよ〜

電動リールの方がはるかに楽だな。
当たり前か。


なんかね、
とことん釣れません。
釣れる気もしません。


右舷9人のうち、3~4人釣れたかな。
右舷では、ヒラメ2枚、カサゴ1匹釣れました。

スケベ仕掛け(二刀流仕掛け)を使用している人が大半でした。
タコエギの上に枝スを出して、死んだイワシを付けています。

はは〜ん…
受付の時、イワシ餌を買っている人をちらほら見て、
エギに巻くかと思いきや、
ヒラメ用だったのね。


はは〜ん…
右舷を見渡してみて、
竿の振り方が妙におとなしいと思ったのは、
タコよりも、ヒラメを意識してのことだったのね。


後半、
オマツリかなって手応えがありました。
タコのムニュ…では無く、
こすれるような、重たいかんじ。

オマツリにしては重たすぎるかんじもします。
周りを見ても、該当者はいない。

『タコじゃないですか?』
なんて、声もかかりましたが、
違う気がする。


別の糸が引っかかって上がって来ました。
やっぱりオマツリか。
でも、変な角度…
あ、海底に沈んでいた誰かの仕掛けか。
ていうか、
竿とかついたまんまくらいの重みがあるぞ。

いや、違う、何だコレ…
錆びた針が等間隔に付いている…
延縄じゃん…

仕掛けてあるやつなら、上げたら駄目じゃん。
あ、
いや、
ウス汚れた縄のかんじと、錆びた針を見ればそれはない。ゴミだな。

20m位、手繰りました。
終わらねぇ。
コレ、何mあるんだ?
数百mとか?
数千mとか?


どうせ釣れない私には楽しく感じもしましたが、
大内丸の営業妨害にならないか?
海に戻した方がいいのか?

ほんの7秒、たたずむ私。

『前のお客さん、全部手繰っちゃって。海に投げないで。』

船長、良く見ています(笑)
私の僅かなためらいも見逃しません。
あまりマイク使わない船長でしたけど、
ここぞというときのマイク。
いやはやさすがです。


終わりの見えない作業が延々と続き、
『まだやってる。』
『船長のご指名入っちゃったからな。』
とか、同情のささやきが後方から聞こえ漏れてきます。

ざっくり100m。
終わりました。

今シーズンのタコ、
終わります。
釣れているタコ、小さかったしな…


タコ0~3
ヒラメ0~2
『北の風に南の潮で流れ悪く釣果伸びず。』


…とのことでした。

左舷に上手な方が居たようです。
右舷はほぼ坊主でした。
となりの常連さんも仲良く坊主。

けっこう流された気がしたのは、
気のせいで、
風と潮が喧嘩しちゃってたんですね。

むずかしいな。

となりのバケツではありません。

2023-01-20 21:22:38 | タコ
2023.1.9(祝)

大洗 光来丸



光来丸では、

ワンシーズンで3回、
タコで竿頭になると、
タコ神様に認定され、
タコ神様ステッカーがもらえるのですが、
ワンシーズンで3回って、
船長、
客の心理を読んだ上手い作戦ですね(笑)


クーラーに、
タコ神様ステッカーを貼っている人を見かけたら、
畏敬の念を抱かずにはいられません。


そんな、
タコ神様に光来丸で初めて認定された、
初代タコ神様が、
ブログを通じて知り合ったMさんなのですが、


仲良くしていただいているのを良いことに、
LINEで、
勝手に弟子を名乗ったところ、


『あれ、弟子でしたっけ…弟子なら釣果は常に師匠以下、それ絶対ですから』

とのこと。
言質、取りました。
『法定追認』です。

師弟関係成立です(笑)




1/8(日)師匠。
1/9(祝)弟子。


1日ずれて、
同じ左舷1番。

北西の風で、
横流しすると、
こんな感じかな。
私は左ミヨシ、
嫌な予感しかしません。


風は同じ北西風。
上に示した図で言えば、
潮ケツというか、風ケツ、

悲惨な釣果が予想されます。



師匠から、
『大き過ぎて手が食われるかと思いました』と、

自虐LINE。


センスあるな(笑)



『そこそこ流れ良く、右舷トモからポイントに入っていったので、左舷ミヨシはおこぼれ拾いでした。トータル4杯でした。』 


とのこと。

ていうか、
それでも4杯釣るんですね。
流石としか言いようがありません。



同じ北西風でも、
私の乗る1/9は、
風が弱く、
横流しもままならない場合、
エンジンで引っぱる、
エンジン縦流しとなり、
ミヨシ有利です。

かくなる上は、凪だのみ(笑)


