以前は少しでも時間があれば本を読むのが好きでしたが
最近はついダラダラと過ごしがち・・。
一昨日の午後は雨が降り、久し振りに文庫本を読みました。
この半年、読書会で乙川優三郎さんの本が何度かを推挙されるので
その作者に興味を持ち「喜知次」という本を読みました。
内容は祐筆頭の子である日野小太郎が台助、猪平という身分は違うが
仲の良い友達と日々勉学に励んでいた。
その頃、藩では農民一揆が勃発しその騒動の中猪平の父親が殺される。
藩では家老たちの内紛がありその紛争に巻き込まれた結果の死ということで
仇という暗いものを背負うことになった猪平、小太郎そして台助もそれぞれ
成長していく。
その間に小太郎の家に花哉という可愛らしい女の子が養子として妹になり・・・
読んだ後、とても清々しい気持ちになれました。