ところで、
しぶる師匠に、
竿は何を使っているか聞き出し、
まねっ子しました。


『魔法の竿ではありませんよ。』
と、たしなめられましたが、


釣れる気しかしません。




前回、手巻きリールで大ダコ逃したので、
今回は電動リールです。


予報がハズレ、
凪ではなく、
ばっちり北西が吹いています。


ま、
同じ条件で、
師匠は4杯釣ったし、

ま〜、なんとかなるっしょ。

よっしゃ、来い来い、大ダコちゃん。



船中1杯目は左舷7番(左舷大ドモ)でした。

左舷に限っては、
彼1人だけ釣っています。
1人勝ちです。


先ほどの絵が正しいとすれば、

誰にも邪魔されないし、
釣りやすい、
最高の席ですね。


6時~10時頃まで北西の風があり、
右舷は釣れていたようですが、
左舷はやはり…キビシいな…



釣れないまま、すでに10時。
残り2時間です。
風が無くなりました。


ここまでアタリすらなし。
エサのアジすら無傷で、
清々しいほど気配なし。


大洗で、
こんなの初めて…
坊主の2文字が脳裏にちらちら。

10:00

師匠…
同じ条件で4杯釣るなんて…



10:10
ヤバい人を発見しました。
Kさんです。

船長が、『私が見てきた中で、タコ釣りが1番上手い人』と言う人です。


師匠が、『とんでもなく上手い人』と言う人です。


師匠の知り得た情報によれば、
元々、
鹿島がホームグラウンドで、
鹿島では、『タコ釣り先生』の異名を持つとか…



Kさんは左舷トモ2番。
私からは遠いですが、
まねっ子作戦、やるっきゃ騎士。
真横見ながら釣ってやる。


過去にも2回一緒でしたが、
左右別々でしたので、
見学できるのは、初めてです。

ラッキーっす。




そんなKさんですが、
今日は左舷で苦戦しているようで、
釣れていないから目立たず、気付かなかった…とも言えます。


風が無くなり、
船が流れず、
左舷は払い出さなくなったので、
Kさんはスピニングタックルに変えたのです。
1人ぶん投げるもんですから、
目立ちます。


10:20
いよいよ、風が無くなったのか、

北へ走ったり、
沖へ走ったりしだしました。
釣らせようと、船長も苦心しているのですね。


しめしめ。
そろそろエンジンで引っ張ってくれないかしら。
ちょっと胸が高鳴ります。


仕掛けが後方に少し流れ、
いよいよエンジン流しもしているようです。
こうなれば前の席が有利です。
前から新しいポイントに入ります。


おやおや。
Kさんが連荘でタコを上げました。


Kさんは30mくらい投げます。

なるほど。
30m投げれば誰もやってないラインに入れられるってわけですね…


Kさんは小突いたりしていません。
ちょん、ちょん、ちょん、と優しく手前にサビいています。
例えるなら、シロギス釣りでしょうか。

手前までサビキ寄せると、
手返し良く、
くり返し、
誰よりも早いペースで、何度も投げています。


たまに大きく、ブワンブワンブワンブワンってシェイクし、
ステイし、タコに間を与えたりして…なんか、独特…


真横を見て、
サングラス越しにKさんを観察していますと、
Kさんも私の視線に気付いたのか、私を見ているようです。


何見てんだ、あいつ?
ていうか、知り合いだっけ?
とか、思っているだろうな…


ついには、
Kさんばかりか、
他の人達も、私の怪しい視線に反応し、私を見返すようになりました。


いやいや、
あなた達は見ていないんだけどな〜(笑)

さすがに、見過ぎたかな…



中乗りのIさん情報によると、


Kさんが、
『今日はお手上げだよ』って言ってたそうで、
ようやく現在2杯とのこと。


その2杯を釣ったシーンは見たので、
ついさっきまで坊主だったのか…

となりの大ドモがパカパカ釣っているあいだ、
プライドズタズタだったろうな…


大ドモとは違い、
後方には投げられないので、
Kさんの席だと、右舷にタコを抜かれてしまうラインだったのでしょう。
タコの数が少ない時期はシビアだな…


竿頭取って当たり前の人は、
周りもそう見るし、
ハードル高いよな…


いやいや…

人の心配している場合か?
しかも、
Kさん、終了間際にもう1杯追加しているし…



後半、左舷も釣れだし、
1人、また1人坊主を抜けていきました。



すると、

『〇〇さん、プレゼント!』


不意にボチャンと、タコが投げ込まれました。

Iさん、ありがとう。


聞けば、
右舷は坊主無し、左舷は坊主3人(涙)


Iさん、ちょうど3杯釣ったそうで、
グッジョブでした(笑)



船中0~6。


無念の沖上がり。


弟子は師匠に、
もらったタコの写真を送りつけました。
コメントは書きません。
私が釣ったと思うはず〜
うっしっし。


すると、

す…するどい…


お、奥しゃん…(涙)

奥様も私のブログを読んでくださっているとの由、
行動パターン、読まれています(笑)


今回のブログタイトルは、
奥さまに捧げます。

『となりのバケツではありません。』



帰宅すると、
うちの嫁は開口一番、
『この、坊主野郎!』

ちょっと言い訳しそうになる私に、
間髪入れず、

『坊主野郎は何を言っても無駄だね。所詮、坊主野郎だし。』

とのこと。

返す言葉が見当たりません。


右舷のタコは、やりづれぇ…

2022-12-30 08:50:56 | タコ
2022.12.25(日)

大洗 光来丸



渡りダコ、
人気につき、
12月の光来丸は予約が取れないでいましたが、

キャンセルが出て、
乗れることになりました。


ただし、
私の苦手な右舷です(笑)



さて、

光来丸に、
『蛸神様』が数人存在します。
恐れ崇め奉られる変態です。


蛸神様は、
ワンシーズン、3回竿頭になると認定されます。


そんな蛸神様に最初に認定された、
初代蛸神様である、

変態Mさんですが、
なんの因果かマッポの手下、
スケバン刑事麻宮サキで、

私のブログ読者で、


今日は、
そんなMさんに釣行後、
『お食事でもご一緒にいかがですか』と、
デートに誘われていて、


これはもう、


『ウロコナイ、許さんぜよ』と、
ヨーヨーと竹刀でボコボコ確定です(笑)



Mさんは左舷1番、
私は右舷6番(トモ2番)ですので、
対角線上に真逆、
残念ながら、離ればなれ。




Mさん情報では、
私の右となり、
『右舷大ドモの、Tさんは上手いです。竿頭候補です。』
とのこと。


よし。
今日はTさんから学ぼ〜(笑)



Tさんは、

『中野さ〜ん、今日はどのポイント行くの?』
って中野船長に聞くほどの常連っぷり。


こりゃ、
本当にたくさん釣りそうだ…




第1投目。


『ここのところ、暗いうちは釣れていません。我慢です。今日は大型狙いです。小さいのは狙いません。根がかりに気を付けてください。気を付けても根がかりはしますが…』

と、アナウンス。


大型狙い、いいですね〜
渡りダコ釣るよ〜
坊主上等ですよ〜
あ、いや、坊主はイヤけど…


オモリ指示は、
右舷80号、左舷60号ですが、


うおりゃ。
120号をドボン。


過去の釣果欄にこんな記述がありました。


2021.9.8
『右舷のお客様は、仕掛けに付け物が多い時は120号持参しても良いです。』


右舷が苦手で、
何とかしたいあまり、
しょっぱなからの120号です。
反則っぽいけど、
良いでしょ。

念のため、
80号も持っては来ています。



『オモリ、何号使っていますか?』
Tさんに、沖上がり間際に聞かれ、
120号と答えると、


『重くしても、同じでしょ。やっぱり流されるでしょ。多少、底立ちは取りやすくなりますけど。』

と、教えて頂きました。


デカいオモリを使っていて、
しかも、
流されて苦心していることまで、お見通しでした。
Tさん、流石です。


120号でも駄目…
今日、心に誓いました。
もう、絶対に右舷には乗るもんか(笑)



船長の予言どおり、
暗いうち、すぐには釣れません。

ようやく、

アナウンスが入り、
『型を見たので、左舷だけ水を出します。』


伝言ゲームで、
左舷ミヨシが釣ったと分かりました。
お〜…流石、Mさんです。



ちなみにですが、

釣果写真のMさんは、
いつも弾ける笑顔で、眩しいです。
見栄えの良さは、
若さもあるからだと、ひがんでいます。
最低ですね。


ひねくれ、
しょぼくれ、
貧果で写真も撮ってもらえないオヤジの、
ジェラシーです。



はて、

どれくらい、
右舷は釣れていなかったっけ…

たしか、
1時間は誰も釣れなくて、
ようやく前の方で1杯釣れて、

その後すぐ、
私の左隣の方も、
小型ですが、1杯釣りました。
(名前が分からないので、Xさんとします。)


Xさんは、
釣り上げるまで、
タコが付いているか、分からなかったそうです。


そしてまた、沈黙の右舷。
渋いです。



トイレに来た船長に、
Mさん、何杯か聞きますと、
朝釣った2杯のまんまとのこと。
左舷も苦心しているようです。


開始2時間後…
なぜか突然、
ゴールデンタイム、私だけ。
どうしたどうした?
ヤバいんですけど…


1杯目。
モニュッ。
おっ、来ました。
タコちゃんのシグナルです。
たまらん。
たまらんな。

そのまんま、
ぐんぐんぐんぐん小突き続け、
うお〜りゃ。

2~3回巻いて、
よいしょ〜っと、追いアワセ。
完璧。
こりゃ、たまらん、楽し〜


期待したほどの型では無かったですが、
まあまあの型。
1kgあるのかな?
800gくらいかな?
600gくらいかな?
実はさっぱり分かっていません。


2杯目。
立て続けに、
モニュッと来ましたよ〜
うっしっし。
はんはんはんはん小突きを続け、
うお〜りゃ。
もういっちょ〜っと追いアワセ、
同じくらいの型が釣れました。



なんと、再び、モニュッと来ました。
どうしちゃったんだ…連荘じゃん。
タコが急に寄って来るじゃんか…


ねちねちねちねち小突き続け、
そろそろ良いかな〜
うお〜りゃ。

ぬぬぬぬぬ…
重っっ…
ぐぎぎぎぎ…ま、巻けない。

いや、巻ける…
根がかりじゃない、タコだよ。
ヤッバイね、こりゃ、デカい…


2kg級のタコとは別モノです。
4kg来たんじゃね…
こりゃ来たね…
ゆっくりとしか巻けません。

バレるなよ〜
バレるなよ〜
う〜ん、巻けない…バレちゃうよ〜
ぐぎぎ、ぐぎぎ、
のろ〜りのろのろ巻きます。

Tさんが、
『石井さ〜ん、出番だよ〜』
舳先の石井さんを大声で呼んでくれました。
あ、あざーす。


『あと、20m位?』と聞かれ、
『いや、10m切りました…』
いよいよ、もう少し…

わくわく過ぎて、思考回路が麻痺。
もう少しでご対面…
7m、6m、5m…

ス〜ン…軽くなっちまいました…
え…まじ…
ウソだろ…

嗚呼…
こりゃ夢に出るよ(涙)


ですが、

このあとも私の快進撃は続き、
モニュッと来て、
乗せて、
バラして、
すぐに落とし、
たぶん同じタコを速攻で乗せて、
これで3杯目ゲットです。

出来過ぎです。



竿頭候補のTさんとしては、
心中穏やかではありません。

急に、
となりのヘナチョコがバンバン乗せてる状況です…


Tさんからの質問です。
『玉が付いてるそのエギは、どこのメーカーのですか?』

嬉しい質問です。
激安メルカリ品です。
玉は自分で付けました。


前回のおさらいをしますと、

アイの部分があまりにも、
モロかったのです。


捨てるのは忍びなく、

残りのエギのアイも引っこ抜き、

穴あけて、

丈夫なクレンサルカン、付けてやりました。
ミツクリザメモデルっす。


玉効果で、
バケツの海水の中でも、
蛸嵐γの水中姿勢と同じく、
斜め45度の姿勢を取れていました。
しめしめ。



バチが当たったのでしょうか?

エギを見せびらかし、
得意になった私に、
急にタコが来なくなりました。




そして、
眠れるTさんを起こしてしまいました。

漫画みたいな展開です。

今度は急に、Tさんタイム。
ひと流しで、ババッと2杯釣り上げたのです。
私が急にハマったように、
Tさんも急にハマったのです。

タコって、不思議…



たしかその頃、
いや、もう少し前だったか、
Mさんが偵察に来ました(笑)

トイレのついでに高みの見物でしょうか…

しかし、浮かない顔です。
何杯か聞くと、無言で人差し指1本。

ん?

船長がMさんは2杯って…

船長は勘違いしているそうで、
しかも、釣れた1杯はチビタコちゃん。
人差し指と親指で、
タコの頭のサイズを教えてくれました。


Mさんの方ばかり釣れているように思っていましたが、
隣の芝は青かったのか…



後半、
別のドラマが待っていました。

Xさん、
その時点で小タコ1杯、
手が合っていなかったのですが、

これまた、急にハマったのです。



デカいの乗せたようです…
が、
後ろとマツってしまいました。

大タコが潮で流されたようです。
右舷はこれも怖い…
船底に張り付いたら、THE END。



私もハラハラです。

船長に『マツってる』と、大声で伝え、アシストします。


ずいぶんモグリ込んでしまったので、
はた目に、もう駄目かと思いましたが、何とか無事に取り込めました。
危なかった。


デカっっ。
タコの頭のサイズがエグい。
4.8kgありました。
出ました。
これが最大級のタコか…


洗濯ネットいっぱいにウネウネ、
太い足を動かし、
バケツからあふれそうなサイズです。
写真、撮らせてもらえば良かったな。


私がバラした巨タコもですが、
この巨タコも夢に出るな…
嗚呼…



Xさん、
すぐにまた、
でっかいの釣りました。
たぶん、3kg超え。
羨ましすぎます。


『バケツいっぱいですね。私のバケツなんて、スカスカですよ。今のもデカいですけど、さっきの見せられちゃうと、小さいですね(笑)』

なんて声を掛けました。

自分はデカいの、釣っていないくせに…
なんて失礼なやつでしょう…


Xさん、
『同じ3杯ですよ。』
なんて言ってくださいましたが、


わずか2m、
すぐ隣、
Xさんの快進撃は止まらず、
その後も、
デカいのばかり連荘…


やってること、
そんなに違わないはずなのですが…


船長もびっくりしていました。
バケツもびっくり。
7杯。
堂々の竿頭(蛸頭)。

おめでとうございます。
後半、何が起きたのかしら。


ちなみに、
Xさんのエギは3つ。
白の赤ヘッド&白&黄色とか…
エサ巻きは無し。

コンビニ白ビニールビラビラをエギのすぐ上に付けていました


でもね、
私は仕掛けではなく、
小突きなんだと思う。
仕掛けは朝から一緒で、
後半、突然釣れたわけですから。


Xさんに続いて好調だった、
右舷3番の方、
後半数を伸ばして5杯でしたが、

沖上がり間際、
気づきました。

2人の竿の小突き動作がシンクロしてるんです。
どちらかが、真似たのかも知れません。
強すぎず、弱すぎず、一定のリズム。
休まずに、間は入れず、
竿先の反動、しなりも活かし、
ピヨンピヨンピヨンピヨンです。
ピョンピョンピョンピョンではありません。
竿の調子もそっくりだったな。


当然、真似ました。
残り時間ほんの少しで、
釣れませんでしたが…



風が吹いて、若干早めの、沖上がり。

目には焼き付けました、あのリズム。
すぐに釣りに行きてぇ〜
残像が残っているうち…


私は3杯。
Tさんは2杯。
2人とも、いっときのフィーバーで終わりました…


Mさんは3杯。
どうした、Mさん…
私の知っているMさんの実力はそんなものではない…


船中0~7杯でした。



泣き言①

右舷のタコは、まじ、苦手。
投げても戻され、着底すれば真下。
底に置くなら、
ズリズリ…
すぐに船底をこする手応え。
巻き直すか、
底に置かない釣りしかできない。

どうしても好きになれない…


泣き言②

私の真下にはスクリューがあります。
後ろとマツって、
ほどいてもらっている間に、
この蛸嵐γ、
海の藻屑と消えました。
実は、
今日の3杯、全部コレだったんだけどな…
逃した巨タコもコレです(涙)



船長のコメント。

2020.11.23
『エギを変える、竿の振り方を変える等、色々やってみてください。釣れないのに同じ釣りをしてしまうのは、もったいないです。』

身に沁みました。

24本足タコ。


そうだ。

右舷1~4番の方々は名古屋から来たそうで、

下船後、
『バイクで来たんですか?』
と驚きつつ、
にこやかに、お声掛けくださいました。

いやいや、
名古屋って、


あなた達の方がはるかに変態です。
しかも大雪が降って、
10時間掛けて来たとのこと。


『そうまでして、タコ釣りたかったんですか?釣ってる時間より、車運転してるじゃないですか〜』


私の失礼なツッコミにも、
終始にこやかで、かんじの良い方達でした。

名古屋から来てでも
そりゃ、デカいの釣りたいですよね。


釣果欄で、
『大阪から新幹線で来た』
ってのも、見たことありますし…


渡りタコ人気、恐るべし…



藤富丸の女将と船長

2022-12-16 20:35:07 | タコ
2022.12.11(日)

大洗 藤富丸


最近、
頭の中、タコだらけになって、

光来丸の釣果欄(2018~2022)を、
すべてを読みました。
ここまで来ると、
研究熱心を通り越して、
ヒマ人ですね(笑)


メモをとりつつ、
3~4日で読破しました。
ふぅ〜



こんな記述がありました。


『PE2~3号がベスト。』
(2021.8.31)


『PE2~3号です。太いラインのお客様は、オモリを調整させて頂く場合がございます。』
(2021.9.11)

ヤバいヤバい。
私、5号でやってました。
速攻で、3号に替えましたよ〜




さらに、こんな記述がありました。


『竿頭6杯で20kg超え。今日は魚を巻いていたお客様によくのった。』
(2020.12.25)


『エサは魚が有効かと思います。ご持参ください。』
(2021.2.23)


『エサは光り物(サバ・アジ等)が有効と感じます。もしくは、輝きのあるエギを1本付けてみてください。』
(2021.12.23)



タコが小さい秋までは、
とり皮、豚肉、牛脂を勧めていますが、

渡りダコも来る12~2月になると、
魚を勧めているようです。


うひひ…
ヒントつかんだぜ。
読破した甲斐があったぜ。
(船長に聞いた方が早いです…)


てなことで、

近所でアジ発見。
半額のグデグデ品。
ま、問題ないっしょ。



当日。

早めに到着し、
船長来るまで30分、
サッカーワールドカップ、
モロッコがポルトガルに勝った速報とか見つつ、

寒いよ〜
カタールは暑いだろうな〜
いいな〜

と、

バイクの周りをブルブル、ウロウロ。

藤富丸。
予約時に座席指定できました。
いいね。
左舷1番。


軽トラで、
船長と女将登場。
船長、くわえ煙草です。
かっけ〜。


船長は操舵室の中。
女将も船に乗り込み、
客に指示して回ります。
仕掛けのチェックもしているようです。


ターゲット発見(笑)

『ダメダメ、天秤なんか付けても釣れないよ。外しな。サルカンは持ってるの?』

その剣幕にタジロギつつ、
客は素直に従っているようです。


女将にお声掛けしました。
『天秤ダメなの?』


すると、

『エギが動かないから。昨日もそこに座った3人組が全然言うこと聞かなくて、全然釣れなかったんだよ。こんな長い天秤、自作してきたんだよ。』

ジェスチャーによると、
30センチ位の天秤。

ふ〜ん。



釣らせたいという気持ちが、やや、あふれ過ぎていますが、
おもてなし。
ホスピタリティ。
慣れたら、癖になりそう。



次なるターゲット発見。
女将、船首からでっかい声で、聞いています。

『そこの貸竿のお兄さん、豚肉持ってないの?』

持っていないとみるや、
発泡箱から豚肉取って、
付けてあげて、
何やらレクチャーしているようです。

昭和の母ちゃんだな…
別け隔てなく、
よその子にも厳しく、
さりとて、面倒見が良いイメージ。


次に、
船べりに玉網をたくさん刺して歩き、


『となりの人のタコ、取ってやんなきゃだめだよ〜』


『釣れたら、大きな声でとなりの人に頼むんだよ〜』


『タコ入れる網は出しておいてよ〜』


『タコが釣れてから出したのでは遅いからね〜逃げちゃうからね〜』


もう、分かったちゅうねん(笑)
ってくらい、
くり返し聞こえる女将の声。


もはや、
船長のアナウンス、不要っす(笑)


もしかして、中乗りするのかな?

『中乗りで、乗るの?』
と、聞くと、


照れたように、
ちょっと、目をそらして答えました。
『もう40年、乗ってるよ。』


ふふ…かわいい(失礼)
今度はなんだか、
母ちゃんというより、子供っぽい(笑)


『よろしくお願いします。』
と返すと、

『今日はいっぱい勉強して帰ってね。』
とのこと。

『はーい。』


おやおや、
北でビカビカ光っています…

が、

この雷雲は離れていくので、
影響無いでしょう。

朝は凪。
10時頃から北風予報。
早上がりかも知れません。

南へ走りました。
期待を込めて、
スタートフィッシング〜

むむ…

昨日は良く釣れたようですが、
今日は渋いぞ…

流しかえをくり返しても、
なかなか船中、
タコの顔が見れません。


ようやく、

どこかで釣れて、
アナウンス。
『5:54、1杯目釣れました。』
なぜか、時刻付(笑)


船中ポツリ、ポツリ…
ポツリ、ポツリと釣れ…


私の仕掛けにも触ってる…

来たぞ、来たぞ〜
ドキドキするよ〜

ここで、
光来丸の釣果欄で習ったことを、
頭の中で復唱。



『重くなっても合わせず、クラッチ切ってラインを送る。糸が軽く張った状態でシェイク。聞き合わせして、重みがあれば豪快に合わせを入れる。最初の重みから最後の合わせまでは、20~30秒。』
(2020.10.29)


タコがエギを放しはしまいか、
ハラハラしつつの、
20~30秒は長い…


どれくらい待てたかな…
20秒我慢できたかどうかは…不明。

そして、
緊張の聞き合わせ…

よし。

まだ、重いんじゃないの〜
たるんだ糸、巻き取り〜の、
下から、

せいやっっっ

ぐっにゃ〜ん
ぬぬぬおオォ

ヤリイカ竿が曲がります。
これは、良い型でしょう〜


『前で乗ったよぉ』
ボソッと、業務連絡っぽいアナウンス。


分かっているわよと、
女将は、既に横でスタンバイ。

藤富丸、
サポート体制、抜かりなし。


魚釣りのセオリーどおり、
竿を立てて巻き始めると、

女将の指示。
『竿は真っすぐにして。』
『え?』っと、ためらう私に、

『真っすぐ。』
と、竿を下げさせました。

竿と糸を一直線にせよってこと?


なんで?
タコが身切れしちゃうじゃん。


船が持ち上がり、
テンションが大きくなった時、
竿の弾力が活かせないよ。

弾力だけじゃない。

竿を立てていれば、
船が持ち上がった時、
竿を下げることにより、
テンションを逃せて、
身切れを防げるのに…


考える余裕はなく、
女将のアドバイスには、素直に従う私。


ブログを書いていて、今、
2つ、思い至りました。


女将のアドバイス、一理あるかも…


身切れするようなタコは、捨てろってこと?

むしろ、
針から外れるタコを、減らせ。
テンションかけ続けろやってこと?

辻褄は合う。
針にカエシ、無いから。


女将の言うように
竿を下に構えていれば、
船が下がって、テンション抜ける時、
竿を上に逃すことで、
テンションをキープできる。

う〜ん。

考え過ぎか?
女将はそんな事までしろとか、
言ってなかったしな…



②中乗り歴40年の勘?

シロートが竿を立てて、
リーリングし、
ポンピング的なアクションが加わりがちになり、
テンション抜けてバラすのを、

40年見続けてきたから?


あ〜あ、
もう一押し、
女将に聞いておけば良かったな…


今度、光来丸で蛸神様に聞いてみよ〜


60mは出ていたし、
ゆっくり手巻きリールで巻く私に、
女将の問い合わせ。

『糸、最後は何色?』
『ムラサキ?』
『じゃあ、最後10mになったら教えて。』

すみませんね〜
もうちょっと待ってね〜
おお〜、良い型ですよ〜

無事、ネットイン。一安心。

玉網に絡んだエギを取ろうとする私に、
『先にタコをしまいな〜』
『逃げちゃうからね〜』


さらには、

『しっかり、閉めた?』
と、洗濯ネットを気にしてくれて、

『(バケツに)端っこ引っかけて、洗濯バサミで止めると良いんだよ。』
なるほど…


実際、
タコの野郎、良く逃げます。
私は逃げられたことはありませんが、

この秋3回、
となりのタコ脱走を阻止しました。 

視界の端っこで、何かが動いた気がしたり、
タコと目が合ったりします。


注意力があるというより、
注意力散漫なのか、

隣のタコ、いいな〜と、
隣のバケツをチラ見していたからなのか…(笑)



タコエギ。
いままで、3~4つ付けていましたが、

今日は2つ。


光来丸釣果欄で、
ゴテゴテにするなって、
くり返し説かれていますから。



『仕掛けはシンプルが1番です。ヒラヒラやエギが多すぎると、潮で流されやすくなり、アタリを取りづらくなります。』
(2020.12.24)


『シンプル イズ ベスト。飾り物やエギの数を多くしても釣れません。仕掛けがタコより大きくなっていませんか?流されてオマツリ多くなっていませんか?』
(2021.10.19)

エギ2つにします…


ところで、
さっきのタコの仕業。
アジ、ボロボロ。


女将曰く、
『魚、ズッコケたら、ちゃんと縛りな〜』

茨城弁、良いな。



船長の声がまた、優しくてほっこり

細かい指示を出す女将に対し、
船長の指示は2つのみですが(笑)、

『いいですよ〜』

『あげてください〜』

に、ホッとさせられます。
声に人柄が滲み出ています。




おっ。
そんな藤富丸を推薦した光来丸発見。
昨日今日と、貸切で乗れなかったんです(涙)…


操船の邪魔ですが、
大好きすぎて、
ご挨拶。


『船長、おはようございます。』

『はい。○○さん。おはようございます。』

『すぐ後ろにいます。』

『はっはっは。頑張ってください。』



何やってんだか…
ごめんなさい…
次回は、そちらでお世話になります。


今日は左舷。
払い出し。
抱え込む右舷と違い、楽。

仕掛けを置き去りにできるし、
ときどき引っ張り、
ときどき置き去りってのもできます。
どのくらいの塩梅が良いのかな?


光来丸釣果欄を見ると、
こう
ありました。


『エギの流れを考えながら、タコの乗りやすい速度で底を叩いたお客様が釣る。』
(2019.11.15)


『船の流れるスピードを考慮したラインの出し入れを行うことが、釣果アップの秘訣。』
(2020.10.6)


難しい。
奥深い。

乗りやすい速度か。
速すぎはダメ。
でも、移動はさせろ。

いっそ、
タコになった気分。

『考えるな、感じろ』
海底を感じてみるか…


今日は、
2回、巻きバレしました。


ラインを緩め、
シェイクして、
バチコーンと乗せたのに…
しょぼんです。


女将が誰かにアドバイス。

『2~3回巻いたら、グゥ〜と、もう1回アワセるんだよ〜』

追いアワセ?
2度アワセ?

『いったん乗せた後に、もう1回アワセるの?』
女将に聞きました。


『そう。私はそうするよ。2~3回巻くでしょ。そしたら、グゥ~って、やるの。』

ジェスチャー付きでした。

豪快な鬼アワセのジェスチャーでした。

それか〜
2度も巻きバレしたのはそれか〜



ブログ書いていて気づきました。
フグ釣りとの比較。


フグでは2度アワセしている私。

絶対に刺さったフグを、
更に刺すのに、

エギに抱きついただけで、
刺さっていないかも知れないタコを、
更に刺さない手はないでしょう…


女将、ありがとう。
次回、やってみま〜す。



ところで、これ、
スパッと食いちぎられている…
エサの無い横もかじられている…
フグ?
タコ?
フグっぽい気がする。


南のポイントに見切りをつけ、
徐々に北へ北へ。



浮きスッテばかりでしたので、

最近、
安エギを大量に買い、改造しました。
ダイソーエギと、メルカリエギ。 
メルカリエギは中国製の特注品でした。
一部持参。


あれ?
ダイソーエギが忽然と姿を消しました。

軽い根がかりはありましたが、
サルカンのスナップは広がっておらず…


ん?
なぜ?



再び、
軽い根がかりのあと、

今度は、メルカリエギが、瀕死の状態で生還。


謎が解けました。

アイが抜けてる(怒)
弱い…弱すぎるぜ…
タコが乗っていなくて良かったです…



逆に考えれば、

普通のエギは、丈夫です。


東京湾で、
根がかり地獄の日でも、
今日みたいな事はありませんでしたから。


力づくで回収しても、
エギの針がひん曲がり、
エギが生還するか、

サルカンのスナップがひん曲がり、
エギが殉死するか、


のどちらかでした…

今回みたいに、
アイは抜けなかったもんな…



そろそろ北風がヤバい…
9:40沖上がり。

(赤い辺り、今日のポイント)


結局、朝の1杯だけでしたが、
型が良く、満足です。

タコの力が強く、
内蔵処理も一苦労。

船中0~4。


ほぼ、0~1でした。
4杯の人、上手い。

あざーす。
お土産、頂きました。


船長が申し訳なさそう。
でも、
ニコニコ。


『いや〜昨日は釣れたんだけど、今日はどこへ行ってもダメ。』


『バイクで来たの?どこから来たの?遠くから来てもらって、高速代も高いのに…いやいや、申し訳なかったな。』


『タコやって、こんなに釣れなかったの、初めてだよ。』


船長…最後のそれは嘘でしょ。
優しい嘘ですね。
ホレちゃいますよ。